山田せき氏(別帳教師)
10年7月29日、逝去。97歳。岩手県に生まれる。'34年東京聖経女学院を卒業、同年本所教会に赴任、'37年より'39年まで南洋クサイ暁星福音学校に務め、神戸六甲教会を経て再び'41年より南洋クサイ暁星福音学校に務めた。
甲原 一氏(隠退教師)
10年8月25日、逝去。89歳。広島県に生まれる。'56年東京神学大学を卒業、同年姫路教会に赴任、龍野教会、四谷新生教会、三崎町教会、仙台ホサナ教会を経て、02年より05年まで宮城野愛泉教会を牧会し、隠退した。遺族は妻・甲原陽子さん。
中光 弘氏(隠退教師)
10年9月5日、逝去。79歳。福岡県に生まれる。'54年東京聖書学校を卒業、同年玉野教会に赴任、'59年より'99年まで松永教会を牧会し、隠退した。遺族は妻・中光雅子さん。……
6月21~23日、天城山荘(教団新任教師オリエンテーション会場)にて、第8回教師委員会、および、9月8日、教団会議室にて、第9回委員会を開催した。
第8回委員会においては、主に新任教師オリエンテーションの具体的な準備として、プログラムの各担当や進行について確認した。
オリエンテーション終了後に委員会を再開し、オリエンテーションの反省をしたところ、プログラムの進行に問題は無かったこと、各講演も好評であったことなどが意見として出された。また、次年度のオリエンテーションについても議題に上げ、日程案を2011年6月20~22日、会場案を天城山荘とすることを話し合った。
続いて、当委員会に寄せられた3件の戒規申立書について審議し、いずれも戒規の適用に該当しないことから、不受理とした。
その他、第37回教団総会報告書に掲載する教師委員会報告の内容について、お……
第36総会期第2回全国財務委員長会議が9月13日~14日に教団会議室で開催された。
伊藤瑞男予算決算委員長は会議の目的を述べると共に、今年のテーマ「教区活動連帯金の現状と、教区活動への影響について」の意見交換が良き示唆となることを願うと挨拶した。
第1日目は、まず北海教区から九州教区まで順番に各教区報告がなされ、ほとんどの教区が教勢低下の中、宣教の進展のために工夫努力していることを共有した。
また、各教区財務報告書内の科目名「負担金」について、教規に従い「教区負担金」と「教会負担金」を統一して記した方が良いのではとの意見が出された。
次に内藤留幸総幹事は「厳しい状況の中、各教区の課題への取組みに励まされている。教区活動連帯金については教区の実情を踏まえ教区間の互助として体制を作り上げていきたい。また謝恩日献金への各教区の努力を感謝する」と述べた。……
第36総会期第6回予算決算委員会が全国財務委員長会議を挟んで、9月13日(月)13時30分~16時及び14日(火)12時~13時30分の両日にわたり教団会議室で開催された。
伊藤瑞男委員長による開会祈祷に続き、議事日程を事務局の提案通り確定して審議に入った。
まず総幹事・財務幹事報告では、内藤留幸総幹事より第37回教団総会の準備が大詰めであること、並行して各委員会が行なわれていること、沖縄教区が総会議員を選出していないため定数に対して10名減の390名で議員が決まっていること、北村慈郎牧師から出されている上告について審判委員会が今まで4回開かれていること等の報告がなされた。
また、計良祐時財務幹事より前年度決算書の一部修正、10年度実行予算については今委員会で審議、センター等の法人税・消費税申告、9月末に予定されている税務署調査等についての報告があった……
▼「父の棺を入れるために大きな鉛の縁どりのある石棺の蓋を引き開けたとき、ぼくは神が人間をすべて蒐集していることがわかった。父が暗闇へと下ろされていったとき、ぼくはようやく気付いた。ほかの選択肢なんかないのだ。ぼくらは死んだら神のもとへ行かなければならない。...中略...ぼくらの重い死体は十字架のしるしの下に押し込まれるのだ。大きなゴミ容器となんら変わらない。神は、がらくた蒐集家なのだ...『望楼館追想』.文春文庫」。▼冒涜的な言葉だが、一面の真理を突いているとも思う。人間の到達点がどこにあるのか、そして、そこに神の意志が働いていること、この見解には賛成だ。がらくた蒐集家というのも、人間的な目で見れば、その通りかも知れない。▼この言葉を吐いた主人公がそもそもがらくた蒐集家だ。533頁の本の末尾には、52頁にわたって、彼の蒐集物リストが載っている。その大半が傍目にはがらく……
2010年度教区活動連帯金配分協議会は、9月14日、教団会議室で開催された。
出席者は、各教区総会議長および財務委員長(東海教区、沖縄教区は欠席)、教団宣教委員長、予算決算委員長、総幹事、財務幹事。加えて今回は常議員会のもとに新たに設置された教区活動連帯金検討委員の陪席も得た。なお、教団伝道委員長は欠席であった。
教区活動連帯金配分検討委員会(以下、「検討委員会」)委員長である疋田國磨呂関東教区議長が議長となり、開会祈祷・挨拶を行い、内藤留幸総幹事の挨拶を受け、協議に入った。
前回記録の承認を巡り、前回同様、東海教区が脱退を表明しているのに記録に欠席者として記載されていることへの疑義が出された。協議会の本来の趣旨に鑑み欠席扱いとすることが確認され、前回記録は承認された。
前回はこの制度のあり方に関して多くの時間を割き、様々な意見が出されたが、今回……
第36総会期第6回教育委員会が、9月6日(月)~7日(火)、教団会議室で開催された。
報告事項として、2009年度のクリスマス献金に関して、教会学校応援セットを贈呈した教会への問安報告、2010年のクリスマス献金に関する協議事項、教会教育プログラム策定に関する事項などが挙げられるが、特に台湾基督長老教会との青年交流プロジェクトであるユースミッションについて感謝をもって報告がなされた。
委員会初日の夜、ユースミッションの報告会が同会議室で開催された。本年のユースミッションは、8月10日~23日まで、公募に応えた8名の青年に教育委員1名が引率して台湾を訪れ、台湾基督長老教会が準備した交流プログラムに参加した。参加した青年より多くの出会いと交わりをとおして豊かな恵みを受けたことが報告された。
また今後この交流プログラムの担い方について協議され、他の委員会との……
第36総会期第6回伝道委員会が9月13日(月)~14日(火)西中国教区・呉平安教会で開催された。
前日の9月12日(日)には、教団伝道委員会による伝道応援が新たな形で実施され、米倉美佐男委員長が呉平安教会の特別伝道礼拝と伝道懇談を、竹井眞人委員が広島教会の主日礼拝を担当した。今総会期における一つの大きなチャレンジであったと言えよう。
開会礼拝では、岩田昌路委員からマルコ福音書1章21~28節より、キリストの驚くべき力に支えられる伝道について奨めがあった。
議事録承認のあと、業務報告、会計報告、第5回教団常議員会報告、「信徒の友」「こころの友」編集委員会報告、日本基督教団教誨師会運営委員会報告、第41回開拓伝道協議会報告が、各委員、担当幹事よりなされ、承認された。
今回委員会の協議事項は以下のものである。
○2010年度前期分貸出金申請の件で……
10月25日(月)に開催される第36総会期第6回常議員会、10月26日(火)~28日(木)に開催される第37回教団総会の報道の関係上、次号を4710・4711合併号とし、11月6日(土)に、4712号を総会報告号とし、12月4日(土)に発行致します。
総幹事 内藤留幸
創世記1章27節
人間の聖なる像を自覚させる
20数年の牧師生活の中で読んだ本から、忘れ得ない幾つもの言葉をいただいてきましたが、その一つに次のようなものがあります。ユダヤ人思想家A・J・ヘシェルの「人間の聖なる像を自覚させる。おそらくこれが宗教教育における中心的課題であろう」という文章です。(『神と人間のあいだ』教文館、357頁)私は、「宗教教育」という言葉を礼拝とか信仰生活におきかえて、牧会の何よりもの課題を教示してくれる言葉としていつも心に刻んできました。
では、この人間の聖なる像とはどのようなものでしょうか。ヘシェルもそのところでふれていますし、すぐに私たちが思い至るのは、冒頭に掲げた創世記1章27節の御言葉です。いわゆる『神の似姿』と呼ばれるものですが、この内容を私は、創世記1章全体から次のようにとらえてきました。
創世記1章1節は、……