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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4733号】「宣教基礎理論」の構成と主要項目決定 第4回宣教研究所委員会

2011年10月8日

9月1日に第37総会期第4回宣教研究所委員会が開催され、目下策定中の「宣教基礎理論」についてその構成と主要項目を以下のように決めた。第3回委員会で「ガイドライン」を新たに作成し、それに基づきながらの作業である。
Ⅰ.宣教の根拠・理由
①救済への神の普遍的な招き。
②歴史における神の招きの現実化。
③イエス・キリストの派遣・イエス・キリストによる派遣。
④喜びの共有(個人主義的信仰および救済理解の克服)。
Ⅱ.宣教の主体
①三位一体の神。
②主の選民(〔旧約の〕イスラエルと教会):召命と献身。
③主の民に連なる一人一人。
④宣教に積極的に向かう教職・役員・信徒の育成。
Ⅲ.宣教の内容
①「日本基督教団信仰告白」が反映されること。
②中心としてのキリストの出来事:罪の赦し。
③救済への参与:義認と聖化。
④終末における完成・救いの達成に努めること。
Ⅳ.宣教の対象
①教会とこの世:教会は、この世と問題を共有しながら、一足先に恵みに与っている。
②全ての人。
③罪人である人間(必要であれば、具体的な問題状況への言及を含む)。
Ⅴ.宣教の方法
①中心としての礼拝(説教):各個教会の形成と充実。
②社会的証し(いわゆる「社会活動」)。
③具体的諸方策:ⅰ全体教会の形成・ⅱ教会間の協力(伝道圏伝道、伝道協力)・ⅲ各個教会・ⅳ信徒各自(証しなど)。
④留意して克服すべき諸課題:世俗化・土着化・偶像礼拝など。
Ⅵ.宣教の目標
①神の国の到来と、そこでの普遍的礼拝の実現の待望。
②受洗者が与えられること。
③日本社会および世界が神の国を映し出すこと。
④神に栄光を帰すること。
(補説・先の「宣教基礎理論」・「宣教基本方策」への批判)
この構成と主要項目に従って12月初めまでに「宣教基礎理論」の完成を目指すこととした。
(長谷川洋介報)

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