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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4758号】支えられて今を 奥羽教区復興支援現況報告

2012年10月13日
年間22回の支援委員会を開催し 東日本大震災から一年半を経て 東日本大震災以降、教団全教区はじめ、在日大韓基督教会、大韓イエス教長老会などの多くの祈りにより支えられて歩むことができました。心から感謝いたします。 1年半となり、その状況と現状について報告する機会を与えられたことも感謝いたします。奥羽教区常置委員会は震災直後、直ちに常置委員会の下に緊急支援委員会を設置し、救援並びに支援を継続しています。支援委員会開催は常置委員会と共に昨年度22回に及びました。当初の救援物資の手配から、ボランティア受け入れ調整、さらには被災教会の信徒や教師を支える配慮を続けました。教会への配慮(説教者派遣など)は、現在も継続されています。 この1年半、各教会の事柄をまとめて報告します。 宮古教会 教区の斡旋により盛岡YMCAと提携し、ボランティア活動を継続中です。教会とYMCAの共働活動……

【4758号】荒野の声

▼間もなく収穫の秋を迎える。嫌なことばかりが続く中で、殆ど唯一、楽しみに待つ出来事だ。今年は、薩摩芋、里芋、南京豆、見た目どれも順調に育っている。CSの芋掘りは盛況となるだろう。▼店頭にも秋の実りが並ぶ。そして安い。出荷するわけではないから、店頭価格は関係ない理屈だが、高いと嬉しいし、安いと損した気がする。▼お店で同じものを買い、比較する。我が庭の方が旨い。「見た目は同じでも、倍の値段・価値がある」と、にんまり。味が変わらず、一山百円だったりすると、全てが否定されたような気分になる。丹精込めたと言うほどのことはしていないのに。▼CSでは誰が一番大きな芋を掘り出すか競争する。今年はそれぞれ自分で植えた。競争も過熱するかも知れない。負けて泣く子が出ないかと心配だ。▼『人を裁くな』とのイエス様の言葉は、『重さを量ってはならない』が元々の意味だ。人間の値打ちを見た目で計るな、数字に置き換えるなとい……

【4758号】台湾との宣教協約に基づく青年交流 ユースミッション2012

「キリストと教会に仕える」を主題に 共に礼拝をささげ、講演に聞き、交わり 「神様の圧倒的勝利だったEYEP(青年交流プログラム)でした。私は始まる前、不安でもがいていたんですけど、もう神様に負けました」。青年参加者の一人の声である。 台湾基督長老教会と日本基督教団との宣教協約に基づく青年交流プログラム、ユースミッション2012が8月18日~24日の日程で行われた。これまで、2年毎に、台湾へ日本の青年を派遣し、また台湾から青年を受け入れるということを行なってきた。日本での台湾の青年受け入れはオリンピックイヤーに当たる。今回が第3回目の開催となる。主題は「キリストと教会に仕える」。 今回、台湾からの参加者は男性3名、女性4名。80名以上の応募者の中から選抜された7名の参加を得た。迎える日本からの全日程参加者は4名、部分参加2名、そのうちの楊司弘兄と廣中佳実姉がプログラム全体を通じて……

【4757号】総幹事の務めって なあに

2012年9月29日
ちょっと堅苦しい話で恐縮ですが…日本基督教団は主キリストより託された権能行使にふさわしい秩序(法)を教憲・教規としてもっています。その教規の第2章は教務機関についての規則です。39条から始まり、まず教団総会議長の総括行為。次いで40条~49条には常設委員会・特設委員会規定となり、50条に総幹事規定が述べられています。更に総幹事の所轄のもとに置かれた出版局、年金局、部落解放センター、などの業務機関や宣教研究所に関する規則が51条~57条まで続いています。 ここで明らかなように、教団総会議長が教団を代表し、審議・決議機関(教団総会・常議員会など)の最高責任者であるのに対して、総幹事はその決議機関での決定事項を実施する執行機関の責任者なのです。要するに総幹事は教団の教務と事務のすべてを円滑に遂行する大切な使命をもっているのです。その中には海外のキリスト教会や諸団体との協力推進も含まれています。……

【4757号】人ひととき 真船 禎さん 主のために

1933年、東京生まれ。演出家(日本映画監督協会)。麻布南部坂教会員。 思い出深い作品のひとつに、市川森一氏の脚本によって監督として手がけた、帰ってきたウルトラマンシリーズ「悪魔と天使の間に…」がある。ウルトラマンファンの間でも傑作に挙げられる作品である。 真船さんは、市川氏がキリスト者であることを公にして、この業界で仕事を続けてきたことを尊敬してきた。真船さんが演出した作品の多くは自身がまだキリスト者となる以前に手がけたものだった。この「悪魔と天使の間に…」もそうだった。しかし、市川氏がこの作品に込めたキリスト教的メッセージを強く捉えることができた。 真船さんが洗礼を受ける前からキリスト教に心動かされてきたのは、幼いときよりキリスト教に触れてきたことで培われたものによってであろう。 小児結核を患ったことで、小学校2年生から、神奈川・茅ヶ崎の全寮制の白十字会林間学校に入り、寮か……

【4757号】ボーイスカウトが教会を宿として ある日の仙台エマオ

ボーイスカウトの一行が、8月16日からの3日間、仙台エマオを拠点にボランティア活動を行うという情報を聞きつけて、取材に向かった。参加したのは、ボーイスカウト町田13団、ローバー隊と呼ばれる大学生が14名、指導者が3名の計17名。荒浜の笹新田地区で、主に民家の庭や畑地の整備を行った。 夕方、仙台エマオを訪ねると、当日の夕食準備に忙しいご婦人たちの姿があった。大宮教会婦人会の6名と、食堂の掃除をする男性一名。この日は、お盆休みの時期とあって60名分を調理、普段でも40食が必要と聞く。この日の気温は地元紙に依れば33度を超えた。調理場の温度は何度だろうか。何より、猛暑の最中、石を除けたり、瓦礫を片付けたりの重労働を強いられる現地の過酷さを思わずにはいられない。現地までの交通は自転車で、片道1時間半と聞いている。その上での、重労働だ。海岸に向かうのだから、帰路は当然登りになる。 5時頃、70名……

【4757号】消息

古河 治氏(隠退教師) 12年7月24日逝去、89歳。大阪府に生まれる。'52年同志社大学大学院を修了、'54年福山延広教会に赴任、津山教会、芦屋浜教会を経て、05年まで香櫨園教会を牧会し、同年隠退した。 遺族は、妻・古河静子さん。 渡辺紀子氏(隠退教師) 12年8月13日逝去、94歳。愛媛県に生まれる。'41年青山学院女子神学部を、'45年日本女子神学校を卒業、'41年日暮里教会に赴任、鹿沼教会、信濃町教会を経て、相武台教会を'90年まで牧会し、隠退した。 遺族は、姪・月舘美和子さん。

【4757号】視覚障がい者のための 試験方法を検討 第7回教師検定委員会

第37総会期第7回教師検定委員会が、7月30日、31日、教団小会議室において行われた。委員7名全員出席。 議事に先立ち、「改訂宣教基礎理論」をめぐって懇談した。これは宣教研究所委員会からの申し入れにより、宮本義弘宣研委員長、神代真砂実同委員陪席のもと行われたもの。作成の経緯、内容、今後の見通し等の説明を受けた後、質疑応答。意見、要望については、可能な範囲でさらに討議してまとめ、送ることを約束して懇談を終了。 今回の議事の中心は、2012年秋季教師検定試験《9月11(火)~13日(木)於:大阪クリスチャン・センター》実施に向けての準備。志願状況について事務局より報告があり、補教師試験受験志望者14名、正教師試験受験志望者57名(うち1名はまもなく辞退)の願書を受け付け、合計70名の受験となる見込みであることを承認。 補教師検定受験者の認定、正教師受験者の確認をそれぞれ行い、全受験者に対……

【4757号】復興に向け祈りを合わせて取り組む 第5回社会委員会

7月24日~25日、第37総会期第5回社会委員会が開催された。 釜土達雄委員長司式による礼拝をもって開会した。24日は、宣教研究所委員会の陪席があり、宣教基礎理論(第1草案)について、内容と経緯に関する説明を受け、意見を求められた。 意見交換の後、予定されていた議案の協議を始めた。大三島義孝幹事より添付資料に基づいて、業務報告、常議員会報告を受けた。また、東日本大震災関連で、会堂、牧師館再建計画に対する支援が3件執行されたとの報告を受けた。 原田史郎委員より、総会議事録に基づいて日本キリスト教社会事業同盟総会報告を受けた。また、森田恭一郎委員より日本キリスト教保育所同盟理事会、並びに総会報告を受けた。 本委員会に先立って開催された37総会期全国社会委員長会議(7月23日~24日開催)について、すべての委員が感想を述べた。 報告者から、十分な備えにより、東日本大震災復興支援の現場か……

【4757号】3・11.日本基督教団 祈り」をテーマに 全国社会委員長会議

去る7月23日から24日まで、日本基督教団会議室において、全国社会委員長会議が「3・11.日本基督教団 祈り」というテーマで開催された。 第1日目は、上森俊明委員の司式による礼拝により開会した。石橋秀雄救援対策本部長より「教団として願っていたこと」と題して、東日本大震災直後から現在に至るまでの活動報告を受けた。その後、野田沢教団派遣幹事補佐、奥羽教区(邑原宗男氏)、東北教区(片岡謁也氏)、関東教区(飯塚拓也氏)より発題を受けた。ボランティアの現場、地震被害、津波被害、原発事故による放射能汚染など、映像も交えて、それぞれが置かれた現場からの発題を受けた。ここで共有されたことは、大震災から1年半程経過したが、復興への道のりは、まだ始まったばかりであるということだろう。これからも、祈りを合わせて、それぞれの与えられた場所で復興への取り組みを継続していく必要を強く感じた。また、報道されない事実も……
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