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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4616号】消息

2006年12月16日
粟津音松氏(隠退教師) 十月十六日、逝去。九一歳。広島県に生まれる。一九四〇年関西学院大学神学部卒業後、日本メソヂスト教会朝鮮清津教会に赴任。その後多度津教会、札幌教会を経て、六六から八〇年まで大分教会を牧会し隠退した。遺族は息子の安和さん。 木下芳次氏(隠退教師) 十月十八日、逝去。八八歳。北海道に生まれる。一九四一年青山学院大学神学部卒業後、日本メソヂスト教会茅ヶ崎教会に赴任し九三年まで牧会した。その後二〇〇三年まで茅ヶ崎南湖教会の牧師を務め隠退した。遺族は妻の潤子さん。  

【4616号】社会事業奨励日メッセージ

売春防止法公布(一九五六年五月二四日)から五〇年。これにはキリスト教諸教派・諸団体の祈りと、時には血を流す闘いの歴史がありました。現在、種々の婦人保護事業が展開されていますが、キリスト教社会事業の果たす役割はなお大きいようです。 さる十一月七~九日、「かにた婦人の村」で日本キリスト教社会事業同盟(以下、社事同)の中堅職員研修会が開催されました。福祉の原点を拝見し、学ぶと共に、聖書に聴きつつ研鑽を重ねる良い機会となりました。 国の社会福祉施策が大きく変わりましたが、まだ、調整すべきことが多々残っており、先の見えにくい状況の中にあります。新しい制度の中で、抱えている困難の大きな方々が見捨てられることがないように、制度面でもさらに検討が加えられなければならないでしょう。社事同はこの時代にキリスト教社会事業の意味を再確認し、方策を打ち出して関係協力を強めています。教団社会委員会は社事同とさらに……

【4616号】JOCS 日本キリスト教海外医療協力会

命と向き合う~ キリスト教医療ミッションの現場から JOCSの歴史は、日中戦争の惨禍の只中、一人の牧師の情熱に打たれたキリスト者医学生が中心となって中国難民救済施療団が赴いた(一九三八年)ことに遡ります。それは、学生YMCA・学生キリスト教運動のうねりと呼応し全国各地の若者たちを巻き込んでいきました。 第二次大戦後、日本キリスト者医科連盟が設立(一九四九年)され、その後創立(一九六〇年)されたJOCSは二〇一〇年に五〇周年を迎えます。私たちの歩みは、JOCS二五年史「アジアの呼び声に応えて(新教出版社:隅谷三喜男著)」に克明に記録されています。それは日本における海外での保健医療協力の草分けとして、時代の荒波を乗り越え草の根の人々と共に歩んだ歴史でもあります。 "Go to the people"(人々の中へ行きなさい)-これは、私たちの基本的な精神です。故岩村昇さんがあのネパール……

【4616号】荒野の声

▼十二月二四日も深夜、帰省もできず、どこといって行き場もなく、一緒に過ごす恋人もない、哀れな神学生数人が、寮のロビーで、たむろしていた。未だコンビニのない時代、「お腹が空いたね」と愚痴りつつ、教会で貰ってきた菓子を、貧乏たらしく分け合っていた。▼突然の来客があった。神学生へのプレゼントにと綺麗に包装された品々と、クリスマスらしいご馳走もあった。残っていた神学生が皆呼び集められ、にわかにイブの祝会が始まった。▼客は作曲家の安部正義さん。『馬槽のなかに』が生まれる逸話、働いて弟妹を養わなければならない貧しい生活の中で音楽を志し、成人してからやっとピアノを弾くことができたという苦労話、否、証を伺った。讃美歌も一緒に歌った。▼田舎の貧しいノンクリスチャンの家庭に、サンタクロースは一度も来てくれなかったが、この日、神学校の寮で、確かにサンタクロースを囲んで、イブの宴が持たれた。三〇年程も昔の古い古い……

【4616号】お知らせ

「教団新報」次号四六一七 ・一八号を合併号とし、一月二〇日に発行致します。 なお教団事務局、出版局、年金局は二九日~一月四    日は休業致します。 総幹事 竹前 昇

【4616号】クリスマスメッセージ

ルカによる福音書 1章39~45節 幸いなものたち 広田叔弘 ・大変なことを言ってしまった 「マリアは言った。『わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身に成りますように。』そこで、天使は去って行った。」(1章38節) にわかに訪れた天来の客人。用を済ませると帰って行きました。マリアの心には昂ぶる気持ちがあったでしょう。天使と対面して神の心を打ち明けられたのです。天使が去った後は、いつもと変わらぬ時間が戻ってきました。 そこでマリアは我に返るように思った。 〝アッ、大変なことを言ってしまった…〟 特別な時間は過ぎました。後に残るものは、神の言葉と信仰の決心のみ。人生全体がかかる重大な決断です。 ほんのわずかな時間で、「お言葉どおり、この身に成りますように。」言ってしまった。 〝これから先、わたしはどうなるのだろう〟 マリアは怖くなりました。 自分で決断……

【4615号】お詫び・訂正

2006年12月2日
4614号1面、信徒常議員、津村正敏氏の「◎(初)」を「○(元)」にお詫びして訂正いたします。

【4615号】出版局ニュース

●新刊から 『日本基督教団式文(試用版)-主日礼拝式・結婚式・葬儀諸式』〈日本基督教団信仰職制委員会編〉一九五九年『日本基督教団口語式文』、一九九〇年『新しい式文 試案と解説』をふまえ、特に会衆の礼拝参加を念頭に置いて構成された式文。B6判・一七八五円(会衆用の購入は教団事務局へお申し込みください) 『J・S・バッハ-時代を超えたカントール』〈川端純四郎〉当時の宮廷・議会・教会の軋轢の中で、バッハの目指したものとは。社会史的視点で生き生きと描き出された、大音楽家の生涯。A5判・三一五○円 『総説 キリスト教史』 全3巻〈監修=荒井献・出村彰〉第2巻 宗教改革篇〈出村彰〉最新の研究成果と改革者が記した原典文献を駆使して書き下ろされた激動の時代史。A5判・三九九〇円 *続刊=1原始・古代・中世篇/3近・現代篇 『講座 日本のキリスト教芸術』全3巻 1音楽=横坂康彦編・二六二五円/2美術……

【4615号】お知らせ

★JOCSチャリティー映画会「こころの湯」 時=12月2日(土)19時 所=なかのZERO小ホール 入場料=千円/申込み・問合せ=JOCS TEL03-3208-2416

【4615号】人ひととき 吉田 好里さん

黒鳥・清水・浅見裁判に勝訴、支援を感謝して 統一協会問題に関わりをもつようになったのは自分から進んでのことではない。二〇年近く前当時の東京教区でも、この問題に対応しようとの話が持ち上がり六支区から代表者一人が参加することとなった。その一人として出席しただけ。そもそも統一協会についての知識も持ち合わせてなく親泣かせの原理運動、そんな程度であって「はからずも関わってしまった」と吉田さんは言う。 やがて「六支区原理問題世話人会」が発足し、相談会を行うと共に、教団では「原理問題全国連絡会」が発足し各教区代表による情報交換が年一回行われるようになった。「原理問題全国連絡会」で長年この問題に関わり、所謂「救出」を行ってきた人たちが経験談を話した。特に、この問題で熱っぽく語っていた牧師として、すでに亡くなった小林健志牧師のことを今でも忘れられない。そのようなことが「結局は泥沼にはまってしまった」……
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