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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4581号】篠ノ井教会設立を涙で報告 東海

2005年6月25日
第七九回東海教区定期総会は、五月二四日~二五日、翔峰(松本市)を会場に開催された。正議員一九四名中一六五名出席。 議事冒頭の教区議長報告、教団問安使の竹前昇総幹事挨拶に続いて、教区議長選挙が行われた。今回は議長、副議長、書記の三役が東海教区規則内規の多選禁止にかかり、伝道委員長を含む教区四役の顔ぶれが一新した。新議長には北紀吉(愛宕町)、副議長に山本将信(篠ノ井)、書記に栗原清(岩本)、伝道委員長に小出望(静岡草深)の各氏がそれぞれ選出された。 また本教区総会にて、篠ノ井教会設立に関する議案が上程され、満場一致で可決された。篠ノ井伝道所は、一九六一年四月に設立。二〇〇四年三月に現住陪餐会員数が三〇名となり、同年九月一二日に開催された臨時教会総会において、第二種教会申請を決議した。篠ノ井伝道所の役員は、これまでの経緯を涙と共に報告し、教区総会にて教会設立に関する件が可決されたことに対する……

【4581号】キリスト教センターめぐり激論 沖縄

第五九回沖縄教区定期総会は、五月二九、三〇両日、ぎのわんセミナーハウスを会場に、開会時正議員四六名中三七名が出席して開催された。 昨年に引き続き、問安使を拒否した今総会で山里勝一議長は、教団との関わりに「しばらくの間距離を置く」ことを議長報告で改めて確認し、「将来教会検討委員会」が合同のあり方を鋭意検討していると述べ、「合同は誤りであったと総括出来れば良いと思っている」とつけ加えた。 もう一つの重要主題は、沖縄キリスト教センター(以下センターと略)問題で、総会の大半の時間が割かれ、三役・常置委員選挙の行われない今総会はセンター問題一色だった。 03年、センターの宿泊業務が違法との当局の指摘を受けて以来、宿泊業務を中止し、事業運営検討特別委員会が昨年九月、「維持、機能縮小、売却或いは賃貸、いずれを選択しても、赤字は不可避」との答申を出した。 この答申を受けて常置委員会は、「センターの……

【4581号】教区総会報告③ 沖縄・東海・関東・奥羽・西東京・東京

「正しい聖礼典」各教区で議論に 教区総会報告特集号第三集をお届けする。神奈川教区を除いて、ほぼ全教区の総会を終えた。例年関心が集まり議論沸騰する諸課題は、今年も各教区を横断して全教団的な議論となった。その一方で、従来はあまり表面に出て来なかった問題、各教区固有の新しい課題が浮き彫りになっている。

【4580号】いつくしみふかき

2005年6月11日
「先生、牧師さんになるにはどうしたらよいですか」と聞かれた。刑務所で教誨を行っているときである。 月に一度、刑務所に出かけ、キリスト教を希望する皆さんと聖書を読むひとときを持っている。まず三〇分間は聖書を輪読し、簡単な説明を行う。その後の三〇分は懇談の時としている。読んだ聖書について、キリスト教全般について等の質問がある。牧師への道の質問は、何よりも教会に行き、信仰生活を始めることであると答えたが、教誨を受ける皆さんにとって、そんなに牧師の姿がよいのであろうか。教誨の時間ではなるべくお話しができるようにしている。服役中私語は禁じられているし、ましてや歌などうたえない。讃美歌は間違えても良いから大きな声で歌うように促している。「今月末に出所します。今まで良いお話をありがとうございました」と丁寧に礼を述べる人もいる。社会復帰し、主の道を歩むことを祈る。 この刑務所は十人の教誨師がいるが、神……

【4580号】人ひととき 阿佐光也さん

自分の信仰が豊かにされた 阿佐光也さんと盲人伝道協議会の関わりは、小学生時代に遡る。全盲の父に連れられて、夏の全国修養会に遊びに行ったのが最初だった。住まいも盲学校の中。盲人がいるのが普通の生活だった。三〇歳を過ぎて信仰を持ち、献身した。在学中に主事として盲伝で働くようになる。視覚障害者の伝道に関わるというより、仲間と再会し、一緒に活動する気持ちだった。 現在、盲人伝道協議会は「教会が本来担うべき仕事、信仰教育や教会生活のケアを行っている」という。日本の視覚障害者教育は、盲人キリスト者達に先導されてきた。戦後、ヘレン・ケラーの援助を受け、盲人キリスト信仰会、NCC、日本基督教団の協議によって盲人伝道協議会が成立、現在維持会員は四五〇名。文書伝道、盲人同士の交わりや晴眼者との相互理解を深める場を提供してきた。特に旧約聖書に関しては盲人達が自分達の手で発行したという歴史もある。新共同訳……

【4580号】出版局ニュース

★新刊から 『象徴天皇制と人権を考える』〈今村嗣夫=著〉今、日本では、憲法を「改正」して、戦争の出来る国にしようとする動きがある。日本国憲法と皇室典範との矛盾点や大日本帝国憲法との相違点を指摘し、日本国憲法の大切さを訴える。A5判・六四頁・九五〇円 ★重版から 『傷ついた癒し人-苦悩する現代社会と牧会者』〈H・J・M・ナウエン=著、西垣二一・岸本和世=訳〉四六判・二二四頁・二〇〇〇円

【4580号】お知らせ

▲ユースミッション2005 「日独教会青年合同リトリート」を次のように開催いたします。 明日の教会に仕える若者たちを送り出してください。 ◎日時 七月二五日(月)~二七日(水) ◎場所 YMCA東山荘(御殿場) ◎主題 「明日の教会のためにネットワークをつくろう」 ◎主催 全国教会婦人会連合 ◎協賛 教団世界宣教協力委員会・教育委員会 ◎協力 C・ゼブリー宣教師(教団)、西之園路子牧師(蒲原教会)、相賀昇牧師(田園都築伝道所) ◎人数 ドイツ七名、日本約二〇名 ◎参加費 一万円(二泊七食)、交通費各自 ◎締切 六月十三日 ◎問合せ 全国教会婦人会連合(TEL・FAX 03-3203-4258)   ▲ともに生き、ともに働く~第3回就職差別撤廃キャンペーン /時=6月25日(土)14時~17時 /所=牛込聖公会聖バルナバ教会(新宿……

【4580号】伝道のともしび

小さな群れの歩み 西伯法勝寺教会牧師 麻生 統一 「二〇〇四年度の行事報告」に初めて教会学校の行事を「四回」と書くことができました。それは、私どもがこの地に赴任して五年目の年でした。私は七二歳、四級の障害者手帳を持っているとは思えないくらい、元気に奔走させてもらっています。 二〇〇〇年の鳥取西部地震の時は震源地も近く、築四〇年、無牧の長かった教会は「半壊」となり、「礼拝」と「祈祷会」を守るのがやっとでした。また、信徒の家屋も被害を受け、みんなで途方にくれる日々が続きました。零からの出発となった教会でしたが、地区・教区のご指導と、私たちも「主の導きと助け」を信じて立ち上がりました。全国からの「尊い献金」「励ましのお祈りとお言葉」は、大いなる助けとなりました。そして、主は立派な教会を与えてくださいまいした。備品も申し出により与えられ、主は「私たちの教会の必要なものをご存知なのかな……

【4580号】消息

大沼田實氏(隠退牧師) 四月三日、逝去。七二歳。東京都に生まれる。一九五八年、東京神学大学大学院修了後、同年四月代々木中部教会に赴任。二〇〇一年三月まで四三年間、同教会牧師を務め隠退した。遺族は妻の多嘉子さん。 依田駿作氏(横浜本郷台伝道所牧師) 四月一三日、逝去。七八歳。東京都に生まれる。一九五二年、日本基督教神学専門学校卒業後、札幌教会赴任。その後、光教会、横浜上原教会牧師を歴任後、九三年より横浜市本郷台で開拓伝道を開始し、九六年横浜本郷台伝道所を開設し牧会した。遺族は妻の康子さん。  

【4580号】教区コラム 北海教区

教会が立ち続けるために 久世そらち どこの教区でもそうだろうが、とりわけ北海教区においては北海道という地域の社会的・歴史的条件が宣教の働きに大きな影響を及ぼしていることを痛感している。 明治以来、内国植民地として位置づけられてきたこの豊かな広い島は、水産・鉱物・石炭・木材・農産物など時代ごとに必要とされる資源と市場を日本に提供し、そしてそれらが不要とされると捨てられる歴史を繰り返し、また日本の抱えるさまざまな矛盾の処理場としても利用され続けてきた。 現在は活動休止しているある教会は、炭鉱の町に建てられた。かつての繁華街は、今、ぼうぼうの草地と化した。石炭が必要なときは、ここに駅ができ役場ができ、映画館も居酒屋も床屋も医者も来て、そして教会もやってきた。しかし石炭が不要になると、線路が無くなり病院も学校も消え、店も飲み屋もここを捨てて去った。教会もやっぱり去っていくのか? 別の町……
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