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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4615号】顔の見える交流を 東中国教区「教区の集い」報告

2006年12月2日
一〇月八~九日、休暇村蒜山高原において東中国教区「教区の集い」が、好天のもと開催された。隔年で開催されている集いであるが、今回で四回目となる。参加者は、三三教会より一八五名であり、回を重ねるごとに増加している。 教区が目標としている、顔の見える交流、を具体化するための集いであるが、今回のテーマは『主にあって一つ-互いに知り合い、課題を共有する-』であった。二日間を通して、テーマを深めるためのプログラムが組まれた。 一日目の「交流アワー」は、子供たちも共に参加していることもあり、各教会の自己紹介の合間に、讃美の時や、クワイアチャイムの演奏などがなされ、楽しい雰囲気のうち、特徴の出た教会紹介がなされた。 また、教区が開設予定の「セクシュアル・ハラスメント相談窓口」のアッピールのためにスタンツが演じられた。 夕食後は、バザーを楽しむひと時を持つのが、この集いの特徴でもある。それぞれの教会……

【4615号】宣教師からの声

連携交流を深め、共に力強く 石原 兆魁 (台湾基督長老教会からの派遣宣教師) 使徒パウロは「神の御前で、そして、生きている者と死んだ者を裁くために来られるキリスト・イエスの御前で、その出現とその御国とを思いつつ、厳かに命じます。御言葉を宣べ伝えなさい。折が良くても悪くても励みなさい。とがめ、戒め、励ましなさい」(テモテ二4章1~2節)と言われましたが、正に福音伝道者は、いかなる状況、いかなる場所においても、忠実に宣教しなければいけないと私は絶えず激励されて来ました。 一九八八年、私は台湾基督長老教会から宣教師として日本に派遣され、今日に至るまで台湾人宣教を最重要課題として尽力してきました。この十数年間、在日台湾教会の諸先生方をはじめ、多くの方々のご助力を得、また皆様と協力して参りました。また、教団の諸先生方からもご指導を頂き、愛と励ましとご代祷を賜りました。心から厚く感謝申し上……

【4615号】常議員(教職)プロフィール

(1)誕生年 (2)出身地 (3)出身神学校 (4)牧会歴 (5)趣味 (6)モットー (7)抱負   後宮敬爾 北海教区札幌北光教会 (1)1956年 (2)京都府 (3)同志社大学神学部 (4)土佐教会、千歳栄光教会 (5)多趣味 (6)教会を愛し、教会に関わる人を愛し、教会のある地域を愛す (7)多くの課題と拡がりつつある溝という教団の現実の中で自分のやるべきことがなんであるかを祈り求めていきたいと思っています。 梅崎浩二 九州教区犀川教会 (1)1961年 (2)兵庫県宝塚市 (3)関西学院大学神学部、ワートバーク神学大学院(米国) (4)飯塚教会(九州)(主任担任:1985~2000年)、犀川教会(担任:2000~2004年、主任担任:2004~現在) (5)料理 (6)諦めなければ辿り着く (7)初代教……

【4615号】第35回教団総会議決メモ

1.第35回日本基督教団総会議事日程承認に関する件 承認 2.教団総会議長選挙に関する件 山北宣久205 当選 後宮敬爾153 望月修治3 車田誠治2 小林 眞1 3.教団総会副議長選挙に関する件 小林 眞187当選 後宮敬爾165 佐々木美知夫11 小林  聖2 小宮山 剛1 4.教団総会書記選挙に関する件 議長・副議長の推薦による鈴木伸治を承認 5.教団総会特別委員選任に関する件 承認 6.常議員選挙に関する件 (教職) 後宮敬爾87 向井希夫77佃 真人76 松村重雄73長崎哲夫70 石橋秀雄67梅崎浩二64 北村慈郎64小橋孝一64 佐々木美知夫64 釜土達雄63 長山信夫62西田直樹62 原田 謙61 (信徒) 和田献一84 斎藤仁一74津村正敏73 金刺一雄71難波幸矢71 東谷 誠69西澤 宏68 小林貞夫65高橋 豊65 望月克仁6……

【4615号】声に出ない叫びを受け止め 皆さんに支えられ書記を担う

鈴木伸治 書記に三選され、戸惑いつつ受託しました。総会の二日目に私の書記就任が要請されました。しかし、私はすぐに応じず、保留とさせていただきました。 私の書記三選はかなり厳しいと思っていたからです。教会の牧会はもちろんですが、学校法人幼稚園の理事長・園長を務めています。さらに教会が関わる綾瀬ホームとさがみ野ホームの牧師としての関わりがあります。そして神奈川医療少年院には篤志面接委員であり、八王子医療刑務所の教誨師を努めています。この上、さらに教団書記を務めてきました。私が言うまでもなく、皆さんも大変であると思われているのです。 改めて私が置かれている状況を考えたとき、幼稚園、施設、少年院、刑務所の皆さんは、自分の叫びが出来ない人々なのです。 毎日、園児と接するとき、子ども達のいろいろな声が聞こえてきます。その声を真実聞きたいと願っています。次年度の入園受付を十一月一日に行いまし……

【4615号】教団の現状を憂う 副議長に三選されて思うこと

小林 眞 四年前、初めて副議長に選任された後、驚いたことがあった。 それは、教団の働きの「幅広さ」である。それまであまり見えなかった他宗教や他教派との交流を始め、官庁との関係などであり、改めて教団の社会的豊かさを知らされた。 加えて、教団は合同教会であるが故に、「多様性」という大きな賜物をも与えられていることは言うまでもない。しかし、この多様性とは「何でもあり」という無制約・無秩序的なものではない。 言わずもがな、当然ながら「教団・信仰告白」を前提とし、「教憲・教規」という土俵に立つのである。 それ故に、洗礼式式文や教師検定試験の科目などを思い起こして戴きたい。 洗礼という、救いに与り教団の信徒になる時に、「教団・信仰告白」を告白し「教憲・教規に従い…」と誓約して初めて洗礼式が執行される。 さらにその方が召されて献身し、研鑽を積んだ後に受ける教師検定試験には、各神学科目以……

【4615号】荒野の声

▼ここ数年か、もう少し前から、「小説聖書」の類の出版が目立つ。ベストセラーもあると聞く。漫画版も続々と現れるそうだ。▼漫画では手塚治虫のものが出色だと、これは定評だろう。「長い物語をどう要約するかが難しいのに、聖書には登場しないキツネが狂言回しを演じ、それが無駄どころか実に効果的なのがニクイ」、とはある牧師の評。全く同感だが、中勘助の『鳩の話』は御存知ないようだ。▼そこでは、聖書的にも根拠のある鳩が、キツネ以上に活躍する。福音書の世界がみずみずしく描かれたこの作品は、昭和十六年の著。この年に、福音と平和を描いたことに敬意を覚える。しかし、孤高の詩人もまた、時代を免れることは出来ないのだろうか。暗い。このイエスは、著者自身が言うように、悲劇の主人公であり、この物語は、あまりに絶望的だ。▼モーリアックの『イエスの生涯』は聖書より先に読んだ。トルストイの『福音書』もノーマン・メーラーまでも。しか……

【4615号】第35回総会期 日本基督教団の過去・現在・将来 議長の抱負・祈り

わたしはあなたがたを遣わす 日本基督教団総会議長 山北 宣久 第35回教団総会に於いて議長に三選され、「議長の抱負・祈り」を書かせていただいている。 「不信任議長」(第33回に続いて今回も不信任案を提出され、否決して議長を続けた)と言われ「採決議長」(直ぐ採決したがる、そんなに採決したけりゃ病院へ行き採血してろ!)と詰(なじ)られ、さらには「廃案議長」(総会の終わりに継続にすりゃいいものを廃案にしてしまう)と嘲られている議長の三選である。 三選が惨選にならなければよいがと案ぜられる。 ・派遣 「わたしはあなたがたを遣わす」と主イエスは弟子たちに宣言される。 このマタイ福音書10章は弟子を派遣するに際し主イエスが訓示を垂れている箇所であるのだが、この16節には珍しくたった一節に動物が四種類も登場する。 主の派遣は羊を狼の中に送り込むようなものと緊張感を以てなさ……

【4614号】議長声明 憲法改正・及び教育基本法改正に反対する

2006年11月18日
日本基督教団総会議長 山北宣久 二〇〇六年十一月三日は、日本国憲法(以下、憲法とする)が公布されて丸六〇年の節目の時です。 憲法は、その前文で「政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する」と謳っています。 つまり、日本の過去の戦争は、政府の行為によると認識し、国内外、とりわけアジア諸国に甚大な被害と犠牲をもたらしたことへの深い反省に立った決意が憲法の基礎と言ってもよく、この決意の上に「①国民主権②恒久絶対平和③基本的人権の尊重」の三原則を定め、これらの実現こそ、新しい日本国の「形」としたのです。 特に第九条の「恒久絶対平和」に関しては、他の国の憲法にもあまり例を見ない「戦争放棄、戦力の不保持」を明確に記し、かつての戦争への反省と懺悔を前面に出しています。 また憲法施行直前に制定された「教育基……

【4614号】来賓から祝福の言葉を頂く 共通する課題が多いことを実感

・韓国基督教長老会 イム・ミョンギュ副議長 両教団が一九六七年に宣教協約を結んで以来、キリストにおいて深い交流を継続できたことを神に感謝する。日本基督教団が過去数十年に示した宣教へのビジョンとその実践は、韓国の教会の良き規範となったことを強調したい。また、昨今保守的傾向にある日本社会に対し、平和の使徒としての役割を忠実に担っていることに深く尊敬の念を抱く。半世紀を越える分断に苦しんでいる韓半島のためにも祈っていただきたい。平和の使徒として召された教会が成し遂げるべき時代的使命がある。お互いのために祈り協力して平和と正義が満ち溢れる神の国を成就してゆく先頭に私たちが立てるよう主の御名により祈る。 なお、副議長より記念品が教団に贈られた。 ・台湾基督長老教会 タンウー・チョアン議長 台湾基督長老教会と日本基督教団が長きに亘り調和豊かな関係を分かち合って、喜びの時も困難な時も互いを受……
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