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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4767号】消息

2013年2月23日
川島正行氏(三里塚教会主任担任教師) 12年9月25日逝去、79歳。千葉県に生まれる。'64年農村伝道神学校を卒業。同年三里塚教会に赴任。遺族は妻・川島豊子さん。 山添順二氏(隠退教師) 12年12月13日逝去、80歳。大阪府に生まれる。'58年東京神学大学大学院を修了、同年品川教会に赴任、板橋教会、熊谷教会、下谷教会を経て、08年まで岩槻教会を牧会し、隠退した。遺族は妻・山添和加さん。 喜田典雄(つねお)氏(摂津富田教会担任教師) 12年12月14日逝去、96歳。兵庫県に生まれる。'37年福井高等工業学校を卒業、00年受允、02年摂津富田教会に赴任し、牧会した。遺族は娘・石田和美さん。 深渡重秀氏(紀伊岩出伝道所主任担任教師) 12年12月29日逝去、62歳。和歌山県に生まれる。'79年和歌山大学を卒業、'96年受允、'98年受按、'96年粉河教会に赴任、'99……

【4767号】厳冬に吹く温かい風 東日本大震災を覚える石巻コンサート

1月10日、教団救援対策本部が主催し、東北教区被災者支援センター・エマオ石巻が協賛した新春コンサートが、被災地である宮城県石巻市で行われました。 この企画は、昨年の夏の終わり、新日本フィルの現役奏者とその仲間たちが私たちに申し出て実現したものです。鈴木隆太さん(ピアノ)、山口幸子さん(ヴァイオリン)、渡辺玲雄さん(コントラバス)、田中成行さん(ファゴット)の4人の奏者が2台の車に分乗し、石巻を訪れました。演奏会は、午前中は石巻栄光教会附属栄光幼稚園(小鮒實園長)、午後は津波に襲われた石巻市立石巻小学校(鈴木則男校長)、夜は石巻山城町教会(関川祐一郎伝道師)が会場でした。幼稚園は50名の園児と保護者、小学校は300名の児童と保護者、そして教会は厳寒の中を訪れた50名を超える地域の人々が観客でした。 この4つの楽器の組み合わせは珍しいものでしたが、本当に素晴らしい演奏でした。特に、夜の部の……

【4767号】理事長に籔田氏を再選 第1回年金局理事会

第38総会期第1回年金局理事会が1月25日(金)教団会議室で開催され、教区代表理事、東京教区支区代表を含め24名(北海教区欠席、九州教区代理出席、沖縄教区欠員)が出席した。 理事長には招集者である籔田安晴理事が推薦され、満場一致で再選された。常任理事に池田浩二、川原正言、長崎哲夫(総幹事)、中林克彦、疋田國磨呂各理事が推薦され、承認された。常任理事会の下に、従来通り制度検討諮問委員会と資産運用諮問委員会を置き、中林常任理事が制度検討諮問委員長に、川原常任理事が資産運用諮問委員長に推薦され、承認された。 資産運用に関して以下の報告がされた。 米国、欧州、中国の景気後退の影響を受け、円高で日経平均株価は低迷を続け、資産運用環境は厳しい状況であった。外部の専門家から将来の経済の見通し等についてレクチャーを受け、それを参考にしながら資産運用の実行をしてきた。12月の政権交代後は急速に円安が進……

【4767号】母国語で御言葉を、賛美を ドイツ・ベルリン日本語教会から

ドイツ、ベルリン。この東西分断を乗り越えた未曽有の歴史を持つヨーロッパの国際的大都市にも日本語教会があります。 80年代に日本人牧師の呼びかけで始まった日本語礼拝は、ささやかながらも主に守られ導かれて今日まで歩みを続けてきました。礼拝に集う人々は、在独数十年という方から留学生、ご家族の転勤に伴って、ワーキングホリデーの方、旅行者、日本語や文化に興味のある外国の方など実に様々です。 しかしながら大都市とはいえ邦人数は決して多くはなく、街中で日本人に出会うことは非常に稀です。そんな中いかに教会の存在を多くの人に知ってもらうか、試行錯誤しながら皆で心を砕く日々です。 言葉や食事、習慣、気候など海外生活は予想以上に不安や困難が多いものです。教会にも人とのコンタクトを切実に求めて来られる方や、疲れた日常の中ふと昔の教会学校を思い出して行ってみようと思って、という方も多くいます。この規模でほぼ毎……

【4767号】函館「元町・教会めぐり」2012 各教派合同企画によるツアー

北海道函館市の西部地区元町において、昨年9月29日(土)午後、キリスト教各教派による合同企画、「元町・教会めぐり」が行われた。「一般市民に、音楽を通じてそれぞれの教会の伝統や特色に触れていただこう」という、一昨年に続く2回目の試みであった。 函館は、安政5カ国条約(1858年)における開港5港(箱館、新潟、神奈川、神戸、長崎)の一つであり、幕末から明治初めにかけて伝道を開始したキリスト教各派の会堂が、函館港に面する函館山の山裾斜面に集中的に存在する。その範囲は直線で3百メートル足らずである。こうした歴史的・地理的背景を利用して、それぞれの教会を順次訪ね、約30分ずつ各教会の特徴的な音楽に触れていただこうというのが企画の趣旨である。 土曜日の午後1時30分、いちばん坂下に位置する教団函館教会からツアーは始まった。参加者はほぼ170人、各教会で待機していた人々を加えると最終的には250人を……

【4767号】荒野の声

「あなたがたは、何を見に荒野へ行ったのか」。風にたおやかにそよぐ水辺の葦、着心地の良い服を着飾った高貴な人々だったか。主の問いかけにどう答えるであろうか▼荒野では熱風が吹きつければ、昨日咲いていた花も今日はもう枯れている。水の豊かな国に暮らす者には想像できない厳しさかもしれない。では、瑞々しさに満ちたこの国に荒野はないだろうか。わたしたちの間に殺伐とした荒野は、命を恐怖に陥れる脅威はないだろうか▼ひとりの教会員が、震災直後からこの2年に亘り、被災したひとつの地域に通い続けている。彼女は絵を描くことを生業としている。子どもたちを集めて絵を描かせている。色の乏しかった絵が少しずつ色を取り戻してきたそうだ▼震災で昨日まであった暮らしが一瞬で流されてしまった。すべてを流されてしまった地が麗しさを取り戻すことができるよう願う▼荒野にあったのは、声であり、預言者、いやそれ以上の者である。これが主のお答……

【4767号】向こう岸に渡ろう

ルカによる福音書8章22〜25節 メッセージ 雲然俊美 主イエスの呼びかけ 「向こう岸に渡ろう」、主イエスは弟子たちに呼びかけられました。「向こう岸に渡ろう」、主イエスは私たちに呼びかけておられます。 弟子たちと同様に、私たちも主イエスの呼びかけに応えて、福音を宣べ伝えるために一歩を踏み出します。伝道は主の呼びかけを聞き、その促しに応え、主と共に出かけることです。 私たちはさまざまな理由(言い訳、口実)を上げて、なかなか一歩を踏み出そうとしないことがあります。そのような時にこそ、私たちは自分の思いにではなく、主のみ声に聞き従わなければなりません。 風と荒波の中で 弟子たちは船出しました。しかし、その舟路は決して楽なものではなく、風に悩まされ、荒波にもまれる旅路でありました(22~23節)。弟子たちの中には、かつてその湖で漁をすることによって生計を立てていた……

【4766号】直感と行動

2013年2月9日
朝、幼稚園の園庭で遊んでいるとベテランの保育者が私のところに来て言った。 「ともちゃんはジジそっくりね」 (私の孫が幼稚園年長組) 「どこがそっくりなの?」 「直感で行動して結果として周りに迷惑をかけている」 そばにいた副園長が言った。 「そうそう、昨日、園長先生はボールをいきなり蹴飛ばして、そのボールが水溜まりに落ちて、泥水が回りの園児にかかって迷惑をした」と追い討ちをかけた。 確かに直感で動くことが多いということは否定しない。 その結果として迷惑をしていると言われると抵抗があるが、教会員も同じように思っているに違いない。 迷惑をかけ続けて、42年伝道者として、園長として用いられてきたことは、教会員の忍耐と主の憐れみによるものだ。 しかし、その反省をしつつも、経験と信仰と学びに基礎付けられた直感で行動することは、重要なことだと思っている。 教団議長に再選……

【4766号】人ひととき 竹澤知代志さん 出版局長に就任

雲然俊美教団書記は高校の後輩、高橋和人東北教区議長は同郷、邑原宗男奥羽教区議長は最初の赴任地の2代前の伝道師である。これからも東日本大震災のことを心に留めて、出来るだけのことはしたいと思っている。 献身のきっかけとなったのは、フランソワ・モーリアックの『イエスの生涯』を読んだこと。その日のうちに新約聖書を買いに行き、翌日、教会の門を叩いた。その年のクリスマスに受洗、年が明けたら神学校を受験していた。神学校を卒業してからは、大曲教会、白川教会、松江北堀教会を経て、現在、玉川教会を牧会している。 趣味は若い頃から続けている家庭菜園と読書。教会の庭では、薩摩芋、里芋、ピーナッツ等、地面の下に成るものを栽培している。読書は、中学3年生の頃から1日1冊を心がけて来た。新報主筆を担うようになってから、読書量は落ちたものの、今でも週に3冊程は読むようにしている。最も影響を受けた作家は、聖書やキリスト……

【4766号】『伝道アイデアパンフレット』が発行されました

毎週の礼拝や特別な集会などに役立てていただきたいと思って作られました。 それぞれの教会で、このパンフレットに掲載された数々の工夫が役立つことを願っています。 《2012年10月31日発行》 《編集・デザイン/伝道アイデアパンフレット編集の会》 《印刷・製本/株式会社シャローム印刷》 《発行者/第37総会期日本基督教団伝道委員会》 《目次》 ◆広告・宣伝 ◆新来者への対応 ◆集会 ◆こども ◆バリアフリー ◆伝道力 ◆伝道のビジョン ※1部200円の頒布額でお分けすることが出来ます。教団事務局にお問い合わせください。 ※日本基督教団公式サイト(https://uccj.org/kyodan/)で関連データーのダウンロードや閲覧をすることができるようになる予定です。
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