◎任地=ドイツ、ケルン・ボン日本語教会
◎任務=宣教師
◎条件=教団正教師・赴任後ケルン市在住・独語または英語力要他
◎任期=四年八ヶ月
◎応募締切=二〇〇七年五月十日
◎面接=五月十八日
◎詳細問い合わせ=世界宣教委員会(TEL03-3202-0544)
四国の宣教は四国のみんなで
野村忠規
去る二月二六日・二七日、第三九回宣教方策会議と第五回常置委員会が開催された。会議の一番の話題は「2008年問題」であった。これは2008年度に予想される「互助と自立連帯献金の困難」をどのように乗り越えて行くのかと言う問題である。
当日の大切な資料の一つは「2007年度の互助会計の見通し」と、教区宣教研究委員会が出した「教区教会互助の検討について」であった。後者の資料は同委員会が一年かけ、互助と自立連帯献金が具体的な諸教会の現場でどのよう受け止められているかの調査。また四〇年の歴史の振り返りを通じ、この運動が四国教区を形成する大切な働きであったと評価し、今後の歩みの具体的な提言をその内容としている。協議会はこの提言を深く受け止め、「教区教会互助に関する件」を決議する事が出来た。その内容は、 互助・自立連帯献金の創設期、あの困難な時代、本当に……
第二一回東海教区信徒修養会が、二〇〇七年三月五日〜六日にフルーツパーク富士屋ホテル(山梨市)を会場に開催された。東海教区では毎年三月に教区伝道部主催の信徒修養会を行っている。今年は小島誠志牧師(松山番町教会・前教団総会議長)を講師に迎え、「み言に聴き、祈る-伝道する人の問題-」という主題のもと、二日に分けて講演を伺った。副題は年によって変わるが、「み言に聴き、祈る」というメインタイトルは毎年変わらない。毎回一〇〇名を超える参加者が与えられるが、今年は例年にも増して多くの参加者が与えられ、計四四教会から一七一名の信徒・教職が集まり、とても祝された恵みの時を共にした。
一日目のプログラムは、午後三時の「開会礼拝」から始まる。小出望教区伝道委員長は、長い間出血が止まらず苦しんでいた女が主イエスの服に触れ、主に見いだされ、いやされ救われた物語(マルコによる福音書5章)から、み言を説き明かした。開……
第一一七回神奈川教区総会が、二月二四日、清水ヶ丘教会を会場に行われた。宗野鏡子氏の司式により開会礼拝が行われた後、正議員二二四名中、一七一名で総会は成立。一日の日程の中で議長、副議長選挙と常置委員選挙が行われるため、組織会に続いて、まず議長選挙に入り、予備投票が行われた。その後、「補教師の准允執行に関する件」「正教師の按手礼執行に関する件」が上程され、三名の准允受領志願者と四名の按手礼受領志願者が所信表明を行った。質疑を経て両議案は可決され、直ちに高柳竜二議長の司式により准允式と按手礼式が執行された。
昼の休憩前に、教区互助募金委員長寺尾康弘氏のアピールと呼びかけによってカンパが行われ、教職謝儀互助のために十八万円余が献げられた。なお、これは前回の一〇倍を超える金額である。神奈川教区では、互助資金は教区負担金の内から交付されていたが、二〇〇二年度から資金の半分は募金で賄うこととした。しか……
奥羽教区では毎年「キリスト教幼児施設教職員修養会」という集いを開催しています。保育園や幼稚園、その他教会関係の諸施設に勤める方々と、広く全教会にも開かれた学びと交わりの場として実り豊かに開催してきました。今年は三三回目になります。
近年共通したテーマとしては「共に育つ」を基本にしてきていますが、その上で今回は、教育基本法が改訂されたなかで、改めて「平和」を考える機会を、キリスト教保育の問題として捉え直しながら学びました。ねらいを「キリスト教保育の本質に関わる子ども・幼児礼拝の深い意味を見つめ直し、未来の世界を生きる子どもたちと共に平和の賛美を響かせよう」とし、一月五~六日に花巻の志戸平温泉で開催しました。参加者は七五名でした。
講師には教団讃美歌委員で、仙台北教会のオルガニストでもある川端純四郎先生をお招きしました。開会礼拝の賛美とメッセージに続いて、講演Ⅰで先生は、「子どもたちに明る……
第35総会期の第一回教育委員会が、二月十九〜二〇日、教団会議室にて開催された。
今回は、前総会期委員約半数が継続(委員長、書記を含む)さらにかつての委員を含め、四人が経験者という恵まれた人選であった。新任者を含め、教規上の教育委員会の位置づけ、性格を確認し、今まで積み重ねてきた教育委員会の働きを顧みつつ、教団の教育委員会の望ましいあり方について、まず協議した。教育委員会が各個教会の教育プログラムを支えていくために何ができるか。この課題に今期も変わらず取り組む決意を新たにした。
組織会では、委員長岸憲秀(東京教区・千葉本町教会)、書記加藤誠(東海教区・静岡一番町教会)を再度選出し、また、広範にわたるそれぞれの働きのための担当を決めた。
委員会の主たる協議事項は以下のとおり。
第一として教会教育プログラム。これは季刊『教師の友』の骨子となるもので、今回は二〇〇八年からの新しい三年サイク……
第35総会期第一回宣教研究所委員会が二月二二~二三日に委員七名全員が出席して開催された。
まず、委員会組織について協議がされ、委員長に内藤留幸、書記に宮本義弘が選出された。
次いで、前委員会からの申し送り事項が協議され、宣教研究所設立五〇年を節目としての「宣教五〇年の歩み」冊子発行に関しては、前委員会で執筆者を決定していたが、原稿が未提出であったため、再度原稿提出を願った上で発行することになった。
また、「東神大年表」研究会は継続とし、委員に山口隆康、近藤勝彦、芳賀力各氏を再度委嘱することを決定した。続いて、「資料室」細則の立案を求められていたので、実務会で立案することとなった。
また、「宣研だより」発行に関しては、〇七年度においては、クリスマス前に一回発行することにした。
以上のような申し送り事項等を処理した後で、今期の活動方針の協議に入ったが、新しく委嘱された委員が大半である……
二月二六日~二七日、第35総会期第一回社会委員会が教団会議室にて開催された。
出席者は張田眞(招集者)、上地武、柴田彰、土井しのぶ、長沢道子(日本キリスト教社会事業同盟)、西之園路子、安田和人の七名と教団より担当幹事、担当職員である。
まず招集者の奨励による開会礼拝を行い、礼拝後に自己紹介、議事日程を確認後、早速に委員会組織に入った。結果、委員長に張田眞、書記に上地武を選任した。
続いて担当幹事及び担当職員より諸報告(A前期委員会よりの申し送り事項、B業務報告、C会計報告、D常議員会報告、E日本キリスト教社会事業同盟、F日本キリスト教保育所同盟)を受け、協議に入った。
主な協議事項は次のとおりである。
①前期委員会からの申し送り事項である「社会活動基本方針」「憲法問題」「教育基本法」「全国社会委員長会議」「『働く人』の廃刊」「社会福祉事業団体との協力および連絡」に関しては、引き続……
▼憲法九条改定問題の陰に隠れてはいるが、二〇条の改定案こそ、宗教法人の行く末にとって、勿論自由社会の未来にとって大問題だと指摘する声がある。▼この見解には、九〇%以上の共感を覚える。靖国参拝や地鎮祭を巡る裁判所の憲法判断を、最早覆す術はない、ならば憲法の方を変えてしまえという意図ではないかと疑うからだ。乱暴な比喩かも知れないが、独裁者が政策を強行するために、法律の方を変えてしまうようなものだ。▼当然、そのようなところに意図はないという反論を受けるだろう。どんなことにも、どんな立場にも、一応理屈はある。それを一〇〇%退けることはできない。初めから全く耳を傾ける気持ちがないとしたら、それは、独裁者の裏返しであり、独裁者と本質は変わらない。▼九〇%以上だが一〇〇%ではないという理由は、もっと別のところにある。理由は、私たちの家の中にも同じような論理を聞くからだ。実態が教憲・教規にそぐわないから行……
宣べ伝えるのに必要な学びを
二〇〇七年春季教師検定試験は、二月二七日~三月一日、東京の中野サンプラザを会場にして行われた。今回は、昨年の秋季教師検定試験と同様に、春季教師検定試験としては初めて一会場での実施となった。初めて使う会場であったが、特に混乱もなく実施することが出来た。一日目に学科試験、二日目、三日目に個人面接を行った。原則として二日目の個人面接は遠方からの受験者、三日目は東京近郊の受験者とし、受験者の負担の軽減を図った。委員会としては、当分の間、春季は東京において、秋季は大阪(関西)においてという形で、一会場での試験を実施していきたいと考えており、次の委員会に申し送ることとした。
今回、委員の一人が手術を受けて検定試験に臨むことが出来ず、六名の委員で実施した。春季の試験は秋季に比べて受験者・受験科目が少なく、また一会場での試験であったために委員が分散することがなかったので……