第35総会期第四回教育委員会が十一月二七日(火)~二八日(水)の両日、教団会議室において開催された。
諸報告の後、まず第一回教会教育セミナー・教区担当者会について協議した。これまで教区担当者会は総会期ごとに開催されてきたが、教会教育セミナーを開催するのは今回が初めてのため、「信徒の友」に最小のスペースではあるが公告を掲載することが決定された。
更に、教区担当者会の中で開催地四国を代表して発題を行っていただくことが協議され、近永教会の芦名弘道教師に依頼することとなった。
次に「ユースミッション2008」実行委員会からの報告を受け、日程等の協議を行った。開催期間は二〇〇八年七月三一日(木)~八月八日(金)までで、前半を東京で、後半は京都を中心に行うこととなった。京都での宿泊場所は交渉中である。予算については「ユースミッション2006」を参考にしつつ、教育委員会としては一〇〇万円の予算を組……
第三回「能登半島地震」被災教会会堂等再建支援委員会(以下、委員会という)が、十一月二〇日に、教団会議室で開催された。
委員会は、前回(第二回)委員会記録を確認後、陪席された高橋潤中部教区議長及び小宮山剛中部教区能登半島地震被災教会再建委員長より、前回の委員会以降の中部教区における取り組み経過についての報告を受けた。
その中で、七項目の委員会への依頼、承認事項が出されたが、これらの事項は委員会の協議の中で扱うこととした。
次に教団事務局より十一月二〇日現在の再建支援募金の状況の報告を受けた。また、支援募金を推進するために、クリスマスに向けて募金協力呼びかけのポスターの原案が提示された。委員会はポスターの内容を一部修正、確認し、重ねて全国の教会・伝道所に再建支援募金を依頼することとした。
以後、協議に入り前回に引き続き募金、再建計画等今後の運営について話し合った。
中部教区の再建委員……
▼映画『三丁目の夕日』を独りテレビで観た。以前にもビデオで観ている。所謂団塊の世代が少年少女だった時代が舞台になっている。ティッシュ一箱を用意していて正解だった。泣けた。▼三〇年以上前、神学校の友人がこの原作漫画にはまっており、週刊漫画誌から切り抜きファイル製本していた。当時にして既に、一〇年から十五年過ぎたレトロな世界を描いた郷愁味溢れる漫画だった。ほのぼの、しみじみ、勝れた漫画だとは思ったが、勿論泣きはしなかった。▼今、漫画が舞台とする時代と、漫画を読んでいた時代と、二重に懐かしい。愛おしくて涙が滲む。▼二〇〇八年という年も、嬉しいことが待っていれば勿論のこと、逆にどんなに辛い出来事が重なろうとも、二〇年後、三〇年後(は難しいか)には、きっと懐かしく愛おしく、思い出すだけで涙誘われる年になることだろう。そういう掛け替えのない年であることを覚えて、一日一日を過ごして行きたいものだ。▼続編……
マタイによる福音書 4章1~11節
誘惑を受けられる主 山北宣久
新しい年を与えられた。「新年や またうかうかの初めかな」とならぬよう、主の赦しと忍耐と期待とによって与えられている日々を生かし切って行きたい。
今秋第36回の教団総会を迎える。未受洗者配餐問題をめぐって揺れる教団は多様性を大切にするがゆえに何によって一致する教会なのかが決定的に問われることとなろう。議論とともに決断をもって課題に向き合って行く迫りを感じさせられる。
*初詣
正月三日間でまた九千万人を越える人々が初詣に行ったというニュースが報ぜられるであろう。この人数に新年礼拝参加者が加えられていないことだけは確実だが、いろいろ考えさせられる。
初詣・神社仏閣で祈る人々は何を祈るのだろう。恐らく自分の幸福、安全、繁栄、成功、せいぜい拡げたところで家族の幸いであろう。初詣には隣人が欠落しているのではな……
2007年11月13日
日本基督教団
総会議長 山北宣久
同 常議員会
かつての冷戦時代は、ある国が強力な軍事力をもって支配し、ある種の平和を保とうといたしました。それは古代社会のローマ帝国支配から「パクス・ロマーナ(ローマ式平和)」とも呼ばれました。しかし、真の平和はそのような軍事力では作ることはできません。それらは逆に緊張と不信を生みだし、お互いの生命を脅かすものでしかありません。
現在、ブッシュ政権(米軍)は、「世界規模のテロ」や「大量破壊兵器」などの「新たな脅威」への対抗という名目で、先制攻撃戦略を考え、軍事力を効率的に行使するために、世界的規模で<米軍再編成>を推し進めています。
この再編計画には、世界のどこにでも先制攻撃を迅速に展開できる機動的な軍隊配備と、共に戦う同盟国との軍事協力を確認するという両面があります。
この再編成構想には、当然、日本も組……
「荒野の40年」を経て
松本さんはいわゆる団塊世代ピークの生まれである。父親がクリスチャンで、教会付属幼稚園に入り、教会学校にも通った。高校生になり、主日礼拝に出席し、兄姉の真剣に礼拝を守る姿に接する中で、聖書から「原罪」を問われ、キリストの贖罪を示され、受洗へと導かれた。
そのうち心の奥底に「伝道者献身」の思いを持つようになった。しかしそれが「召命」か、単なる憧れや願望なのかを見極めるべく、幅広い教養科目を学べる大学に進学した。その頃「学園紛争」が激化し、卒業時には「教団紛争」という事態も出現、そのような状況を乗り越える「牧師像」を明確に描けず、自分が牧師になるよりも、牧師を助けて教会を守るために命をかけることのできる信徒であろうと決心した。礼拝生活が守られ、教会奉仕のできる職業を希望し、民間企業の研究所に就職した。
またこの時期に結婚し、長男も与えられた。やがて主の不思議な導……
二〇〇七年十一月一日、東京YMCA早天祈祷会は七〇〇回目を迎えた。午前七時、山手YMCA(西早稲田)に五〇人が出席して行われ、木村利人氏(恵泉女学園大学学長)の「新しい天と新しい地」と題する奨励があった。木村氏は次のように証しした。高校で受洗した時、記念に戴いた聖書の表紙の裏に「新しい天と新しい地」の聖句が書かれていた。まさに洗礼を受けたそのことが、自分にとって新しい天と新しい地であったと、自らの歩みを語った。
フィリピンのワークキャンプがきっかけで生まれた歌「幸せなら手をたたこう」は、詩篇四七から導かれ、神によって生かされている幸せを態度に示そうよと歌った経緯を明かした。
奨励の最後に木村氏は、光の子として態度に示し、一回限りの人生を、いつも新しい天と新しい地に生きることを目指しつつ、共に主にあって歩んで行こうではないかと、力強く結んだ。
この東京YMCA早天祈祷会は一九二二(大正……
全国教会婦人会連合 牧師夫人研究委員会
同労者の交わり
横山 利江 (牧師夫人研究委員会委員)
◎各教区内「牧師夫人会」の現状
今回、教団十七教区中十四教区の三二地区(支区、分区)にアンケートを依頼し牧師夫人会の現状について七つの設問を試みた。この機会に各地の牧師夫人会の様子に目を向け関心を持っていただければと願う。
1.教区、地区に牧師夫人会が
(ある)九教区二二地区
(ない、不明)五教区十地区
2.開かれる回数は?
殆ど年一回~二回(三回~六回の分区もある)二年に一回の一泊研修会一教区
3.教区、地区からの援助金が
(ある)八教区十九地区(二地区で婦人部、教区婦人会連合より)
(金額)五千円~十万円
(なし)三地区
4.お世話役は?
輪番(一年~二年交代、地域毎)
話し合いで可能な者が受ける
5.内容は?
教会に集い礼拝、懇談、近況報告、会食……
原 まさ氏(隠退教師)
十月十日、逝去。八四歳。滋賀県に生まれる。一九四八年ホーリネス聖書神学校卒業後、聖都教会に赴任。その後聖心、小松川、柏旭町各教会を牧会し、五六年から九八年まで小松川教会牧師を務め、隠退した。遺族は夫の登さん。
細川 覚氏(石巻栄光教会主任担任教師)
十月十四日、逝去。六三歳。岡山県に生まれる。一九七二年同志社大学大学院修了後、七三年石巻栄光教会に赴任し、同教会牧師を務めた。遺族は妻の富代さん。
★教団年鑑刊行のお知らせ
このたび、日本基督教団年鑑二〇〇八年版を刊行いたしました。今回も新たな情報を満載しておりますので、是非、最寄りのキリスト教書店もしくは当方に直接お買い求めください(定価三六〇〇円+税)。また、ご購入いただいた方には、是非アンケートハガキにお答えいただき、当年鑑についてのご感想やご批判をいただければ幸いです。来年三月発行予定の追録を送ります。なお、直接お買い求めの際は、〇三-三二〇二-〇五四一事務局総務部にお電話ください。
二〇〇七年十二月
日本基督教団総務部年鑑係