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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4768号】救援対策本部会議 38総会期選出新委員により開催

2013年3月9日
1月31日、教団会議室にて、38総会期教団救援対策本部第2回(通算第19回)会議を開催した。 今回の会議は、38総会期第1回常議員会において選出された委員(石橋秀雄、伊藤瑞男、雲然俊美、大村栄、岡本知之、北紀吉、藤掛順一、佐久間文雄、稲松義人、嶋田順好)による最初の会議で、まず、石橋教団議長が本部長、伊藤教団副議長が副本部長、雲然教団書記が書記の任を担うことを確認した。 続いて、東日本大震災における教団の救援対策活動が初動から中長期的な活動へと移行したことを受けて、救援対策本部においては、被災教会からの会堂・牧師館再建復興支援申請などの、救援対策活動における重要事項を扱うことを確認した。 また、救援対策室においては、継続中の活動(仙台エマオ、石巻エマオ、ハートフル遠野)の状況を把握し、活動を推進すること、国内募金活動の展開と海外の教会への献金呼びかけを推進すること、震災に伴う原発事故……

【4768号】東日本大震災2周年を前にして 中長期的救援事業を実施

教団総幹事 長崎哲夫 2011年3月、救援初動 東日本大震災から丸2年が過ぎようとしている。 日本基督教団東日本大震災救援対策本部(以下本部)は、この3・11に際して全教区・支区・地区・教会に「メモリアル・マンス」の集会を呼びかけ、被災教会と地域の救援とそのための募金を諸教会と共に一致して祈り、その手を些かも緩めず実施して行く。 顧みて、あの日の翌日3月12日には、教団は総幹事を委員長として、「救援対策委員会」を立ち上げ、①教団議長を隊長とし、被災地の状況把握のため調査隊派遣。②社会委員会は国内募金開始。③HP・教団新報・後に対策本部ニュース等広報活動開始。④被災の奥羽・東北・関東3教区に初動活動資金各1千万円、見舞金50万円を送金。⑤現地との連絡を密にするため、世界宣教幹事を震災担当幹事に兼任させ、⑥救援対策本部専用事務室を設置。⑦少し遅れて被災教区と共働で仙台・石巻・遠……

【4768号】荒野の声

教区、教会総会に向けて伝道報告、伝道計画について話し合い、準備が始まっていることであろう。仕える教会では、教会の新年度準備と合わせ幼稚園の準備が始まっている。先日も新入園児の保護者会を行なった▼幼稚園の保護者会でも開会に礼拝を献げることを常としている。既に在園している子供たちの保護者は、今年度行われてきた保護者会の開会にて礼拝を経験してきている。だが、新入園の子供たちの保護者の中には、礼拝ははじめての経験で、皆が祈りに「アーメン」と声を合わせるのにもどぎまぎしてしまうという親もいる。今年もそう言った保護者がいたのかもしれない▼けれども、今年の保護者会では賛美の声がよく聞こえた。牧師、園長が一人、賛美の声を上げている、ということも珍しくない状況なのだが、今年は保護者たちの賛美の声がよく聞こえた。馴染み深い讃美歌だったこともあるかもしれない。また既に在園、卒園した弟妹さんの親も多かったこともあ……

【4768号】東日本大震災2周年に際して 海外からの祈りに励まされて

木下宣世 (聖書〉 詩編46編2〜8節 神はわたしたちの避けどころ、わたしたちの砦。苦難のとき、必ずそこにいまして助けてくださる。 わたしたちは決して恐れない 地が姿を変え 山々が揺らいで海の中に移るとも 海の水が騒ぎ、沸き返り その高ぶるさまに山々が震えるとも。 大河とその流れは、神の都に喜びを与える いと高き神のいます聖所に。 神はその中にいまし、都は揺らぐことがない。 夜明けとともに、神は助けをお与えになる。 すべての民は騒ぎ、国々は揺らぐ。 神が御声を出されると、地は溶け去る。 万軍の主はわたしたちと共にいます。 ヤコブの神はわたしたちの砦の塔。 戦  慄 2011年3月11日午後2時46分、私は東京教区の三役教務打合わせ会に出席するために、教団ビル5階にエレベーターから降り立ったところでありました。突然、強い揺れを感じて立っ……

【4767号】妻のいることろに行きたい

2013年2月23日
わたしが今牧している教会は、牧師館がないので、自宅から車で通っている。 ある日教会に来たら、郵便受けにメモが入っていた。それにはこう書いてあった。「 わたしは75歳の男性でAと申します。キリスト教の信仰に入りたいと思います。これから、日曜日の礼拝に来ますのでよろしくお願いします」。 次の礼拝後、Aさんは初めての対話で、できるだけ早く洗礼を受けたい、と言ったのに驚いた。 事情を聞くと、Aさんは10年前に妻を亡くしたが、彼女はクリスチャンであった。今、自分は癌にかかって余命数か月と言われている。死んだら妻のいるところに行きたい。彼女は、駅に近い別の教派の教会に属していたが、自分は葬儀の時以外その教会には行ったことがない。それに、病気が進行することを考えると、家から歩いて数分のこの教会がよいと思うので来ました、と言った。 それから、Aさんは毎週礼拝に出て、準備の学びを受けて、1ヶ月後に洗……

【4767号】人ひととき 山田 昌人さん 伝道者養成に仕える信徒

山田さんは「聖ヶ丘教会に育てられたという思いがある」と語る。中学生のときから教会に通い、地の塩会(中高生会)に所属し、聖歌隊に入った。また西南支区音楽部の一員として、近隣教会の集会を奉仕して回った。 大学生のとき通っていた桐生東部教会で受洗、卒業後、再び聖ヶ丘教会に通うようになり、転入会した。ほどなくして山北宣久牧師が副牧師に迎えられ、青年会活動が活発になっていった。そのことが「東京神学大学」との出会いにも結びついていった。聖書・教会・キリストについて、より深く学びたいという思いから、青年会の友と、東京神学大学夜間神学講座に通うようになった。「神学とは教会に仕える学問である」と当時の竹森満佐一学長が開講式で語られた言葉は今でも「学び」の原点であるという。この夜間講座で出会いが与えられ、光子さんと結婚した。 その後転勤などもあったが、1996年以来、再び聖ヶ丘教会に通うようになった。 ……

【4767号】主の召しに応えて 伝道のともしび

12月24日、教会に与えられるプレゼント 郡中南教会牧師 小林 秀樹 この3月で、私がこの地に赴任してちょうど10年となります。初めての任地であったこともあり、着任当初は10年後に自分がどうなっているか、全く想像がつかなったことなど、懐かしく思い出されます。 この、郡中南教会がある愛媛県伊予市は、四国最大の都市、松山市の郊外にあり、人口およそ4万人、農林水産業が中心でのどかな町で、教会の周りも、田畑が広がり、近くには山林もあります。 現在、会員は10名、礼拝出席は8名ほど、教区の互助を受けながら、その歩みを続けています。この10年で、5名の会員を天に送りました。一時は大きな悲しみを感じましたが、その後、受洗者や転入者も与えられ、ただただ感謝した、ということもありました。 私が着任した最初の年のクリスマス、24日の夜に、しばらく途絶えていた燭火礼拝をしてはどうかとの声が上がり、……

【4767号】東日本大震災関連記念行事日程

♦奥羽教区「東日本大震災2年を覚えての礼拝」 〈秋田地区〉3月9日(土)13時、秋田高陽教会《説教者=赤田直樹》 〈北東地区=青森〉3月10日(日)14時、大三沢教会《説教者=東山道晴》 〈北西地区=青森〉3月10日(日)14時30分、弘前学院チャペル 〈岩手地区〉3月10日(日)14時30分、宮古教会《説教者=小田島久子》、新生釜石教会《説教者=生嶌陽子》、大船渡教会《説教者=邑原宗男》 (℡019-622-5770 奥羽教区事務所) ♦東北教区「3・11東日本大震災記念礼拝」 3月11日(月)12時30分、仙台東一番丁教会《説教者=小西望》 《活動報告=大阪教区派遣医師・山崎知行》 (℡022-222-0998 東北教区事務所) ♦関東教区「記念礼拝」 3月11日(月)14時、宇都宮上町教会《説教者=秋山徹》《ゲスト=布興大立(ぷしんたり)・台湾基督……

【4767号】消息

川島正行氏(三里塚教会主任担任教師) 12年9月25日逝去、79歳。千葉県に生まれる。'64年農村伝道神学校を卒業。同年三里塚教会に赴任。遺族は妻・川島豊子さん。 山添順二氏(隠退教師) 12年12月13日逝去、80歳。大阪府に生まれる。'58年東京神学大学大学院を修了、同年品川教会に赴任、板橋教会、熊谷教会、下谷教会を経て、08年まで岩槻教会を牧会し、隠退した。遺族は妻・山添和加さん。 喜田典雄(つねお)氏(摂津富田教会担任教師) 12年12月14日逝去、96歳。兵庫県に生まれる。'37年福井高等工業学校を卒業、00年受允、02年摂津富田教会に赴任し、牧会した。遺族は娘・石田和美さん。 深渡重秀氏(紀伊岩出伝道所主任担任教師) 12年12月29日逝去、62歳。和歌山県に生まれる。'79年和歌山大学を卒業、'96年受允、'98年受按、'96年粉河教会に赴任、'99……

【4767号】厳冬に吹く温かい風 東日本大震災を覚える石巻コンサート

1月10日、教団救援対策本部が主催し、東北教区被災者支援センター・エマオ石巻が協賛した新春コンサートが、被災地である宮城県石巻市で行われました。 この企画は、昨年の夏の終わり、新日本フィルの現役奏者とその仲間たちが私たちに申し出て実現したものです。鈴木隆太さん(ピアノ)、山口幸子さん(ヴァイオリン)、渡辺玲雄さん(コントラバス)、田中成行さん(ファゴット)の4人の奏者が2台の車に分乗し、石巻を訪れました。演奏会は、午前中は石巻栄光教会附属栄光幼稚園(小鮒實園長)、午後は津波に襲われた石巻市立石巻小学校(鈴木則男校長)、夜は石巻山城町教会(関川祐一郎伝道師)が会場でした。幼稚園は50名の園児と保護者、小学校は300名の児童と保護者、そして教会は厳寒の中を訪れた50名を超える地域の人々が観客でした。 この4つの楽器の組み合わせは珍しいものでしたが、本当に素晴らしい演奏でした。特に、夜の部の……
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