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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4719号】「部落解放関東教区キャラバン」の成功を願って 第1回部落解放センター運営委員会

2011年3月19日
  1月31日(月)~2月1日(火)、教団会議室において今総会期第1回部落解放センター運営委員会が開催された。 出席者は30名。組織会がなされ、運営委員長に東谷誠(大阪教区)、書記に多田玲一(九州教区)が選出された。新しい運営委員が紹介され、毎回新しい運営委員が組織される度に確認してきた「運営委員の役割」が再確認された。常任運営委員会、活動委員会が組織され、また活動委員会や各担当も同時に承認された。また、新しく会計監査を担当する駒木和男監事(大阪教区)が紹介され、2名の会計監査監事が承認された。 定例の活動はこれまで通り継続されることが承認され、新しい予算が承認された。第11回全国会議の決算、報告書の作成が承認された。次回の全国会議開催地選定は継続審議となった。 今年6月から7月にかけて関東教区で開催される「部落解放関東教区キャラバン2011」の計画が関東……

【4719号】荒野の声

  ▼誰もが一度や二度は「さかだち」をした経験を持っていると思う。控えめに言っても、多くの人が何度も挑戦し、そして退けられている。その動機は、大抵健康問題にある。医者に勧められてという場合が殆どかも知れない。理屈では分かっていても、なかなか実行できない。体調不良の自覚があって、初めて、真剣に取り組むことになる。▼さて、覚悟を決めて、エイヤっとかけ声をかけても、最初からうまくはいかない。無理をしないで、少しずつ、少しずつだ。三日坊主に終わらないこと、継続することが、肝要だ。一ヶ月二ヶ月と続けられたら、次第に確かな効果が現れる。▼しかし、効果が出た時が、大きな危機だ。とりあえずの目標を達成する、体重が減る、体調が良いとなると、最初の必死な思いが、萎えてしまう。そして、目標を喪失し、気が付いたら元の木阿弥ということさえ。リバウンドだ。▼その時に、何かしら新しい動機付けがあったら、……

【4719号】過疎高齢化が激しい秋田県での開拓伝道

  秋田桜教会・下浜教会 教団の課題の深奥には、地方の問題が   秋田桜教会の誕生 「自立した教会の使命は教会を生み出すことである」。秋田市の中心部にある秋田楢山教会(1888年創立)の開拓伝道への幻によって、秋田桜教会は生み出された。1983年、伝道に着手し、秋田駅東側、新興住宅地である桜市に家を借り、秋田楢山集会所が開設される。開拓伝道専任の牧師として、雲然俊美、真理子両牧師が赴任し、全力を投じる。土地を購入し、秋田楢山教会の会員115名の内、17名が桜市の集会に移ることを決意。1988年、秋田楢山教会百周年事業として、会堂を建て、伝道所が開設された。その後、受洗者および転入会者が与えられ、1990年5月に第二種教会設立式、秋田桜教会となる。俊美牧師は、「自分に与えられた思いによってではなく、教会の業の中で開拓伝道に用いられたことが良かったと思う……

【4718号】会衆派の視点から見る教団の現状

2011年3月5日
  昨年の夏に開催された同志社神学協議会において、会衆派から見た教団の構造を「団子とそれを貫く串」とするモデルが提示され、参加者全員から、ほぼ異論なく受け入れられた(と思う)。 団子が各個教会であり、それを貫く串によって、その一体性が確保されているという意味である。 会衆派の伝統に立つ者の一人として、私もこのモデルに異存はない。ではこの串とは何か。私見では、それは教憲・教規以外には無いであろう。会衆派の伝統に立つ教会(また信徒)と雖(いえど)も、共有するルールは順守しなければならない。小学生でもわかる理屈である。 同時に、教団にはこのルール遵守のみが求められるのであって、個人の思想や政治的決断に関する事柄を「総会決議」によって拘束し、就中何らかの「方針」を過半数で採択することによって、各個教会に「体質改善」を迫るなどということは、会衆派の伝統から見た時に、……

【4718号】人ひととき 西海 昭延さん

  「エッファタ」との御言葉によって 2007年、日本で唯一の私立でキリスト教主義の聴覚障がい児学校、日本聾話学校の校長となった。大学時代に社会福祉を学び、就職を考える際に、教授に紹介されるまま見学に訪れたのが、この学校との出会いであった。それまで聴覚障がい児と向き合ったことは一度もなかったが、学校の生徒の屈託のない笑顔に魅かれ、そのまま働くことを決意。現在まで第一線に立ち、子どもと共に歩み続けてきた。 この学校の最大の特徴は、手話を使わない聴覚主導の口話法教育にある。人工内耳や補聴器によって、僅かな聴力を引き出し、愛情をもってひたすら語りかける。言葉は、コミュニケーションの手段であるばかりでなく、人間が思考し、人格形成をする上で決定的な役割を果たしている。子どもたちが聴き、話す力を身につけ、豊かな交わりに生きる人格として成長することを目指している。 この……

【4718号】出版局ニュース

  http://www.bp.uccj.or.jp ★新刊から 『聖書は語りかける』W・ブルッゲマン:著、左近豊:訳 現代を代表する旧約聖書学者が聖書全体から聞き取った、苦悩に満ちた現代社会に語りかける力強い神の言葉。2、310円 『サウロ--キリスト教回心以前のパウロ』M・ヘンゲル:著、梅本直人:訳 キリスト者以前のパウロの出自、教育、迫害者としての姿などを、ユダヤ教やヘレニズム資料を駆使して考察する。2、520円 『古代末期に生きた最初の現代人--アウグスティヌスに聴く』茂泉昭男:著 「正義の戦争」はあり得るのか?......。現代の問題を1600年前に考察していた思想家の叡智をやさしく紹介する。1、260円 『うさおとあるく教会史』しおたになおや:著 「うさお」とゆかいな仲間たちが旅するキリスト教2000年の歴史。歴史展開と偉大な信仰者……

【4718号】牧師のパトーナー 全国教会婦人会連合 牧師夫人研究委員会

  神からいただく導きの中で 森稚子(牧師夫人研究委員会委員長) 世界で最初の牧師夫人は誰でしょう。マルチン・ルターの妻カタリーナと言われています。それを知ったのは、第17回全国牧師夫人の会で千葉支区牧師夫人会の皆さまの発表によるものでした。時代は違えどもカタリーナは信仰を護るために、夫と教会、地域に仕えた女性でした。多くの人々の食事を賄うため、畑を耕し、品物を売って現金を得ようとする姿は、特に会堂建築などを経験した者にとって共感できる事柄でした。 牧師夫人研究委員会は、全国教会婦人会連合の小委員会の一つです。1967年に婦人伝道専門委員会が主催した全国集会で、「私の訴え」と題し、2人の牧師夫人からの率直な発題が行われたのを機に、牧師夫人の手による「牧師夫人生活実態調査」が発表されました。その結果、牧師夫人一人で担える問題ではなく、日本の教会全体の課題であるとし……

【4718号】消息

坂上昌二氏(小石川明星教 会主任担任教師) 10年12月2日、逝去。74歳。青森県に生まれる。'58年早稲田大学を卒業、'97年准允、同年小石川明星教会に赴任、'99年受按。遺族は妻・坂上昭子さん。 西川哲治氏(隠退教師) 10年12月15日、逝去。84歳。東京都に生まれる。'49年東京大学を卒業、日本基督教神学専門学校夜間部を終了し、'49年大塚教会に赴任、'51年豊島岡教会に名称変更、02年まで牧会した。遺族は妻・西川都美子さん。

【4718号】教区コラム 東京教区東支区

三宅島伝道100周年 倉橋康夫 当支区の特徴は、伊豆諸島を含んでいることです。伊豆七島の内、伊豆大島に2教会(大島元村、波浮)、八丈島に1教会、新島に1教会、三宅島に1伝道所があります。 夫々の教会には、長い歴史があります。波浮教会も創立は1946年ですが、前史を加えると、117年の歴史があります。三宅島伝道所の場合も、伝道所開設は1955年ですが、前史を含んで本年「三宅島伝道100周年」ということになります。 そこで、支区常任委員会の提唱で、記念事業を企画しました。第一に、「記念礼拝と祝会」及び「記念コンサート」を、6月13日(月)に行うこと、第二に、記念誌を発行すること、の2つの事業を実施するというものです。記念誌の発行は、来年度にずれ込む見込みですが、前者の礼拝と催し物は、期日を定めていますから、鋭意準備に取り掛かっているところです。 当支区には、このように離……

【4718号】宣教基礎理論策定に集中して取り組む 第1回宣教研究所委員会

  2月1日に第37総会期第1回宣教研究所委員会が開催された。今期の委員は《長》宮本義弘(沼津教会)、《書》長谷川洋介(石岡記念教会)、飯田敏勝(大曲教会)、上田光正(美竹教会)、熊江秀一(新津教会)、神代真砂実(東京神学大学)、寺田信一(海老名教会)で担当幹事は道家紀一、担当職員は新名知子である。 まず初めに宣教研究所規定に基づき活動を行うことを確認した。宣研の働きについては教団内にいまだに充分な認識があるとは言えず、資料収集やデータ収集をする機関と思われがちであるが、宣教研究所規定第3条には「この研究所は研究機関であり、本教団の宣教と教会形成に関する基本的、実際的問題を研究し、常議員会並びに諸委員会等に対して研究成果を報告して、教団の宣教活動を担う」と積極的な位置づけがあり、主の御前にこの責務を果たしたい。 続いて前期委員会よりの申し送り事項の確認を行った。……
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