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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4610号】「信教の自由」について協議 靖国天皇制問題小委員会

2006年9月16日
今総会期第四回目の「靖国・天皇制問題小委員会」が七月四日と五日と教団会議室で行われた。 村田元委員長が欠席のため村田委員長の指名で須賀誠二委員が司会を担当した。 今回の委員会では、国際基督教大学教授の森本あんり氏に「信教の自由と憲法-アメリカの歴史的実験に学ぶ」という講演をしていただき、靖国問題、靖国問題から見た憲法改正の動向、宗教に関する判例の読み方、さらには宗教団体と国家との関係の背景となる「信教の自由」の問題について協議を行った。 「宗教的寛容」と「信教の自由」との関係と違い、また「政教分離」と「信教の自由」との違いなどを明確に、歴史的に説明していただき、靖国問題や憲法改正における宗教問題、あるいは最近盛んに論じられている愛国心について考える場合に必要なスキルを与えていただいた。 行動や運動、批判のためにはまず正しい理解が必要であり、その意味では有意義な講演であり、今後社会委……

【4610号】グローバリゼーションの時代にあって スイス協約委員会

七月二一日に教団事務所にて、第二回スイス協約委員会が開催された。 日本基督教団とスイスの教会との関係はSOAM(スイス東アジア・ミッション)との長年の宣教協力を基盤として、SEK(スイス福音主義教会連盟)との宣教協約を結び、現在もSEKの宣教師が日本で活躍している。二〇〇一年にはSOAMスイスの海外宣教団体が連合して、 mission21を結成した。それ以来、教団は mission21 のアジア部局とも連携を保ちつつ、宣教協約の実質化に取り組んできた。 しかし、二〇〇六年三月にSOAMが mission21を脱退し、独自の活動を続けていくことになった。教団は、SOAMを通じて mis-sion21と繋がっていた。 mission21 からは、今後も関係を続けていきたいとの申し出があり、委員会としては、SEKや mis-sion21 と教団のこれまでの関係を尊重し、今後も宣教協力を続け……

【4610号】関係者でいこう!! ~さよなら無関心 部落解放青年ゼミナールに参加して

八月一~四日、大阪のいずみ教会で青年ゼミが行なわれました。日本各地や、インドからの参加者が集まり、大変にぎやかなものになりました。 北海道出身の私は、部落差別問題と直接関わる機会がなく、この和泉の地に来て初めて体感を伴いました。しかし何故、部落差別が存在するのか、私には全く理解できないのです。 日本には古くからケガレという信仰があり、そのことによって特定の職業に就いていた人たちが、穢れた身分とされ、部落民とされるようになったそうです。そしていつしか、その地域に住む人々が、差別されるようになったということを学びました。中世、あるいは近世から続く差別問題は、身分制度がなくなった今もなおステレオタイプ的に残っている。そして、そのことによって、悲しみや苦しみを抱えている人がいることを知りました。 一方で、必ずしも全員が差別体験を受けたという実感があるわけでもないことも、青年部のある方の話で知……

【4610号】荒野の声

▼テントキャンプも三日目夜、一大イベントのバーベキューが始まった。畳一枚分の鉄板に、あらゆる具を載せて薪で焼く。菜箸を伸ばしても届かないし熱い。一人がシャベルを持ち出して、具をかき混ぜる。他がつぶやいた。「便所を掘ったシャベルなのに」。高校生がこれに反応する。「キャンプ、キャンプ」。▼キャンプだから許される範囲内だと言う意味で、このキャンプでの流行語・合言葉となっていた。中学生の女の子も、便所シャベルでかき混ぜた肉や野菜を、まあたくさん食べること。「キャンプ、キャンプ」。▼湖畔の上下水道もないススキの原で、草をなぎ倒し、便所を掘ることから始まるこの企画を、中高生は献身ではなくサバイバルだと評した。第一回目には台風に襲われ、真夜中テントにぶら下がって、飛ばされるのを防いだと聞く。体験は、伝説となって語り継がれる。▼バーベキューが初日だったなら、誰も箸をつけなかったろう。共に過ごすことで出来た……

【4610号】「Passion lives here in Fukuoka Young Camp.-すべての熱情、感情がここに-」 福岡地区ヤングキャンプ

八月七日(月)津屋崎の夜は熱かった。福岡地区ヤングキャンプ(八月六日~八日、津屋崎教会にて開催)二日目夕食後、津屋崎海岸で夕陽を背にして、キャンプに参加した約三〇名のティーンエイジャーの若者たちは、熱心に講師の話に耳を傾けた。 講師西岡巌牧師(現福岡渡辺通教会)は「とらえられた私」との主題のもと、ご自分の愛するご子女を二歳で天に送られた経験より「『もし神様に出会ったら、殺してやりたくなるだろう』、そんな思いで牧師を続けた。大抵の牧師は、熱心に祈れば祈りは聴かれると言うけれど、僕は娘の命を生かして下さいという祈りが聴かれない所から、牧会が始まったのだ」と、パウロの喜びの書簡、フィリピの手紙から、純粋な瞳の子どもたちに、熱く語りかけられた。かつて、キリスト教徒を憎み、殺していたパウロが、回心後実は、神の愛にとらえられていたという驚きの経験と講師の経験が重なる。 サンセットサービスが終わり、……

【4610号】夏に集う若者たち 2006 「人生のロードマップ?」主題に 五〇年以上の歴史を持つ東日本ユースキャンプ

東日本ユースキャンプは、東日本同信会が主催し、同志社大学神学教育後援会が後援となって行われるキャンプで、五〇年以上の歴史を持っているキャンプである。 最初は、東日本高校生献身修養会という名前で、献身者を募る目的で実施されてきた。五年前より東日本ユースキャンプと改名したが、その精神、内容などは今でも引き継がれている。 東北から関東までの諸教会に呼びかけ、高校生以上二〇歳未満の若者たちが参加する。スタッフは全員が牧師で、今年は、安藤昭良牧師(小出教会)をチャプレンとして、山下智子牧師(会津若松教会)、与那城初穂伝道師(国分寺教会)、佐原光児伝道師(霊南坂教会)、北村裕樹伝道師(弓町本郷教会)、そして、主事として千葉敦志牧師(太田八幡教会)。講師は、同志社大学神学部から原誠先生をお迎えして行われた。 三泊四日のスケジュールで行われるこのキャンプに今年は、男子三名、女子九名の合計十二名が参加……

【4608・09号】平和聖日メッセージ

2006年8月12日
戦後六十一年目の夏を迎えました。 「 平和を実現する人々は、幸いである、その人たちは神の子と呼ばれる。」(マタイ五の九)とのお言葉どおりにピースメーカーでありたいと存じます。しかし、具体的に平和を作り出すことの難しさを感じます。ますます祈りの力に頼らねばなりません。 今日、日本では憲法が持つ平和と民主主義で表される理念と、日本国憲法以前に国家を形成してきた国粋主義的な理念とが改めてぶつかり合っています。 世界の情勢の変化から考え方が多様化し、これまで当然とされてきたことが改めて考えられなければならない時代なのでしょう。 私たちはキリスト信仰に基づいて平和憲法を支持し基本的人権の大切さを訴えてきました。けれども、日本社会ではこれまで、平和も人権も基本的なことがきちんと受け止められずに来たのではないでしょうか。 私たち自身も、民主、平和の理念がプロテスタントの歴史の中から生み出された……

【4608・09号】人ひととき 竹井 真人さん

伊豆諸島の伝道に生きる 富士火山帯が太平洋に伸びているその上に伊豆諸島がある。そして東京港から一番近いのが伊豆大島、その東南に波浮教会がある。竹井真人さんはその教会の牧師である。 中高生の集会に参加したのがキッカケとなり、日本メノナイト教会会議霧島キリスト教兄弟団で受洗。日本ホーリネス茂原教会から東京聖書学院に入学し、一九七六年卒業。徳山福音キリスト教会等を経て、日本ホーリネス教団のキャンプ場「大島・泉の家」のチャプレンとなった。 一九八六年四月、乞われて日本基督教団新島教会の牧師に就任。その年の十一月、日本基督教団に教師として転入。十一年間、新島教会に仕え、一九九七年から波浮教会に移り、波浮教会と新島教会を兼牧した。 以来九年間、毎週、土曜日の早朝大島から東海汽船で二時間かけて新島に渡り、新島教会で主日礼拝の御用をすませて昼過ぎに新島を出て大島に戻り波浮教会の礼拝に奉仕すると……

【4608・09号】お知らせ

★東京地区原理問題相談会時=9月22日(金)13時~15時/所=日本キリスト教会館4階会議室/問合せ=東京教区事務所(TEL03-3203-4270)

【4608・09号】第8回 福祉体験キャンプ

キリスト教社会福祉 サマーキャンプ in はままつ 目 的 ①施設実習から隣人に仕える業を体験する ②キリスト教精神に立つ業のみことばを聴く 主 題 「はじめに愛がありました」 日 時 二〇〇六年八月二〇日(日)~二三日(水) 三泊四日 場 所 静岡県浜松市(聖隷ゾーン) スケジュール 《8/20》 開会礼拝・施設紹介と見学・教会夕礼拝 《8/21~22》 施設礼拝・体験実習・職員の証し・交わり 《8/23》 閉会礼拝(母の家)・交わり・観光ドライブ 定 員 二〇名程度(先着順) 参加費 一五、〇〇〇円 (学生は交通費の一部補助あり) 申 込 所定の用紙に記入の上、事務局に郵送又はFAXでお申込ください。所定の用紙のない方には詳細の案内書と一緒に郵送いたします。ご連絡ください。 申込締切 二〇〇六年八月十四日(月) 問合せは… 日本キリスト……
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