【4777号】2013年度 新任教師 オリエンテーション

教団の教師として宣教を共に担う」を主題として

6月17~19日、天城山荘(伊豆市)にて、2013年度新任教師オリエンテーションが開催された。出席者は77名(そのうち新任教師51名)であった。主題は「教団の教師として宣教を共に担う」であった。教師委員会としては、このオリエンテーションが、教団における宣教の働きの学びと共に、教団教師として、新しい出会いと交わりの恵み(同期の者が集まる唯一の機会)を味わう機会となることを願って準備に当たった。

伝道に燃える         日本基督教団》
1日目、小宮山剛教師委員会委員長による開会礼拝説教では、永く教会から離れていた信徒が、信仰生活を取り戻そうとしていたその時に、火事に見舞われる試練があった。小宮山牧師は、「神様どうしてこんなことをなさるのですか」と祈ったが、後日その信徒が牧師の所を訪れ、信仰があったからこそ、この試練から守られたことに感謝する言葉があった。与えられた信仰の素晴らしさを牧師として経験したことが喜びを以て語られた。
その後、石橋秀雄教団総会議長による講演「伝道に燃える教団」がなされた。ルカによる福音書24章における、エマオ途上での復活の主と出会った2人の弟子が、復活の主から語りかけられた言葉と聖書の説明によって、心が燃えていた所から、復活の主によって心を燃やして伝道する教団の形成への力強い決意が語られた。
そのためにも、聖書に立脚した日本基督教団信仰告白と教憲・教規による一致の重要性が強調され、その流れの中で、北村慈郎氏への戒規の意味が示された。
夜には交わりの時がもたれ、緊張が解きほぐされ、石橋議長に「お連れ合いから一番怒られたこと」、伊藤瑞男教団副議長に「牧会上の失敗談」、雲然俊美教団書記に「お連れ合いから一番怒られたこと」などを質問し、教団三役それぞれの話から、親近感を持つ時となった。
《特別講演》
2日目は先ず藤掛明氏(聖学院大学准教授)による、「メンタルヘルス上の問題を抱えている人々との関わり方」と題して、講演を聞いた。
牧師の職務は想像以上に過酷であり、特に「別れ」から生じるストレスは、あらゆるストレスの中で最も大きなものとされている。牧師は他のどんな仕事よりもこの「別れ」のストレスにさらされるので、ストレスへの対処が大切となる。
印象的だったのが「ささやかで、しょうもない気晴らし行動」を数多く持ち行うことであり、ストレスケアについて新任教師が学びを深めたことには大きな意味があった。
《教団教師論》
特別講演の後、全体写真を撮り、その後、伊藤副議長による講演「教団教師論」がなされた。教団の教師像として、信仰告白と教憲教規の内容について語られ、教師は召命、献身、教団によって立てられ、教団に所属し、教団と契約関係にあること。契約の内容は信仰告白と教憲教規であることが強調された。
この契約内容に基づく一致のほかは、自由であり多様であることが教団の教師像であることが、1コリント12章4節「賜物にはいろいろありますが、それをお与えになるのは同じ霊です」から示され、特に霊性の重要性が語られた。
《震災への取り組み》
続いて雲然書記による講演「震災への教団の取り組みについて」がなされた。被災教区の教師かつ教団書記という立場から、全体教会としての教団の取り組みの経過と共に、被災教会の状況と各教区の対応が報告された。
震災後2年が経過し、教会の再建が始まる一方、建物が再建できても、街の復興が遅々として進まない現実にあって、今も大きな試練が続いていることが語られた。
《担任教師の         人事について》
最後に長崎哲夫総幹事による講演「教会の担任教師の人事について」がなされた。
教規から見る教団の人事の原則が語られ、教団は「招聘制度」を採用し、各個教会が教師を招聘すること。教会総会の議決が教師招聘の大前提であることが強調された。そして「招聘」
(Invitation)の意味から、教会は教師を「雇用」するのではなく、「招聘」することだと語られた。
質疑の時間で、東京神学大学山口隆康教授から、総幹事の立場で人事の話をすることは、総幹事が人事を取り扱うとの誤解を招くのではないかとの疑問が呈された。それに対して総幹事は「あくまでも教団の担任教師の人事の原則は、招聘制度によるものであり、誤解を招くものではない」と語った。
午後には「教団の取り組み」として、教団事務局(道家紀一教団幹事)、出版局(竹澤知代志出版局長)、年金局・隠退教師を支える運動(籔田安晴年金局理事長)、宣教研究所(佐々木美知夫委員長)、部落解放センター(東谷誠運営委員長)のそれぞれの働きや取り組みの紹介がなされた。
夕食前の自由時間は、温泉、滝への散策とスポーツの3コースに分かれ、しばしの休憩によって英気を養った。
夜は分団の時間を持ち、各講演についての感想やそれぞれの働きの紹介と課題、悩みや喜びが活発に話し合われた。今回の分団は、「主任担任教師として招聘された教師」「担任教師として招聘された教師」「付属施設(幼稚園など)のある教師」に分けられ、同じ課題を担っている教師が、今感じていることを語り合い、重荷を分かち合うことが出来たのは良かった。
《牧会講話》
3日目は、小島誠志牧師(久万)による牧会講話が行われた。説教を語ることの苦悩、牧会上での苦悩が赤裸々に語られ、苦悩の中に神の大いなる御業を見させて頂く体験が語られた。
その後、全体のまとめとして、参加した新任教師全員が、一言ずつ感想等を述べた。宣教の現場に遣わされ、心身共に疲れ果てていたこのタイミングで、この研修会があったことに感謝する言葉が多く見られた。
閉会礼拝の前に、小宮山委員長より、牧師として異性との接し方についての原則、セクシュアルハラスメントを未然に防ぐ注意点が語られた。
最後に吉澤永教師委員会書記による閉会礼拝をもって、すべてのプログラムを終えた。
新任教師たちが今後の働きの場において豊かに用いられることを心から祈りつつ、恵まれた新任オリエンテーションを終えることができ、感謝であった。
(吉澤永報)

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