原 まさ氏(隠退教師)
十月十日、逝去。八四歳。滋賀県に生まれる。一九四八年ホーリネス聖書神学校卒業後、聖都教会に赴任。その後聖心、小松川、柏旭町各教会を牧会し、五六年から九八年まで小松川教会牧師を務め、隠退した。遺族は夫の登さん。
細川 覚氏(石巻栄光教会主任担任教師)
十月十四日、逝去。六三歳。岡山県に生まれる。一九七二年同志社大学大学院修了後、七三年石巻栄光教会に赴任し、同教会牧師を務めた。遺族は妻の富代さん。
★教団年鑑刊行のお知らせ
このたび、日本基督教団年鑑二〇〇八年版を刊行いたしました。今回も新たな情報を満載しておりますので、是非、最寄りのキリスト教書店もしくは当方に直接お買い求めください(定価三六〇〇円+税)。また、ご購入いただいた方には、是非アンケートハガキにお答えいただき、当年鑑についてのご感想やご批判をいただければ幸いです。来年三月発行予定の追録を送ります。なお、直接お買い求めの際は、〇三-三二〇二-〇五四一事務局総務部にお電話ください。
二〇〇七年十二月
日本基督教団総務部年鑑係
主の御名を賛美致します。
さて、去る11月15日、超大型サイクロン「シドル」がバングラデシュのベンガル湾沿いの低地一帯に大きな被害を与えました。20日現在、死者3,500名を超え、最終的には1万人に達する恐れがあり、被災者は数百万人に上ると報じられています。道路網寸断の中でヘリコプター輸送援助が行われていますが、到着しないヘリを多数の被災者が待ちわびる状態です。
社会委員会は すでに被災者支援活動をはじめたAction by Churches Together (ACT) International の呼びかけに応えて緊急救援募金を行います。ご協力をお願いいたします。
2007年11月22日
日本基督教団社会委員会委員長 張田 眞
記
◎募金期間 2008年3月末
◎目標額 1,000万円
◎送金先 加入者名 日本基督教団社会委員会
◎郵便振替 00150-2-59369……
十一月五日(月)午後、教団会議室において第二○回神学校等人権教育懇談会が開催された。参加者は発題者、関西学院大学神学部、聖公会神学院、同志社大学神学部、東京聖書学校、東京神学大学、農村伝道神学校、東京教区部落解放五支区代表者会、主催者の計十一名であった。
今回は先ず、発題者である浦本誉至史さん(部落解放同盟東京都連合会執行委員)より「連続大量差別はがき事件」についての報告を聞いた。
この事件は、二○○三年五月より一年半の間、東京を中心に全国の被差別部落出身者や、ハンセン病元患者、在日韓国・朝鮮人、障がい者など被差別少数者に対して、極めて悪質な差別はがきが大量に送り付けられたものであった。
発題者の浦本さん自身が全体で四○○通以上にも及ぶ差別はがきの四分の一を受け取る被害者であった。はがきの内容も悪質極まりないが、その手法も浦本さんの名前を語ってハンセン病元患者への差別を行うなど卑劣な……
「第十一回日本基督教団と台湾基督長老教会との教会協議会」が、十一月八日から十日にかけて台湾南部の壽山中会に属する鳳山教会を会場に行われた。出席者は日本基督教団(以下教団)から十七名、台湾基督長老教会(以下PCT)からは二四名。
初日(八日)夜に行われた開会礼拝では、PCT総会議長の潘慶彰牧師が今協議会のテーマである「Liv-ing Shalom and Love
my neighbor(平和に生き、隣人を愛せよ)」と題した説教で、隣人としての台湾と日本の両教会がこれからも手を携えて協力関係を築いていきたいこと、また特にPCTとしては台湾が独立国家としての地位確立をめざす動きに大きく関わり、国連において認められることを願っていること、そしてPCTとしては地方教会への支援が課題となっていることなどが語られた。
二日目(九日)と三日目(十日)は、いずれも午前八時三〇分の聖書研究から始められ……
一月十四日(月)午前十一時~十日町教会牧師館の完成記念礼拝が、同日午後三時~見附教会の会堂・牧師館の献堂式が行われます。『私たちは孤独ではない』ことを実感しています。小出教会のために引き続きお祈り下さい。
聖名を讃美します。
「夜は更け、日は近づいた(ローマ13章12節)」。
見附教会は度重なる災害で、再建不能な打撃を受けました。にもかかわらず、これによって私共の信仰が純化されました。皆様からの貴重な献金により新会堂・牧師館が完成したのです。新しき主の業の始まり! 歓喜に満たされています。試練(災害)を乗り越える道をも備えられていたのです。『朝の来ない夜はない』。ただ主に感謝です。
見附教会
牧師 柳田剛行
三年前の新潟県中越地震で被災した牧師館が、もうすぐ完成しようとしています。この時間は私たちにとって決して短くはありません。でも、わずか三年での再建であるとも言えます……
*恵みに満ちた台湾交流
今回、台湾最大のプロテスタント教団、台湾基督長老教会との青年交流プログラムに、教団の青年代表として参加しました。台湾から青年が参加し、共に台湾各地を訪問しつつ、台湾や福音について学ぶことができました。
台湾では、十三のユエンツーミンと言われる先住民族を含め、多数の民族が異なる言語・文化を持っています。その歴史の殆どが日本を含む外国統治の結果、複雑な歴史背景を負うに至ったことを知りました。
民族間だけではなく、世代間でも話す言語や歴史認識が異なることを知り、大変驚きました。その結果、家庭や教会内ですら言葉の「断絶」、歴史認識の「断絶」があります。さらに、弾圧の歴史から一気に民主化が進んだというコインの裏側には、氾濫する外国文化の中で誰もが自分が何者であるのか、常にアイデンティティーを探しているという台湾の姿がありました。
アイデンティティーの問題だけではあ……
「教団新報」次号四六四二 ・四三号を合併号とし、一月二六日に発行致します。
なお教団事務局、出版局、年金局は二九日~一月六日は休業致します。
総幹事 内藤留幸
▼祈祷会の最中、異臭を感じた。教会のあちこちで、微妙に臭う。発生源が分からない。翌日になって、犬の糞を踏んづけた痕跡と思われるものを階段と床に見つけた。誰かの靴底に付着して持ち込まれたのだろう。▼犯人は誰だ。教会学校の子どもかも知れない。推理しているうちに、はたと思い当たる。調べると果たして、祈祷会時に履いていた自分の靴にべっとりと。▼前任地で会堂建築した時、床を土足にするか否かで議論になった。靴で礼拝堂に入るのに抵抗を覚えるという人もある。せっかくのバリアフリーだし、年配者や車椅子の人は土足の方が楽だということで、土足派が勝った。▼バリアフリーで土足、開かれた教会が多くなった。結果、開かれた玄関から、いろんなものが吹き込み、持ち込まれる。靴底に付いた犬の糞までも。仕方がない。▼神聖な会堂が汚れたと躓く人が出ないように夜の間に数時間かけ、床掃除をした。掃除しか他に打つ手はない。
ヨハネによる福音書3章16~21節
愛の派遣 小林克哉
*独り子をお与えになられる犠牲こそが
今からおよそ二千年前、ユダヤのベツレヘムの家畜小屋でイエス・キリストはお生まれになられました。御言葉は、クリスマスとは「神が御子を世に遣わされた」ことだと告げています。滅びに向かう世を救うため、神が御子を世に派遣されたことこそ、クリスマスという出来事の真相なのです。
ある時、お子さんが病気になっている方が私に言われました。「代われるものなら、代わってやりたい」。それが親の心でしょう。もしわが子を犠牲にしなければならないとしたなら、それはわが身を犠牲にすること以上に辛く厳しいことです。親と子を結ぶ愛の絆が深ければ深いほど、強ければ強いほど、そうなのではないでしょうか。
神は永遠において父であり、子であり、聖霊であられるお方です。ご自身において完全な交わりをお持ちになっておられま……