二月七日~八日、第35総会期第四回社会委員会が遠州栄光教会(浜松市)を会場に開催された。
今回は社会事業同盟関係の研修を兼ねた委員会であり、礼拝奨励も日本キリスト教社会事業同盟からの選出委員である長沢道子委員が担当した。
礼拝後、社会福祉法人聖隷福祉事業団の諸施設見学に移り、遠州栄光教会の森田恭一郎牧師より聖隷クリストファー大学構内の聖隷歴史資料館にて聖隷事業の歴史や基本理念、教会との関わりを伺った。その後、聖隷三方原福祉タウンにて知的障害児施設小羊学園や聖隷三方原病院ホスピス礼拝堂を見学した。翌日は特別養護老人ホーム十字の園にて共に朝礼拝に出席し、同施設の見学も行った。
総じて聖隷事業団の業は、キリスト教精神に基づく「隣人愛」を医療、保健、福祉、介護サービス等で実践している事が強く感じられるものであり、また懇談することのできた前聖隷福祉事業団理事長長谷川力氏、小羊学園理事長稲松義人氏、十字の園理事長平井章氏、聖隷厚生園讃栄寮寮長三輪尚士氏らからは、現場からの声として貴重な意見や感想等を伺うこともでき感謝であった。
協議では西之園路子委員による「東海教区・中静分区における教会と社会事業」の報告や土井しのぶ委員による「性差別問題」の発題があり各教区の取り組みを分かち合った。
なお、今回の委員会では、社会福祉施設援助金の送付先を①寿地区センター(神奈川教区)②あいあいネット(兵庫教区)③なかよし学級(九州教区)に決定し、別件では「その他の救済資金」を適切に運用するための委員会内規を承認した。また全国社会委員長会議(六月十六日~十七日)の詳細を協議し、その他業務報告(地震関連、クリスマス献金関連、死刑執行への抗議等)や委員の各担当報告を受けた。 (上地武報)