7月29日、救援対策本部第14回(通算第48回)会議を、日本キリスト教会館教団会議室にて開催した。
会議の冒頭、釜石市社会福祉協議会の菊池亮課長より、「釜石市復興の足取りを振り返る『お茶っこサロン』の果たした役割」と題して、釜石の復興状況、被災地サロンが果たした役割、復興に関わる現在の課題等について報告してもらった。報告により、あらためて被災地においてお茶っこ活動が果たした役割の大きさ(被災者の様子や動向の把握など)を確認した。
会議では、6月30日現在、国内募金が10億2540万4690円、海外からの献金が4億487万6231円となっていることが報告された。
続いて救援対策室・担当幹事より、会堂・牧師館等貸付金返済状況、教団からの貸付金総額(16教会・2幼稚園に対して2億8035万3031円)、こひつじキャンプ開催予定等の報告と本部会計の報告がなされた。
被災教区報告として奥羽教区からは、江刺教会が新礼拝堂建築のために現礼拝堂を取り壊したこと等が報告された。東北教区からは、同教区で呼びかけている全国募金の状況、今後のエマオ仙台および「いずみ」の活動についての検討状況等が報告された。関東教区からは水戸中央教会が献堂式を行ったこと等が報告された。
審議事項においては、「いずみ」・北日本3教区親子短期保養プログラム支援承認、郡山細沼教会敷地の除染対策工事に係る資金支援検討(救援対策室で検討する)、エマオ仙台・「いずみ」の活動に対する教団からの支援検討、「国際青年会議in京都」プレ会議・本会議プログラム確認、救援対策事業全記録刊行に向けての頁立ておよび執筆者案承認、「リフレッシュ@かながわ」(神奈川教区)支援承認、「スマイルキャンプ」(茨城YMCA)支援承認等の案件を扱った。
(雲然俊美報)