第51回(2012年)「キリスト教教育主事」認定試験を次のとおり行います。
◆受験願書提出期限 2011年12月12日(月)(提出物1~7を教区に提出)
◆論文提出期限 2012年2月10日(金)
(試験科目ハの論文・教団教育委員会に提出)
◆試験期日 2012年3月9日(金)午前11時~午後2時
◆試験場所
〒540-0004大阪市中央区玉造2-26-47
TEL06-6761-8562
大阪クリスチャンセンター会議室
◆試験科目
イ.筆記試験 日本基督教団教憲、教規および諸規則(60分)
*試験時間に日本基督教団「教憲教規および諸規則」を貸し出します
ロ.面 接
ハ.論 文 400字詰原稿用紙 15~20枚
「日本におけるキリスト教教育の歴史と展望」
◆提出物
◎以下の書類を整え必ず期限までに教区事務所に提出する。
1.受験願書・所属教……
9月15日から16日にかけて、新報記者2名が被災地に入った。初日の午前中に仙台でレンタカーを借り、翌日夜の返却時の走行距離は650キロ。一泊二日という強行日程の中、被災地で感じたこと、印象深かった光景、言葉などをここに記すこととしたい。
半年は経過したが》
今回の取材の目的は、震災から半年が経過した被災地の様子、特に、教会の働きを中心に、そのことを全国の諸教会の皆さんに新報という場を通して知っていただくということが主なことであった。しかし、取材を続けていく中で、この半年という時間的な区切りが必ずしも被災地の人々にとって意味のある区切りではないということを強く思わされる2日間となった。
もちろん、意識的に、この区切りのときを一歩踏み出すきっかけにしようとしているという声も聞かれたが、そのほとんどが、目に見える状況は半年で多少の変化はあるものの、人の心は半年を意識するところまでの余裕……
石田英一氏(隠退教師)
11年8月13日逝去、93歳。茨城県に生まれる。'54年日本聖書神学校を卒業、同年聾者の伝道所に赴任、'56年より07年までエパタ教会を牧会し、隠退した。遺族は妻・石田泰子さん。
髙﨑芳輝氏(隠退教師)
11年8月21日逝去、82歳。茨城県に生まれる。'59年日本聖書神学校を卒業、'60年練馬教会に赴任、軽井沢教会を経て、'77年より11年まで江東伝道所を牧会し、隠退した。遺族は妻みのりさん。
2011年度統一原理問題全国連絡会が去る9月8日(木)と9日(金)の両日、教団会議室で開催され、全国各教区の担当者、自主参加者など31名が参加した。
会はまず宣教委員長の張田眞牧師の挨拶の後、長年統一協会問題を取材してきた参議院議員有田芳生氏が講演した。
有田氏は1986年に朝日ジャーナルが霊感商法批判シリーズの記事を掲載し始めた時から統一協会問題と具体的な関わりをもちはじめ、ジャーナリストとしての活動を始め、現在は参議院議員として活躍している。講演は「最近の統一協会の現状とこれから」と題して行われ、週刊文春9月8日号の統一協会に関する記事を紹介しながら、高齢化した文鮮明の後継者争いの実態とその中にある統一協会の現状と、昨年は3百億円の送金を果たしている末期的な集金活動の実態(同記事参照)等を話した。
有田氏の講演に次いで、今年2月に日本における統一協会の現状を報告するために日本基督……
部落解放劇の関西公演は京都(8月21日、草津教会、94名)と大阪(同28日、東梅田教会、30名)の二公演おこなわれた。教団総会での東京公演とはキャスト、脚本の一部に変更があったが、教会の中で一般的に起こりうる部落差別を題材とした内容の本筋は変わらない。
一人の青年が牧師に自分は部落の出身だと打ち明ける場面から物語は始まる。青年は、出身によらず、ただ、自分を自分として受け入れてほしかった。しかし牧師は、部落差別に対する知識のなさから青年の気持ちや不安を理解することができない。自分の思いが理解されないことに失望した青年は教会から遠のいてしまう。牧師は、青年が教会に来ないのは本人の問題だと主張するが、ある役員は牧師が青年を受け入れず排除したのであって、それは差別だと指摘する。
牧師にとっては「この程度のこと」かもしれない。しかし、自分の存在が受け入れられない孤独や疎外感は、体験したものにしか……
8月29日(月)~8月30日(火)、教団東梅田教会(大阪教区)において第2回部落解放センター運営委員会が開催された。出席者は陪席者をあわせ延べ34名。
開会礼拝は、このたび一木千鶴子新活動委員長と交代した谷本一廣前活動委員長が担当し、礼拝後に東谷誠運営委員長より長年のお働きに対して感謝が伝えられた。
今委員会では部落解放センターや各教区などの活動報告、震災の被災地からの報告、放射能差別について、第8回全国会議の中で気付かされたことの文章について、センターの活動の見直しについてなどの議事のほか、特別に挨拶や報告、講演の時間が設けられた。
一日目には、大阪・釜ヶ先で不当逮捕の弾圧にあい、4ヶ月近くも拘束され、先日保釈された大谷隆夫教師(釜ヶ崎キリスト教協友会)の報告が行われた。大谷教師が保釈されたことを喜ぶと同時に、大谷教師への不当な弾圧を、そして弾圧の動きが広がっていることへの怒りを共……
▼殺人罪を犯し裁判に掛けられた男が、真に改悛したというよりも、少しでも刑を軽くして貰おうと判事に訴える。慈悲をいただけたら、聖職者となって余生を送るつもりだと。判事は答える。「彼が神の道を説くには長期間の修養と、読みたりない聖書をちゃんと読むのに適した、どこへも逃げ出せない場所が必要であろう…文春文庫『少年時代』ロバート・R・マキャモン」。勿論、刑務所のことだ。▼この号で教師検定結果が報告されている。教会から祈りによって送り出されて来た人を、同じ教師が試験し判定する重圧を、委員長は吐露している。そうだろうなと共感する。この重圧だけが、検定委員たる資格と言えるかも知れない。▼そもそも判定を受けるまでもなく、自分は教師にふさわしいだろうか、その資格はないのではないかと、自問自答する。これは試験に合格した後々まで、20年30年後までもつきまとう。そういう意味では、未だに試験を受け続けている。試験……
9月12日~14日、第37総会期第3回社会委員会が開催された。前回委員会における東日本大震災関連の協議を受けて、委員会を、東北教区センター(12日)、仙台~盛岡フィールドワーク(13日)、奥羽教区事務所(14日)で開催した。
委員会は森田恭一郎委員の司式による礼拝をもって開会した。12日は、業務報告、常議員会報告、東日本大震災関連の諸報告を、大三島義孝幹事より添付資料に基づいて受けた。
続いて、日本キリスト教社会事業同盟総会報告を森田委員、原田史郎委員より受けた。それぞれ報告を委員一同承認した。
協議事項として、社会福祉施設援助金への推薦のお願い、長期療養教師調査についてのお願いを教区に配布することが協議を経て承認された。また、社会事業奨励日のメッセージの担当を決めた。
13日は、石巻栄光教会、エマオ石巻、新生釜石教会を訪問した。また、石巻から釜石への移動の車中からであったが、震災……
第4回教区活動連帯金検討委員会は9月12日(月)教団会議室にて開催された。
まず、前回議論された日本基督教団伝道資金構想の基本構想について内容の確認と意見交換を行った。
この機構の主眼を伝道活動活性化のための物的・人的・経済的支援に置くことで、現状維持から、将来展望に基づいた、より積極的な伝道支援へと資金が用いられることを目指すこととした。
また、教区間格差を是正するための配分について継続して検討した。
現行の可住面積を係数に入れた算定に代わるものとして、教区格差の実態を表し得る係数を検討した。
その地域の民度の比較、一教師あたりの信徒数、礼拝出席者数と教区負担金の割合等を検討したが、根拠のある客観的な数値を挙げることが困難であった。また計算によって機械的に再配分することについて意見を交換した。
以上の検討の結果、格差は各教区の伝道に必要としている支援のニーズであり、それぞれの……
9月9日、教団会議室にて、教団救援対策本部第5回会議が開催された。
開会の後、救援対策委員会会計の収支計算書が報告され、これを承認した(緊急救援募金総額については前回会議で報告済み)。
また、救援対策本部関係の報告として、東日本大震災救援募金が、8月31日現在で4、668万2、772円となっていること、および本部会計の中間収支計算書が報告され、これを承認した。
さらに、海外からの献金は、8月31日現在で1億1、624万3、692円となっていることが報告された。
活動報告としては、東北教区被災者支援センター「エマオ」の活動について、教団派遣専従スタッフの桑満欣教師と野田沢教師より詳細な報告がなされ、同センターの働きが教会の働きであることをあらためて明確にしていくことを確認した。
続いて、教団救援対策本部事務局(通称「11号室」)報告として、加藤誠幹事より、石巻での炊き出し支援、会津……