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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4713・14号】三役の抱負・祈り 主の伝道命令に全力で従う決意

2010年12月18日
  「伝道する教団」へ 石橋秀雄議長 日本基督教団は第31回教団総会において「日本基督教団は21世紀に向かって伝道の使命に全力を注ぐ決意表明」をなし、さらに第32回教団総会において「日本基督教団は21世紀に向けて青年伝道の使命に力を注ぐ件」が可決されました。 小島誠志元議長、山北宣久前議長のお二人ともに、祈りと強力な指導力をもって「伝道する教団」へと導いてくださり、それが第37回教団総会へとつながったと私は確信しています。 この結果、今総会は、まさに、全教団的伝道体制を整え「伝道しなければ教会は滅びる」という危機意識を共有し、「主の伝道命令に全力で従う決意」を表明する教団総会であったと受けとめています。 1.伝道に盛り上がる教団 「伝道に熱くなる教団、伝道に熱くなる教会へ」と教団総会で議長就任の挨拶を致しました。 「御言葉が熱心に語……

【4713・14号】お知らせ

「教団新報」今号を4713・14合併号とし、次号は、1月22日に発行します。尚、教団三局は12月24日はクリスマス休暇、29日から1月4日は休業、5日より通常業務となります。 総幹事 内藤留幸

【4713・14号】クリスマスメッセージ 大いなる神の偉大な救い

  ルカによる福音書1章46~56節 説教 近藤勝彦(東京神学大学学長) 低きにいる人々に 「マリアの賛歌」は「わたしの魂は主をあがめ、わたしの霊は救い主である神を喜びたたえます」と歌います。その理由は、「身分の低い、この主のはしためにも目を留めてくださったからです」と言うのです。 「身分の低い」という表現には、サムエルの母ハンナが経験した苦しみに通じるものがあると解釈され、さらには社会的、経済的な低さとその苦しみを表しているとも理解されます。 しかしそれだけではないでしょう。マリアの「低さ」はイスラエルの苦難の歴史とつながっています(54節)。「身分の低い」という一言に、人類の慟哭の歴史が表現され、とりわけ世々の女性の悲しみが表現されています。 さらに、人間は誰もがこの「低さ」を経験するのではないでしょうか。低いところにある経験は、……

【4712号】消息

2010年12月4日
阿部信義氏(隠退教師) 10年9月28日、逝去。83歳。宮城県に生まれる。'58年関東学院大学を卒業、'59年受允、'62年受按、'59年より'97年まで豊岡教会を牧会し隠退した。その間、但馬日高教会、城崎教会、竹野教会、浜坂教会を代務した。遺族は、娘・阿部恵さん。 細川 静氏(隠退教師) 10年10月26日、逝去。87歳。北海道に生まれる。'53年日本基督教神学専門学校を卒業、同年稲城伝道所に赴任、八丈島中ノ郷伝道所(八丈島シャローム教会)を'95年まで牧会し、隠退した。遺族は妻・細川本子さん。

【4712号】「アジアキリスト教教育基金」事務局長募集

今般、私どもは、現任事務局長任期満了をもって、新事務局長を以下の要領で公募することといたしました。ふるってご応募くださいますよう、よろしくお願いします。       (理事長 船戸良隆) 《条   件》 ◎キリスト者であり、アジアの奉仕活動に経験、ないし関心のある方。◎男女、年齢は問いませんが、英語で充分なコミュニケーションのとれる方。◎原則として、土日祭日は休みですが、行事予定がある場合は出勤。◎給与は、当会規程により優遇。社会保険加入。 《応募先》 〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-18 日本キリスト教会館26号室 アジアキリスト教教育基金事務局 《締め切り》 2010年12月15日(水)必着 《問い合わせ》 ℡0554-68-8488(理事長 船戸まで)

【4712号】祈りに覚え、覚えられて

  ☆ 台湾基督長老教会 石連城総会副議長 台湾基督長老教会は2015年に創立150周年を迎える。これからの5年間、台湾基督長老教会は信徒一人一人に対し、日毎の宣教努力を積極的かつ外向的に展開するようチャレンジしていくつもりである。 東アジアにおいて少数派のキリスト者として、日本基督教団と台湾基督長老教会は特別なきずなで結ばれている。台湾の長老教会が政治、宣教において困難に直面した時の励ましと祈りに感謝する。 否定的なことを考えるのはたやすいが、主イエスが5つのパンと2匹の魚で何千人もの人々を満腹させたことを覚えてお互いに励まし合って行きたい。   ☆クリスチャンチャーチ(ディサイプルズ)と米国合同教会の共同世界宣教局 カシルダ・E・ルザレス同志社大学教授 私は日本において20年以上にわたって活動してきた。宣教師としてどのよう……

【4712号】第3回信徒交流の集い 牧師に比べ、信徒は50倍

  教団総会2日目の議事終了後、「信徒交流の集い」が開催された。06年、35回総会の際、「30余年ぶりの全国的な信徒の交流」を図って開催されて以来、今回が3回目。 挨拶に立った津村正敏さん(兵庫)は、「牧師と違って、信徒は他教区の人と交わりがなく、顔なじみも殆どいない。こういう機会を利用して、自由に話し合い、仲間を作りましょう」と呼びかけた。 総会議員を選出しなかった沖縄教区から傍聴に駆けつけた役員信徒2人、1日目に退席した京都教区の中で、席に留まり続けていた信徒議員1人も出席して盛大な拍手を浴びた。 セッション終了後、石橋秀雄議長、内藤留幸総幹事も直ちに来賓として駆けつけ、内藤総幹事は、「これまで100以上の教会に説教などで訪問したが、どの教会にも、黙々と支えている信徒の姿がある。人数でいえば、牧師に比べ、信徒は50倍いる。信徒の力が、勝負を決める。主に……

【4712号】解放劇『あなたの隣人とは』 差別がなくなるようにとの願いの中で

  2日目夜7時45分から、部落解放劇「あなたの隣人とは」が上演された。最初に東谷誠部落解放センター運営委員長から「部落解放劇は差別がなくなるようにとの願いの中で上演されてきた。北村慈郎先生の戒規決定以降、このような状況の中で解放劇を上演して良いのかを私も出演者も悩み続けてきた。それは、私は北村先生の事柄は人権侵害であると言い続けてきたからである。そのような中で上演を決定したのは、すべての差別がなくなる訴えをすると共に、このことも含めて解放劇を観て共に考えたいと願ったからである」との挨拶がなされた。 劇には大きく分けて3つのグループが登場する。信仰的信念を持ちすぎた牧師とその牧師を全面的に肯定する役員は教会的権威や律法主義を象徴している。それに対する形で部落出身の青年小林と、彼に寄り添おうとする石川が存在する。3つめのグループは石川の呼びかけの中で聖書を学び、変わって……

【4712号】伝道所関連、「合同のとらえなおし」、セクシュアル・マイノリティ関連、「沖縄宣教連帯金」他

  議案第29号「教規変更(伝道所関連)に関する件」について、活発な意見交換がなされた。賛成反対それぞれに、教規における伝道所の位置づけについての真剣な意見交換であった。 現状の伝道所の位置づけが曖昧であり、課題が多くあることが浮き彫りになったが、議案名から分かるとおり、教規変更には3分の2の賛成が必要であり、修正議案も出されたが、可決に必要な233に対し、修正議案賛成210、原案賛成199でともに少数否決された。 なお、現状を放置できないという点では、ほぼ共通した認識があり、今後も、伝道所の位置づけに関しては丁寧な議論が続けられるものと思われる。 議案第32号【「日本基督教団と沖縄キリスト教団との『合同のとらえなおしと実質化』特設委員会」を設置する件】について、前総会で一度同様の議案が否決されたが、西中国教区はそれでも沖縄教区といかに向き合うかを考えて、……

【4712号】礼拝 『この岩の上にわたしの教会を建てる』

  本総会中3回の礼拝がささげられた。 開会礼拝では、司式者の角谷多美子氏(安藤記念教会)が「二つのものを一つにして下さる神が、3日間の総会の上に、導きを与えて下さるように」と祈った。また日本基督教団信仰告白を一同で告白した。 イザヤ書53章4~6節とマタイ福音書16章13~20節より、疋田國磨呂牧師(大宮教会)が「この岩の上にわたしの教会を建てる」と題して説教。「あなたはメシア、救い主」との信仰告白、これは2千年間の教会の告白である。「信仰告白」の岩の上に、主イエスは教会建設命令を与えられた。陰府の力、死と罪の力に打ち勝って、教会は建てられる。私たちは現状を憂う、しかし教会は私たちのものではない。主イエスが、私のものと呼んで下さることにより、私たちは生かされる。主イエスの教会を立てていく限り、教会は永遠に滅びない。「死にも打ち勝つ」との主の約束があるから、と結……
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