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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4673・74号】寄留の人々の群れ

2009年4月25日
SJCFという主にある群れをご存知であろうか。これはシンガポールにある主の共同体SINGAPORE JAPANESE CHRISTIAN FELLOWSHIPの略 である。 その ミッションステートメントには「SJCFは、主イエス・キリストを主と受け入れた私達が、このシンガポールの地でキリストにより、一つの体とされた信仰者の群れである教会です。エペソ 4 章16節」とある。 この度、お招きをいただき 4 日間で 5 つの集会を担当し、交わりをなしえた。 折しも経済情勢の悪化等により日本に帰国する家族が続出する中ではあったが、活発な活動を展開している様子を目のあたりにすることができた。 会堂を持たぬゆえ、聖日は午後 3 時から 2 時間、セント・ジョージ教会を提供していただき礼拝を守っている。 往時は百人を越える出席者があったとのことだが、現在は50〜60人、それでも聖歌隊奉唱者を……

【4673・74号】人ひととき 東京神学大学 近藤勝彦 学長

神の奇跡で進む御業 ~学長就任にあたって~ 1959年の8月、初めて教会に行った。最初に手にした聖書の背表紙には「宣教百年記念」とあった。一年後に受洗、このときすでに伝道者への献身の志が与えられていたが、牧師の指導もあって国立大学での哲学の学びを終え、1966年、時満ちて東京神学大学に編入学する。卒業後、小岩教会の牧会を経てドイツへ留学。1978年、ベテル教会の牧会を兼務しつつ、東京神学大学の教授会の一員となる。それから31年、教会に出会ってから50年、折しも「宣教150年記念」の今年、学長となった。 日本におけるプロテスタント伝道は逆風の中にある。近代科学・技術偏重の社会の中で人間は救いを求めている。十字架につけられし主イエス・キリストにおける神の救済の御業、ここに明確な救いがある。この一点を深く掘り下げ理解して、「現代を生きる人の心に届く新鮮な言葉」で伝道することが求められて……

【4673・74号】「ミャンマー・サイクロン募金」「中国四川省大地震募金」終了いたしました

「ミャンマー・サイクロン募金」 「中国四川省大地震募金」 共にACTに送金し終了いたしました ★ミャンマー・サイクロン募金総額 14,978,792円 ★中国四川省大地震募金総額 16,890,347円 相次ぐ未曾有の被害に対して、多くのご献金をお寄せいただき、心から感謝します。 2009年3月13日 日本基督教団社会委員会 委員長 福井博文

【4673・74号】出版局ニュース

★新刊から 『日本基督教団式文(試用版Ⅱ)』日本基督教団信仰職制委員会=編 洗礼式ならびに入信諸式、転入会式・転会式、正教師按手礼・補教師准允式、教会諸式、個人の信仰生活に関する諸式を収録。指針や解説、所作等の指示により手引書としての役割も果たす。B6判・2100円【好評発売中】日本基督教団式文(試用版Ⅰ)-主日礼拝式・結婚式・葬儀諸式1785円 『憶えよ、汝死すべきを-死をめぐるドイツ・プロテスタンティズムと音楽の歴史』深井智朗・大角欣矢=著 「死」を、ドイツ・プロテスタンティズムにおける「神学」と「音楽」は、いかに捉えてきたか。16~20世紀前半までの変遷を跡づける。A5判・5880円 『夕べになっても光がある-「老い」について聖書からきく』宍戸好子=著 聖書は、齢を重ねる者への慰めと警告を豊かに与えてくれる。「老い」の視点から向き合った御言葉の黙想が、高齢による悩みや不安をあた……

【4673・74号】宣教師からの声

赦しと正義 マーチー・デイヴィッド (CGMBからの派遣宣教師) 人を赦した話ほど、キリスト者の心を暖めるものはない。コリー・テン・ブームは赦しについて聴衆に語る真っ只中で、腰を抜かす程驚いた。聴衆の中に、まさに自分たち家族が収容されていたナチ強制収容所、ラヴェンスブリュックの元看守がいたのだ。このエピソードを聞いて、その時コリーが陥ったジレンマを想像できない人はいないだろう。コリーが聴衆に向かって、赦しの大切さを雄弁に語った直後、ラヴェンスブリュックの元看守、今や洗礼を受けたばかりの元看守が近づいて来て、収容所での虐待を赦して欲しいと嘆願したのである。 コリーは立ちすくんだ―無防備な自分たちに残酷な仕打ちをした男を本当に赦せるのか―コリーは主イエスに従って生きると決心して久しいが、今「父よ、彼らをお赦しください。自分が何をしているのか分からないのです」と主イエスのように祈るこ……

【4673・74号】消息

村島 宏氏(隠退教師) 昨年11月18日、逝去。73歳。東京都に生まれる。1959年、東京聖書学校卒業後、上井教会に赴任。'97年まで同教会を牧会し、その後'98年から2002年まで大牟田西山町教会牧師を務め、隠退した。遺族は息の義也さん。

【4673・74号】教区コラム 神奈川教区

教団財政の見直しを 岩﨑 隆 長引く構造的不況、これに追討ちをかけた金融危機。いま日本社会は破滅的である。非正規労働者と呼ばれる人たちの命の危機が現実の問題にもなっていて炊き出しで空腹を満たす人たちもいる。また自死者の数が年間3万人を超える年も続いている。どこを向いても暗くて悲しい話ばかりだ。 日本の教会も、この不況の影響をまともに受けている。また教会員の高齢化が進んで教会財政は逼迫し窮乏している。教会員の収入減が起これば教会や教区は、その連鎖の中に閉じ込められる。 神奈川教区も御多分に洩れずの状態である。例えば数年前から教区内の教職互助の募金目標は達成できずに、その存続さえもが危ぶまれている。その教職年金を支える献金依頼に応じられない教会の現実もある。このような状況の中で数年前から教区内の各委員会活動の予算は減額している。 一方、教師謝儀が減らされたり減らされそうな教師もい……

【4673・74号】ウェスレー合同メソジスト教会、シカモア組合教会 宣教師派遣式

*ウェスレー合同メソジスト教会 西之園路子宣教師派遣式 カリフォルニア サンノゼ 3月15日、西之園路子宣教師派遣式が佐々木美知夫教団副議長司式、小出望静岡草深教会牧師説教で同教会において執り行われた。 西之園宣教師は米国カルフォルニア州サンノゼのウェスレー合同メソジスト教会日語部に松下道成宣教師の後任として派遣される。同氏は東京神学大学を卒業し、清水教会、蒲原教会での牧会経験を約20年積んだ。 同教会は昨年創立113年を迎えた、北米日系人教会のなかでも長い歴史のある教会であり、第2次世界大戦の厳しい体験をも経て今日を迎えている。サンフランシスコから南へ車で約1時間、シリコンバレーを抜けたところにサンノゼは位置している。同教会には英語部と日語部があり、英語部礼拝には360人ほど、日語部礼拝には40人ほどが集う。英語部と日語部の宣教協力体制は磐石であり、世界各地の日系人教……

【4673・74号】主の教会に仕える教師を送り出す

新委員会組織、倉橋康夫委員長  教師検定委員会 第36総会期の第1回教師検定委員会が、3月26日(木)~27日(金)、教団会議室において、委員7名全員が出席して行われた。2009年春季教師検定試験は、準備の都合上、前総会期の委員会が担当したので、今回が新委員による最初の委員会となった。 最初に各委員が自己紹介を行い、今期は3名の委員が交代して新しい委員を迎えたため、まず、教規と教師検定規則等に基づき、当委員会の任務について確認した。その上で、委員の互選により、委員長には都合三期目となる倉橋康夫委員、書記には二期目となる東野尚志委員が選出された。 委員会関係の諸報告を確認し、前委員会からの申し送り事項についての確認と検討を行った。 神学校での学びを経ずに受験する人たちのため、神学の基礎的な科目については受験者の所属教会牧師に指導していただくように要請すること、またそのような受験者……

【4673・74号】「さらに西へ」を標語に 西東京教区挙げての開拓伝道

昨年5月25日~26日、阿佐ヶ谷教会を会場に開催された、第19回西東京教区総会において、「教区開拓伝道実行委員会設置ならびに委員選任に関する件」が、審議された。注文や付加的な要望はあったが、全員が原案に賛成する意見を述べ、かくして、立川駅にほど近いレンタルスペースで、主日夕礼拝を持ち、「さらに西へ」(開拓伝道準備委員会活動報告書の表題)の伝道を推進し、教区全体で取り組む方針が可決された。 教区のホームページには、今、次のように掲載されている。 …「西東京」に属する牧師・信徒たちは今の日本の状況を心と魂の危機と感じ、3 年ほどの準備の後、昨年9月から立川駅南口の一角で「立川夕礼拝」を立ち上げることと致しました。日曜の夕べ、讃美と祈りの中で、この地域の牧師たちが聖書の告げるメッセージをお届けします。… 以来、既に半年以上、毎週欠かさず、日曜夕礼拝が捧げられている。司式・説教・奏楽等の奉仕……
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