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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4725号】ローカルでグローバルなキリストの体

2011年6月18日
東日本大地震によって被災し、今もなお悲しみの中にあり、困難な日々を送っておられる方々に心よりお見舞い申し上げます。 この度の震災は、大規模な地震、想定をはるかに超える大津波、そして放射性物質の放出に至った福島第一原子力発電所事故により、その被害状況の全容把握さえも困難な大変な災害となっております。そして、被災された方たちへの救援・支援対応においても、予測しない、あるいは予測できない困難な事態が多く起こっております。 そのような中で、海外から訪れたキリスト教関係のボランティアの活動が目にとまりました。被災地にあっては、ボランティアによってもたらされた問題や課題ということもありますが、あるキリスト教関係のボランティアが被災した教会の清掃などの活動をしている様子を見て、あらためてキリスト教会というのはグローバルな存在なのだなということを思いました。被災地において、場所によってはかなりローカル……

【4725号】人ひととき 仁科佐保子さん

東久留米教会員。現在、自由学園の幼児生活団(幼稚園)で、幼児の教育にあたっている。 仁科佐保子さんの洗礼への歩みをまずたどる。キリスト教主義の幼稚園で礼拝があり、卒園記念に聖書をもらったものの、その後開くこともなく、公立の小学校から中学校に進む。高校進学を考えたとき、それまでの他者と比較する価値観の世界とは異なる世界を求め、自由学園に希望をもって入学。その期待は裏切られることはなかった、と仁科さんは言う。自由学園に高等科から入学し、最高学部2年課程までの5年間を過ごした。その間は千葉の実家を離れて学校の寮生活。寮生活では、生徒の自主性が重んじられた。毎朝8時10分の礼拝と夕礼拝があり、特に、夕礼拝は学年に関係なく、順番に生徒が担当。そのような生活の中で、日々起こるさまざまな事柄を神様との関係で捉える、人対象ではなく神対象という生き方を、そして、神様のまなざしのもと、目の前に与えられた……

【4725号】関東内陸部諸教会にも被害 関東

海岸部に比べて知られていない、と言うよりも、どうしても関心度が低いが、関東教区、栃木県・群馬県の内陸部にも、大きな地震被害を受けた諸教会がある。5月8~10日、教団新報から記者2名が、諸教会を駆け足で訪ねた。 宇都宮教会の被害が深刻だ。礼拝堂の天井や壁に無数の亀裂が走り、応急的処置をした後から余震のために新しい亀裂が出来、最早対応が困難な状況だ。壁は大谷石で造られ、独特の趣があって、教会員は強い愛着を持つのだが、しかし、耐震的には脆弱だ。「補強では間に合わない、建て替えた方が合理的だろう」と案内してくれた役員はつぶやく。木村太郎教師は、福島新町教会の出身、似たような状況にある母教会を「不謹慎に聞こえるかも知れないが、劇的に倒れた方が決断が着いた」と思いやる。皮肉と言うにも辛い話だ。 伊勢崎教会は、素人目には酷い亀裂は無いようだが、礼拝堂の基礎部分や外壁内壁に多数のひび割れがある。「専門……

【4725号】自主避難地域内の原町教会で 東北

5月30日~31日、東日本大震災救援対策本部より、岡本知之副議長、藤掛順一常議員、藤盛勇紀幹事の3名が、原発事故の影響下にある福島県の諸教会の調査に赴き、鹿島栄光教会、中村教会、福島新町教会、信夫教会、原町教会を訪ねた。 中でも原町教会は原発から24キロの地点にある。事故の当初は屋内退避、自主避難指示地域となり、関係施設である原町聖愛保育園も市から休園を求められた。屋内退避はその後解除されたが、現在は自主避難区域の指定はそのまま、「緊急時避難準備区域」とされている。それは「乳幼児が立ち入らないことが強く求められる」地域ということである。しかしこの地域の現在の放射線量は福島市の約3分の1である。 約100名いた園児も当初ほとんどが避難したが、4月中旬には20名ほどが戻っていることが分かった。避難先での保護者の精神的な疲れや子どもの体調不調により、戻って来ざるを得ない家庭がある。聖愛保育園……

【4725号】2010年度 海外被災者救援募金報告

ハイチ大地震被災者救援募金 総額  17,737,726円 チリ大地震被災者救援募金 総額 7,922,047円 中国青海省大地震救援募金 総額 4,738,178円 パキスタン洪水被災者救援募金 総額 5,963,889円 多くのご献金をお寄せいただき、心より感謝申し上げます。 全てACTに送金し、終了いたしました。 第36総会期 日本基督教団社会委員会 委員長 福井博文

【4725号】部落解放関東教区キャラバン2011

部落解放センターが関東教区に来ます! 各地区で集会があります。みなさま、最寄の集会に、ご参加ください。部落解放、あらゆる差別からの解放への熱い思いを分かち合いましょう。最終日には、狭山現地で大集合決定!! 2011年6月25日(土)~7月4日(月) 《キャラバン隊員》 東谷誠(長)・犬養光博・小糸健介・山口政隆 カンパもよろしくお願いします! 目標20 万円 (郵便振替 00140-3-67727 通信欄に「キャラバン」と書いて関東教区まで!) 《くわしくは各地区担当委員まで》 埼玉地区/後藤龍男(和戸教会)0480-22-2424、群馬地区/大賀幸一(前橋教会)027-231-3623、茨城地区/山本安生(鹿島教会)0299-82-9169、栃木地区/佐々木睦子(那須塩原伝道所)0287-65-2309、新潟地区/高橋稔(中条教会)0254-43-3650

【4725号】消息

岡田則子氏(在外教師) 11年4月20日、逝去。62歳。'73年青山学院大学神学科を卒業、'80年太平洋神学大学院、'91年エピスコパル神学大学院を修了、'96年百人町教会に赴任、08年よりランカ神学大学(スリランカ)に務めた。遺族は弟・岡田正樹さん。

【4725号】地域の人々の救いに仕える教会の再建を目指して 第2回教団救援対策本部

5月9~10日、教団会議室にて、教団救援対策本部の第2回会議が開催された。 今回は、第2回常議員会において承認された委員10名(石橋秀雄、岡本知之、雲然俊美、北紀吉、佐久間文雄、長崎哲夫、大村栄、藤掛順一、稲松義人、田中弘志)による最初の会議であった。 まず、救援対策委員会の活動および会計、東日本大震災緊急救援募金の状況などが報告された。 続いて、今回の会議より委員として加わった稲松委員より日本キリスト教社会事業同盟における震災への取り組みについて、また、田中委員より宣教協力学校協議会において把握している被災地域にある学校の状況についての報告がなされた。 さらに、被災地域を抱える教区からの報告を受け、教会等の被害や対応の現状について確認した。 その後協議に入り、教団としての救援活動の基本方針について検討し、主題を「地域の人々の救いに仕える教会の再建を目指して」とし、礼拝共同体の支……

【4725号】「免職」撤回を求める声明採択 西中国

第60回総会が、5月5~6日、エソール広島において、開会時、正議員132名中119名の出席で開催された。 議案第2号「教区総会議長総括ならびに常置委員会報告に関する件」で、北村慈郎教師への戒規適用撤回の申し立て、沖縄教区との合同のとらえなおし、上関原発建設計画の見直しについての取り組み、米軍再編に抗議し軍事基地撤去を求めて行くこと、性差別問題に対する取り組み等についての報告がなされた。この報告に対して、伝道の姿勢を明確に打ち出すべき、教勢報告のあり方を見直すべき等の意見が出された。また、東日本大震災の被災地支援と状況聴取のために教区が派遣した2名の教師から、被災地の困難な状況と支援の必要性が報告された。 教団問安使・石橋秀雄教団総会議長が、東日本大震災に関して報告し、もって挨拶とした。議長に対し、昨年、西中国教区が出した免職に対する抗議についての応答が求められ、異なる意見を排除すべきで……

【4725号】「伝道に熱くなっている」教区 東海

第90回総会は、5月24~25日、松本市のホテル翔峰を会場に、開会時の登録数で正議員202名中、163名の出席をもって開催された。 他の教区では見られなくなった独特の三読会方式を持つことから、冒頭、松木田博副議長は、特に三つの分科会(第二読会)の運営方法について説明した。 小出望議長の報告では、教区内の諸事業に先んじて、前文を東日本大震災に充て、本文の「1.教区について」に於いても、①で、緊急に「救援活動支援献金」を立上げ、奥羽・東北教区にそれぞれ100万円、150万円を届けたことを報告した。報告の質疑では、「負担金を減らし、多すぎる集会を再検討しスリム化すべき」など教区財政について意見が述べられた。 また、「一人でも多く人々にキリストの福音を伝えることは、教会の使命です。今、教団の伝道する姿勢がはっきりと打ち出されたことには、神が与えられた時を感じます」と述べ、「伝道する教団」の姿……
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