6月8・9日に第2回予算決算委員会が開催された。
内藤留幸総幹事より震災救援対策に関する報告、また、献金状況などについて報告を受けた。続いて、 計良祐時財務幹事より、2010年度経常会計第一次補正予算及び決算に関して報告を受け、確認した。常任委員会報告に関連して、下記のように経緯が報告された。
2月に最初の委員会が開催された後、東日本大震災が起こり、対応に関して委員長より電話等による連絡を受け、各委員の意見を受けた後、常任委員会に対応を任せた。特に、被災3教区から申し出のあった負担金の減免に関して検討し、申し出のあった全額を、今期は経常会計での吸収を計ることとしたこと、また「東日本大震災救援対策委員会会計」へ積立金からの一時繰入支出を決定した等について常任委員会報告を受け、承認した。
その後、9月26・27日に第3回の委員会が開催された。被災された3教区の被害はさらに拡大し、負担金の減免額も約880万円の申し出となったが、今期は補正して経常会計で対応することを確認しており、そのように処理したことを確認した。
また、2011年度原予算を検討した後、次会計年度の各教区の負担金は、0.5%の減額を目指すこととし、被災3教区の負担金減免額相当を、とりあえず向こう3年間は、他の教区に分担してもらう方向で依頼することを確認した。
予算案での大きな変動は、教団のNCC分担金が、減額を続けてきたが、なお、900万円と突出して高額なので、他団体の支出に合わせて妥当な分担額にしてもらう方向で交渉することとした旨、計良幹事より経過報告を受けた。
また、建物の老朽化に伴い、賃貸契約の解消があり、収益事業での5百万円程度の赤字が見込まれている。委員会でも、予算全体の圧縮を、様々検討しているが、手づまりの感は否めない。次年度予算の予備費はかなり圧迫されており、会計的な余裕が無くなってきていることを理解してもらいたい。
最後に、書記の外崎孝氏が辞任し、山上清之が書記に選出された。また、新しく七條真明氏が加わった。
(山上清之報)