主が備えられたレール
佐々木さんが施設長を務める「秋田婦人ホーム」は、一九三三年に事業を開始した母子生活支援施設である。
婦人ホーム開設の前史は、秋田県が全国で四番目に公娼廃止県となることに尽力した早川かい氏と、彼女が支部長を務めた矯風会秋田支部の活動に依っている。公娼廃止により自由廃業した女性とその子供の生活を保護し、援助する活動がホーム開設に結実してゆく。開設当初の目的には、さらに広く母親と子供の養育支援を行なってゆくことが謳われている。この開設の理念は、「城南園」、「ひばりクラブ」といった乳幼児、児童施設の併設に至り、子供たちの養育を通し母親支援を行なう事業となる。後に母子生活支援施設となってゆく施設の多くが戦争により父親を失った母子支援を目的として戦後に開設されたが、秋田婦人ホームが大正末期からの廃娼運動との繋がりで生み出されたことはめずらしい。
佐々木さんは、短大卒業後……
「隠退教師を支える運動・西東京教区推進座談会」が二〇〇八年一月十一日(金)午後二時から、吉祥寺教会で開催された。昨年一月十二日に次いで第二回目である。
先ず、西村佳子推進委員の司会で開会礼拝を行なった。吉祥寺教会・吉岡光人牧師からマタイによる福音書7章1節~12節より「神様の前に生かされている自分を見つめて謙虚になりましょう」とのメッセージを受けた。
座談会は滝川英子書記の司会で、出席者の自己紹介。続いて主催者として、多田信一委員長および髙橋豊・教団教師退職年金局理事長の挨拶があった。
いよいよ本題に入り、多田委員長より三五年前に、北海教区、旭川豊岡教会で始まった「隠退教師を支える運動・100円献金運動」が北海教区の運動となり、やがて教団総会で決議され、教団全体の運動となって今年は三〇年になる。その間、信徒運動として活動を続けている歴史と経緯、そして集められた献金の使用目的など、配布……
主我を愛す。主は強ければ、
我弱くとも、恐れはあらじ。
浅井 重郎 (タイキリスト教会<CCT>宣教師)
一月、タイ王国はチェンマイも、今が冬です。高さ30メートルもあるカポックの樹に大きな赤い花が沢山咲いて、巨大な花束のように青い晴天に映えています。この季節は、三月、四月の一年中で一番暑い季節になる前の、樹木の落ち葉が、沢山出来る時季です。
信徒で宣教師、農業教師として私は、タイキリスト教会(CCT)の事業の一つ、マケーン・リハビリテーション・センターの付属農場で助言者として働いています。敷地60haの森に出来る落ち葉を焼き捨てずに、活用して有機農業をやろうとセンターの人々に呼びかけて、24年が経ちました。神様が下さる落ち葉が、足首の深さにまで積もる幸いを感謝して、これを集めて完熟堆肥を作り、有機農業の基にしようという企画です。また、農場内を測量して、果樹園の灌がい排水の改良……
「主にあって一つ」の祈りの下、多くの方々より目標額1,000万円をはるかに超える
22,345,218円のご献金をいただき、心から感謝いたします。
被災教会・地域の復興のために引き続きお祈りいたしましょう。
2008年2月8日
日本基督教団社会委員会
委員長 張田 眞
一月二二日(火)開催された理事会で、二〇〇八年度年金局財務計画額(謝恩金、退職年金勘定)が承認され、常議員会に議案として提出することとなった。
承認決議の前に、髙橋豊理事長は二〇〇八年度の謝恩日献金の計画額は二〇〇七年度同様一億一千万円を計上し、この計画を遂行できるよう各教区総会議長宛に理事長名で依頼文書を送り、謝恩日献金増額計画の二年目になる二〇〇八年度は各教区の更なる強力な献金協力により、この教団年金の財政健全化を実現していきたいと説明した。
教区議長宛の依頼文書は一月二四日付けで出状された。
金井愛明氏(釜ヶ崎伝道所・〔兼〕西成教会牧師)
昨年十一月十二日、逝去。七六歳。長野県に生まれる。一九五八年同志社大学大学院修了後、三津屋教会に赴任。その後淀川善隣館教会牧師を務め、六三年から釜ヶ崎伝道所を牧会し、七七年から西成教会兼務牧師を務めた。遺族は妻の千施子さん。
佐々木正實氏(隠退教師)
昨年十二月二二日、逝去。八五歳。福島県に生まれる。一九五一年東京聖書神学院卒業後、名古屋西教会に赴任。その後五五年から二〇〇七年まで大和教会牧師を務め隠退した。遺族は妻の久美子さん。
小林 宏氏(無任所教師)
一月十四日、逝去。八三歳。東京都に生まれる。一九五〇年日本基督教神学専門学校卒業後、名古屋中央教会に赴任。その後千歳船橋教会を牧会し、横須賀学院教務教師、小平学園教会牧師、関西学院教務教師、九三年から二〇〇七年まで横浜共立学園中学・高校教務教師として奉職した。遺族は妻の由……
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〒161-0033 東京都新宿区下落合3-14-16
TEL03-3951-1101 FAX03-3951-3044
《台湾基督長老教会の青年と日本基督教団の青年との交流会》
◎テーマ:「主にあって共に歩む」(「在基督牽手同行」)
◎日 時:2008年7月31日~8月8日
◎場 所:主な場所は、東京の韓国Y・神戸の六甲Y
◎応募条件:
1.募集人数7名(7名を超える場合は教団教育委員会で選考させていただきます)。
2. 18歳以上で教会の礼拝に出席している青年(求道者でも可)。
3.所属教会の牧師の推薦状のある方
4.全日程参加できる方
◎参加費:1万円(交通費、全額補助)
◎募集締め切り日:2008年5月10日
申し込み希望者は日本基督教団教育委員会まで、封書で牧師の推薦状を添えて申し込んでください。
◎宛 先:〒169-0051
東京都新宿区西早稲田2丁目3-18
◎連絡先:℡03-3320-0544 (教育委員会)
Mail Address nomura-sec@ucc……
第四回世界宣教委員会は一月二九日(火)に開催された。今総会期の世界宣教委員会は、大きな組織改革に伴い、その働きが多様になり、基本的な運営の在り方を整備するために、多くの時間をかけている。同時に、日常的な課題にも具体的に取組むことが求められている。そうした状況のもと、基本的運営方針に基づき最重要課題である受け入れ宣教師の内規・評価規定の整備や北米関係教会との新たな宣協協約締結、在外教師の教憲教規での位置づけなどが、継続的に協議されている。以下は、その協議の内容である。
①北米関係教会との宣教協約に関しては、特に、アメリカ改革派教会との協約について協議が進められている。内容的には、信仰職制を互に認め合い相互の宣教課題を担い合うことなどが盛り込まれており、協約の準備作業は最終段階に入っており、手続き上も締結目前となっている。
②在外教師の所属に関しては、在外教師の按手礼執行に関する議案が既に……
第35総会期式文改訂小委員会では、第34総会期に作成出版した試用版『日本基督教団・式文』(主日礼拝式、結婚式、葬儀諸式)に続き、その他の諸式式文を協議作成している。式文理解の基本は、試用版解説に記述した通りである。この基本線に沿って、諸式の作成に着手している。既に、今期第四回委員会までに、①洗礼諸式(洗礼、幼児洗礼、信仰告白式)は協議し最終案を確定した。
第五回の委員会(二〇〇八年一月二一〜二二日)では、以下のことを協議検討した。まず、献児式の最終案を検討し、献児式は幼児洗礼を認めていない教派的背景を持つ教会で行う式であり、幼児洗礼に代わるものではないことを確認し、式文を確定した。その他には、②転入会式、③按手礼、准允の式文の最終案が出され、これを協議し確定した。更に、④教会に関する諸式(教会・伝道所設立式、教師の就任に関する諸式、役員や教会奉仕者就任に関する諸式)の原案を検討。次回には……