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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4716号】荒野の声

2011年2月5日
▼やや混雑したホームで目撃した。30歳くらいの女性が、階段を駆け上がってきた。掲示板を見るためだろうか、突然立ち止まり、振り返った。その女性の肩には、大きめのバック。意図せずも、バッグを振り回した格好になって、ホームの最前列にいた老人の背中をたたいた。老人は少しよろけ、半歩前に出たが、それ以上のことは避けられた。▼老人は何事かと振り向いたが、周囲に何の反応もない。その女性は、おそらく、自分のしたことに全く気づきもせず、人混みに紛れてしまった。電車が通過していったのは、何十秒も後のことではない。大惨劇と紙一重の出来事だった。このことを人に話したら、似たような目撃例を持つ者が少なくなかった。紙一重の出来事が日常的に繰り返されているのではと思うと、恐ろしい。▼人は背中に荷物を背負って生きている。しかも、それを自覚しないことが多い。車内アナウンスにあるように、荷物は胸に抱える方が、その自覚を持ち、……

【4716号】平和メッセージ

ルカによる福音書12章49~53節 血肉の絆を超える絆がある 岡本知之   火 と 洗 礼 「わたしが来たのは、地上に火を投ずるためである」と主は言われる。キリストの到来を平和の到来と考えたいわれわれを、この言葉は十分に狼狽させる。さて、ここに言われる火とは一体何のことか。 この言葉の直後に「その火が燃えていたら」と言うのであるから、イエスが来られたとき、この燃えていてほしいと願った火は燃えていなかったことになる。だから、主イエスは洗礼を受けなければならないと言う。この「洗礼」が何を指すかについては色々議論があるのであるが、私としては大方の理解と同じく、これが主の十字架を指すことはほぼ間違いのないところであると思う。 とすれば、イエスが燃えていてほしいと願った火とは、主の十字架によってのみ担われ得るところの、人々の罪を清めるための火であったと言えるのでは……

【4740号】創立60周年記念 礼拝・感謝会 日本盲人キリスト教伝道協議会

2011年1月21日
2011年8月7日に創立60周年を迎えた日本盲人キリスト教伝道協議会(略称:盲伝)の記念礼拝・感謝会が、11月29日午後2時から、戸山サンライズ(全国身体障害者総合福祉センター)において行われた。100名近い出席者が与えられた。 第一部・礼拝では、大村栄牧師(日本基督教団阿佐ヶ谷教会)が、ルカによる福音書13章1~9節から、「わすれない」という題で説教した。 大村牧師の父、大村善永牧師は1975年から4年間、盲伝の議長を務めた。その父に連れられて、子供のころ盲伝の集会、修養会などにも参加していたこと、会場に懐かしい顔をみることができて嬉しく思う、と、盲伝との深い関わりが明らかにされた。そして、話を進める中で、最近夫を亡くした、教会のある夫人の言葉が紹介された。「わたしは未亡人(夫は死んだのに未だに死なない人)ではなく、未忘人(未だ夫のことを忘れない人)でありたい」。 そこから、先に召……

【4715号】常議員(信徒)プロフィール

2011年1月19日
(1)誕生年 (2)出身地 (3)受洗(年、教会、牧師) (4)趣味 (5)愛唱聖句(聖書箇所)・讃美歌 (6)抱負 ◎順不同 江本義一 大阪教区・茨木東教会  (1)1935年 (2)山口県岩国市 (3)1960年・新居浜西部教会・藤川武治牧師 (4)散歩。毎日ではないが、かなり遠くまで3~4時間かけて散歩する。健康のためでもあるが色々なことを考えたり、風景を楽しんだりする。 (5)ローマの信徒への手紙13章12節 21・57番 (6)教団の教勢低下は目を覆うばかりである。教団の問題は山積みしているが改善は遅々として進まない。何とかしなければならないと思っている。   鈴木功男 東京教区・目白教会  (1)1934年 (2)名古屋 (3)1961年・目白教会・篠原金蔵牧師 ……

【4715号】お知らせ

統一原理問題相談会のお知らせ 左記のように統一原理問題相談会を開催します。同問題でお困りの方はお越しください。 ◎日時 2011年1月21日(金)午後1時~3時 ◎場所 日本キリスト会館 4階会議室 ◎主催 東京地区原理問題連絡会 (新宿区西早稲田2-3-18 電話03-3203-4269) ◎交通 地下鉄東西線早稲田下車、あるいはJR高田馬場駅前より早大行きバス。

【4715号】消息

  三上裕二氏(無任所教師) 10年10月25日、逝去。75歳。埼玉県に生まれる。'57年東京聖書学校を卒業、'58年都農教会に赴任、志木教会を経て、'63年より'64年まで桜ヶ丘教会を牧会した。遺族は、兄・三上博次さん。 荒井英子氏(恵泉女学園大学教務教師) 10年11月24日、逝去。57歳。山口県に生まれる。'75年青山学院大学を卒業、'79年信濃町教会に赴任、富坂キリスト教センターを経て、01年より恵泉女学園大学に勤めた。遺族は夫・荒井献さん。……

【4715号】全員がそれぞれに伝道の幻を語る

  2日間にわたり5時間以上を割き 伝道方策検討委員会設置を巡る審議の中で、小林貞夫常議員が全常議員の発言を求める議事進行動議を出した。ここから、5時間以上にも及び、議事の大半を占めることになった伝道の幻が語られることとなった。 発言は座席の順番に行われた。最初に小橋孝一常議員が次のように思いを述べ、結果的に、この後の発言に方向付けをした格好となった。 「日本の社会構造の変化だけを伝道不振の理由にはできない。伝道の進展している教派もある。伝道方策をいろいろ言う前に、伝道基礎理論を確立せねばならない。1964年の宣教基礎理論が、今から見れば問題であった。伝道を教会の利己主義と絡めて否定的に理解している。伝道方策の根本に伝道基礎理論を確立すべき。教団が世に仕える第一の方法は伝道することだ」。 長山信夫常議員は、「宣教の課題は、福音の根幹から出てこなければ……

【4715号】常設委員会等委員選考結果

  ★=招集者、○=信徒 常設委員会 【宣教委員会=7名】 ★張田眞(鳥居坂)、加藤幹夫(阿漕)、田中かおる(安行)、白戸清(野辺地)、望月修(仙台広瀬河畔)、東島勇人(益田)、具志堅篤(読谷) 【教師委員会=7名】 ★小宮山剛(富山二番町)、岸俊彦(経堂北)、大友英樹(赤羽)、堀眞知子(瀬戸キリスト)、森下耕(洛陽)、井ノ川勝(山田)、白井進(神戸栄光) 【信仰職制委員会=7名】 ★小堀康彦(富山鹿島町)、菅原力(弓町本郷)、○深谷松男(仙台広瀬河畔)、○須藤繁(谷村)、深井智朗(滝野川)、後宮敬爾(札幌北光)、田邊由紀夫(茨木) 【教師検定委員会=7名】 ★東野尚志(聖学院)、武田真治(広島)、菅根信彦(神戸)、小峰擁(前橋中部)、鷹澤匠(信州)、渡部和使(名古屋北)、八木浩史(奥沢) 【予算決算委員会=5名】……

【4715号】懸案の救援対策基金設置を議決

  本常議員会の最後に、議長提案による議事第23号「救援対策基金設置に関する件」が上程された。 提案理由として議案書には3点が記された。①大規模自然災害に対し、その都度救援金を募ってきたが、災害の頻発する中で、教団として速やかに救援体制を作る必要が求められている。②第35回教団総会で兵庫教区総会より提案され、可決された第37号議案「いのちと暮らし、生存を脅かす自然災害の発生に備える件」の内容を早期の実行に移したい。③従来の「教団事務局規定細則第3条から5条」と並行して「救援対策基金に関する運用規定」を設置し、災害発生時の救援の初動にさらに対応できるよう取り組む。 さらに補足説明として内藤留幸総幹事より、上述の内容に加え、本議案が「阪神淡路大震災救援資金(第2次募金)」残金使途に関わる提案であることから、その返金に関する兵庫教区との対応の経緯についても説明された。……

【4715号】伝道方策検討委員会設置を決議

  閉塞打開へ具体的方策提言 常議員会への委託となった第37回教団総会議案37号「伝道方策検討委員会を設置する件」が、常議員会議事第22号として上程された。 提案者は、総会と同じく鈴木功男常議員。「教勢の長期低迷傾向にある中で、日本基督教団として伝道について検討し、当面の具体的な方策を提言するため、伝道方策検討委員会を設置する」が、議案の内容であり、下記(抜粋)のように提案理由が述べられた。 また、客観的説得力を持つ付録の図表「日本基督教団教勢資料」「数字で見る日本基督教団の姿・受洗統計、財務統計」によって、教勢の厳しい現状と、近未来予測が語られた。 提案理由1では、次のように非常に厳しい言葉で、切羽詰まった現況の打破が訴えられた。 いわゆる教団紛争で「伝道」が死語とされ、教団は「荒野の40年」を歩むこととなった。その結果、受洗者は減り、財務を……
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