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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4641号】バングラデシュ-サイクロン 救援募金のお願い

2007年12月22日
主の御名を賛美致します。 さて、去る11月15日、超大型サイクロン「シドル」がバングラデシュのベンガル湾沿いの低地一帯に大きな被害を与えました。20日現在、死者3,500名を超え、最終的には1万人に達する恐れがあり、被災者は数百万人に上ると報じられています。道路網寸断の中でヘリコプター輸送援助が行われていますが、到着しないヘリを多数の被災者が待ちわびる状態です。 社会委員会は すでに被災者支援活動をはじめたAction by Churches Together (ACT) International の呼びかけに応えて緊急救援募金を行います。ご協力をお願いいたします。 2007年11月22日 日本基督教団社会委員会委員長 張田 眞 記 ◎募金期間 2008年3月末 ◎目標額 1,000万円 ◎送金先 加入者名 日本基督教団社会委員会 ◎郵便振替 00150-2-59369……

【4641号】連続大量差別はがき事件に学ぶ 第20回神学校等人権教育懇談会

十一月五日(月)午後、教団会議室において第二○回神学校等人権教育懇談会が開催された。参加者は発題者、関西学院大学神学部、聖公会神学院、同志社大学神学部、東京聖書学校、東京神学大学、農村伝道神学校、東京教区部落解放五支区代表者会、主催者の計十一名であった。 今回は先ず、発題者である浦本誉至史さん(部落解放同盟東京都連合会執行委員)より「連続大量差別はがき事件」についての報告を聞いた。 この事件は、二○○三年五月より一年半の間、東京を中心に全国の被差別部落出身者や、ハンセン病元患者、在日韓国・朝鮮人、障がい者など被差別少数者に対して、極めて悪質な差別はがきが大量に送り付けられたものであった。 発題者の浦本さん自身が全体で四○○通以上にも及ぶ差別はがきの四分の一を受け取る被害者であった。はがきの内容も悪質極まりないが、その手法も浦本さんの名前を語ってハンセン病元患者への差別を行うなど卑劣な……

【4641号】「平和に生き、隣人を愛せよ」をテーマに 台湾基督長老教会との教会協議会

「第十一回日本基督教団と台湾基督長老教会との教会協議会」が、十一月八日から十日にかけて台湾南部の壽山中会に属する鳳山教会を会場に行われた。出席者は日本基督教団(以下教団)から十七名、台湾基督長老教会(以下PCT)からは二四名。 初日(八日)夜に行われた開会礼拝では、PCT総会議長の潘慶彰牧師が今協議会のテーマである「Liv-ing Shalom and Love my neighbor(平和に生き、隣人を愛せよ)」と題した説教で、隣人としての台湾と日本の両教会がこれからも手を携えて協力関係を築いていきたいこと、また特にPCTとしては台湾が独立国家としての地位確立をめざす動きに大きく関わり、国連において認められることを願っていること、そしてPCTとしては地方教会への支援が課題となっていることなどが語られた。 二日目(九日)と三日目(十日)は、いずれも午前八時三〇分の聖書研究から始められ……

【4641号】「新潟県中越地震」から三年後の喜び 皆さまのお祈りとお支えに感謝

一月十四日(月)午前十一時~十日町教会牧師館の完成記念礼拝が、同日午後三時~見附教会の会堂・牧師館の献堂式が行われます。『私たちは孤独ではない』ことを実感しています。小出教会のために引き続きお祈り下さい。 聖名を讃美します。 「夜は更け、日は近づいた(ローマ13章12節)」。 見附教会は度重なる災害で、再建不能な打撃を受けました。にもかかわらず、これによって私共の信仰が純化されました。皆様からの貴重な献金により新会堂・牧師館が完成したのです。新しき主の業の始まり! 歓喜に満たされています。試練(災害)を乗り越える道をも備えられていたのです。『朝の来ない夜はない』。ただ主に感謝です。 見附教会 牧師 柳田剛行 三年前の新潟県中越地震で被災した牧師館が、もうすぐ完成しようとしています。この時間は私たちにとって決して短くはありません。でも、わずか三年での再建であるとも言えます……

【4641号】台湾の歴史と教会と人に学ぶ ユースミッション2007 7.28~8.6

*恵みに満ちた台湾交流 今回、台湾最大のプロテスタント教団、台湾基督長老教会との青年交流プログラムに、教団の青年代表として参加しました。台湾から青年が参加し、共に台湾各地を訪問しつつ、台湾や福音について学ぶことができました。 台湾では、十三のユエンツーミンと言われる先住民族を含め、多数の民族が異なる言語・文化を持っています。その歴史の殆どが日本を含む外国統治の結果、複雑な歴史背景を負うに至ったことを知りました。 民族間だけではなく、世代間でも話す言語や歴史認識が異なることを知り、大変驚きました。その結果、家庭や教会内ですら言葉の「断絶」、歴史認識の「断絶」があります。さらに、弾圧の歴史から一気に民主化が進んだというコインの裏側には、氾濫する外国文化の中で誰もが自分が何者であるのか、常にアイデンティティーを探しているという台湾の姿がありました。 アイデンティティーの問題だけではあ……

【4641号】お知らせ

「教団新報」次号四六四二 ・四三号を合併号とし、一月二六日に発行致します。 なお教団事務局、出版局、年金局は二九日~一月六日は休業致します。 総幹事 内藤留幸

【4641号】荒野の声

▼祈祷会の最中、異臭を感じた。教会のあちこちで、微妙に臭う。発生源が分からない。翌日になって、犬の糞を踏んづけた痕跡と思われるものを階段と床に見つけた。誰かの靴底に付着して持ち込まれたのだろう。▼犯人は誰だ。教会学校の子どもかも知れない。推理しているうちに、はたと思い当たる。調べると果たして、祈祷会時に履いていた自分の靴にべっとりと。▼前任地で会堂建築した時、床を土足にするか否かで議論になった。靴で礼拝堂に入るのに抵抗を覚えるという人もある。せっかくのバリアフリーだし、年配者や車椅子の人は土足の方が楽だということで、土足派が勝った。▼バリアフリーで土足、開かれた教会が多くなった。結果、開かれた玄関から、いろんなものが吹き込み、持ち込まれる。靴底に付いた犬の糞までも。仕方がない。▼神聖な会堂が汚れたと躓く人が出ないように夜の間に数時間かけ、床掃除をした。掃除しか他に打つ手はない。

【4641号】クリスマスメッセージ

ヨハネによる福音書3章16~21節 愛の派遣 小林克哉 *独り子をお与えになられる犠牲こそが 今からおよそ二千年前、ユダヤのベツレヘムの家畜小屋でイエス・キリストはお生まれになられました。御言葉は、クリスマスとは「神が御子を世に遣わされた」ことだと告げています。滅びに向かう世を救うため、神が御子を世に派遣されたことこそ、クリスマスという出来事の真相なのです。 ある時、お子さんが病気になっている方が私に言われました。「代われるものなら、代わってやりたい」。それが親の心でしょう。もしわが子を犠牲にしなければならないとしたなら、それはわが身を犠牲にすること以上に辛く厳しいことです。親と子を結ぶ愛の絆が深ければ深いほど、強ければ強いほど、そうなのではないでしょうか。 神は永遠において父であり、子であり、聖霊であられるお方です。ご自身において完全な交わりをお持ちになっておられま……

【4640号】閉塞感を打破して

2007年12月8日
あるキリスト教ジャーナリズムの統計発表によると教勢の低下等に伴う教会の多くが閉塞感を招いていることと、その要因ベスト8を挙げていた。 ①信仰の弱体化。②教職の交代と無牧。③社会、環境の影響。④教会の体質の問題。⑤教職の質の問題。⑥高齢化。⑦霊性の低下。⑧社会との遊離、乖離。 さらに閉塞感をもたらす「減少」の現象ベスト6を列挙していた。 ①新来者。②青年。③教会学校。④受洗者。⑤礼拝者。⑥献金額。 これらはどこの教会でも共通している問題であろう。「クリスチャン情報ブック二〇〇八」によると全国のプロテスタント教会、伝道所は前年より五九増加し、初めて八千の大台を超えたものの教勢は低下、この減少ベスト6に歯止めがかからないことが報ぜられていた。 わが教団も傾向を同じくしているであろう。しかし、だからといって閉塞感を感ずるというのは別問題だろう。昔から教会は閉塞感を感じる只中で、福音の真理……

【4640号】人ひととき 三野慶仁(さんのよしひと)さん

好きな言葉は、「悔い改め」「あしたのために」「楽しい生活」「共に生きる」。嫌いな言葉は、「後悔」「あなたのため」「やればできる」。 紆余曲折を経て九〇年に神学校を卒業し、日本福音ルーテル教会の牧師となり、〇四年に教団に移ったが、牧師としての生活も紆余曲折だった。 岡山時代、心臓病が悪く、教会員の医師から「あと五年の命と思ったほうがよい」と言われたが、予測は幸いにも外れた。釜ヶ崎で本田哲朗神父と出会い、自分がキリスト教の信仰に惹かれていたのは、メタノイア(悔い改め)であったことに改めて気づかされる。「あした」を見つめて精一杯生き、「後悔」はしない。「あなたのため」でなく、「共に生きる」労苦を味わい「やってもできない」事実に直面しながらも、それを超えた「楽しさ」に生きる。イエス様もそのために来られたと信じる。これがからだに染み渡り、今に至る信仰生活の基盤となった。 松山では、精神障害者小……
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