インスタグラムアイコンツイッターアイコンyoutubeアイコンメールアイコン
日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4625・26号】教区コラム 関東教区

2007年4月28日
喜び、祈り、感謝 三浦 修 二〇〇四年十月二三日夕刻に発生した「新潟県中越地震」からはや二年半が過ぎようとしています。今年一月二九日・三〇日に開催された常議員会で新しく選任された教団の「新潟県中越地震」被災教会会堂等再建支援委員会の方々と関東教区の支援委員会のメ ンバーとの合同会議が開催されました。席上、見附教会と小出教会の諸般の事情による土地購入の一部代金(二千万円)を加え全国募金目標額一億五千万円を一億八千万円に増額して欲しい旨を、関東教区よりお願いしました。 此の合同会議の詳細は三月三日付発行の教団新報に報告されていますが増額提案は七月の常議員会で審議されます。いづれにしましても、教団の再建支援委員会が関東教区に寄り添って下さる姿勢に大いに励まされ感謝致しております。 私は第五七回関東教区総会時(五月二八日・二九日)の議長報告で以下の事を訴えます。 『第五六回関東教区……

【4625・26号】トランク一杯に「神の愛」を詰めて 服部真奈宣教師、高雄日本語教会付属幼稚園へ

三月二五日服部真奈宣教師派遣式が菊地一男牧師の説教、上田博子世界宣教担当幹事の司式により、横浜本牧教会の聖日礼拝の中で執り行なわれた。 服部氏は台湾、林田義行宣教師が派遣されている高雄日本語教会の付属幼稚園に、高久華子宣教師の後任の信徒宣教師として派遣される。 同氏は、横浜本牧教会員であり、青山学院女子短期大学専攻科児童教育を卒業後、同教会付属早苗幼稚園教諭を四年務めた。礼拝には、早苗幼稚園の在園生や卒園生が保護者と共に多数出席し、礼拝堂一杯となった。 菊地牧師は「わたしがあなたを任命した」と題して、長崎のコルベ神父が宣教師派遣をローマに要請し、宣教師の持ち物についてローマから問い合わせがあった際「神の愛のみ」と応えた逸話を用いて、トランク一杯に「神の愛」を詰めて旅立つと説いた。 礼拝後にもたれた壮行茶話会では婦人会、壮年会、青年会、幼稚園それぞれの代表、さらに幼稚園保護者代表から……

【4625・26号】教師検定委員会新組織発足 小堀康彦委員長、倉橋康夫書記選出

第35総会期の第一回教師検定委員会が、三月十九日(月)~二〇日(火)、教団会議室において、委員七名全員が出席して行われた。二〇〇七年春季教師検定試験は、準備の都合上前総会期の委員会が担当したので、今回が新委員による最初の委員会となった。 最初に各委員が自己紹介をし、愛澤豊重総幹事職務代行が挨拶した。今期は、三名の委員が交代した。委員の互選により、委員長に小堀康彦委員、書記に倉橋康夫委員が選出された。 まず、教規と教師検定規則等に基づき、当委員会の任務について確認した。続いて、当委員会の性格をふまえ、教師検定の実務についての基本的な共通理解を持つための話し合いがなされた。また、前委員会からの申し送り事項を確認し、これらの検討を行った。特に、従来二会場で開催していた試験を一会場(秋季を大阪クリスチャンセンター、春季を中野サンプラザ)としたことの成否について、今回の形が最善ではないにしても、……

【4625・26号】過疎化進む能登に震度6強の地震 輪島教会周辺では大きな被害

三月二五日、〇六年度最後の日曜日、能登半島の北端にある輪島教会では、八年という時を一緒に過ごした勇文人牧師一家の送別会が、礼拝後に予定されていた。過疎地に立てられた小規模教会では、人間関係が濃密だ。輪島教会員にとって、この日は特別の日となるべく定められていた。 午前九時四二分、教会学校の分級の最中、この地方を震度六強の地震が襲った。数日前から空気が生ぬるかったとか、モグラを一度に一〇匹も見たというような話が、巷間まことしやかに語られたのも事実だが、それは、ことが起きてからのことで、後知恵。地震は全く突然のことだ。老朽化した教会の二階は、誰もが体験したことのないほど揺れ、生徒の一人は棚から落ちた地球儀で頭部を怪我した。幸い重傷ではなかった。 教会建物は、一見したところ大きな傷はない。しかし、子細に見れば壁に無数のひび割れが走り、屋根の形が微妙に歪んでいる。 教会周辺には、空き地が目立つ……

【4625・26号】講演要旨

日本における宣教 -伝道協力とその展望- 聖学院大学学長 阿久戸光晴 パウロがローマへ赴く途中、エウラキロンという暴風雨に遭遇する。パウロの行動と励ましによって、乗り合わせた全員は無事上陸(使徒言行録27章)するが、これは、暗示的なエピソードである。今日世界は同じ船に乗り合わせていると、よく言われるが、大事なことは海図と羅針盤と舵取りだ。 第2回伝道旅行でパウロは、アテネに失望し、コリントで思わぬ成果を上げる。しかし、そのコリントでガラテヤ教会的反動が起きる。古い律法への回帰こそ、今日のナショナリズム回帰への底流である。パウロの直面したコリント教会的自由の暴走とガラテヤ教会的回帰という二つの課題は、そのまま今日の教会的課題となる。 パウロの語った自由は、ピューリタンの信教の自由、人権理念とその保障制度となって広く歓迎されているが、パウロの伝えた自由は、他者に仕えるという愛の責……

【4625・26号】日北米宣教フォーラム JNAC解散後も宣教協力を継承

鮮明なヴィジョンと具体的な方法を求めて 二一世紀の宣教を、それぞれの地域で共に担う  日北米宣教フォーラムが三月二七日~二九日、青山学院大学を会場に開催された。今回のフォーラムはJNAC(日北米宣教協力会)が二〇〇五年一月に解散総会を開催した際、解散後も引き続き日北米の宣教協力を継承して行く方向付けとして開催が予定されていた。  今回参加したのは、北米側は六教団、日本側は在日大韓基督教会(KCCJ)、CoC、日本基督教団で、スタッフを含めて五七名であった。  開会礼拝説教は大宮溥牧師で、「宣教の幻」と題してお話された。 「このフォーラムを通して、二一世紀の宣教を、一人の主の体としての教会が、それぞれの地域で共に担っていくための、鮮明なヴィジョンと、それを共に担うための具体的な方法が、明瞭に与えられることを期待するものであります」と述べ、パウロが幻を示され、ヨーロッパ伝道への導きの……

【4625・26号】荒野の声

▼歌が苦手だ。嫌いではないが、上手ではない。歌うことを強いられるような場面になるととても辛い。一番だけでも歌詞を憶えている歌は一曲もない。▼と思い込んでいたら、二番三番まで記憶しているものが数曲あることに気付いた。所謂変身ものの主題歌、例えば『宇宙刑事ギャバン』を全部憶えていた。アニメソングもかなりの程度まで。皆、二〇年程前のものだ。残念ながら、私は三〇歳前後の青年牧師ではない。いずれも当時幼稚園生の長男が熱中していたテレビ番組。▼懐かしのポップスなどという類の曲が流されていると、つい、立ち止まっても聴いてしまう。グループサウンズにも、演歌にも。当時好んで聞いていたかというと、全く逆で、大嫌いだった。にも拘わらず耳に残っているし、今となっては、とても懐かしい。毛嫌いしていた演歌にもホロリとしてしまうのだ。▼若い時から親しんだ讃美歌が無くなってしまったという嘆き、むしろ怨嗟の声を聞く。『懐か……

【4625・26号】お知らせ

『教団新報』今号を四六二五・二六合併号とし、四六二七号は五月二六日発行とします。 総幹事職務代行 愛澤豊重

【4625・26号】日本基督教団出版局の過去・現在・将来

秋山 徹 ・はじめに 出版局は、書籍・定期刊行物・讃美歌等の出版を通して教団の宣教の働きを担っています。今年で四〇周年を迎えます。 ・過去 出版局の歴史は、一九四一年の教団合同にともない、それぞれの教派の出版活動を整理統合し「教団出版局」として発足した時にさかのぼります。戦後、「出版事業部」となり、一九六七年総務局(現在の事務局)から切り離して「出版局」として組織され、現在に至っています。出版局の会計は教団本会計とは区分して行われています。 出版局の他の出版社との違いは、出版物の企画を教団内外の多くの教職・信徒によって構成された専門委員会が担っていることです。多くの方々によって支えられる体制が発足以来続けられてきました。売上等の推移と部門別構成比は、別表をご覧ください。 書籍では、一九八七年に刊行された『聖書 新共同訳』(日本聖書協会)を契機として、『新共同訳 ……

【4624号】人ひととき 武藤 昭男さん

2007年4月14日
負いきれない負債を負いつつ、主をほめたたえる 武藤さんは現在六五歳。ふつうは、ゆったりとした年金生活でも考える頃だろうか。しかし、定年退職間近になって思い切って立ち上げた事業が失敗し、億単位の負債を抱えた。今も返済の生活が続いている。 大学卒業後、研究開発に従事したが、医者を目指そうかと考えた。その頃、公害問題に目覚め、「人の医者にならなくても、産業の医者になればよい」と思い立ち、発電所の排煙脱硫の仕事に移った。海外の駐在員として業績をあげ、鼻高々の折、突然のリストラに遭う。一九八五年のことだった。自分が完全失業したことを悟るにも時間がかかったが、経験と技術が買われシーメンスに就職、再び海外を駆けめぐる生活となった。 仲間の定年退職をきっかけに、忘れていた自分の歳を自覚させられる。「人間は誰もが死ぬ。死に方は選べない。しかし人生はやり直しができるものではないか」。思い切って会社を……
PageTOP
日本基督教団 
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-18-31
Copyright (c) 2007-2024
The United Church of Christ in Japan