【4772・73号】神学校等人権教育懇談会 フィールドワークを実施

3月22日、第26回神学校等人権教育懇談会が、日本基督教団いずみ教会(大阪府和泉市)にて開催された。神学校教員、部落解放センタースタッフなど12名が参加した。
まず全体の開会に先立って全員で水平社宣言を読み上げた。開会礼拝ではコロサイ書1・9〜20が読まれ、関西学院大学神学部の岩野祐介が、学問として神学を教える学校であることと、社会において行動する主体であることとは不可分であるが、それを本当に実行するのは困難であり、ともに祈りあう必要があるのではないか、とメッセージを述べた。
続いて参加者自己紹介の後、部落解放センターの運営委員長であり、いずみ教会教会員でもある講師の東谷誠さんから、和泉市の被差別部落とその歴史についてお聞きし、フィールドワークへと向かった。
フィールドワークでは、葛葉稲荷神社、聖神社、聖神社から排除された部落の人々が自分たちの神社として建てた八坂神社、水平社の支部が結成された場所である浄土真宗西教寺、かつて部落の境界線であった常夜灯跡、和泉市立人権文化センターを回った。街中の場所のそれぞれに、関わる人々の苦難の物語があることを聞くことができた。今度は我々がそれをさらに伝える番である。
その後いずみ教会に戻って、各自が感じたことや考えたことを述べ、意見を交換した。神学校のカリキュラムの中で現実の問題を学生に体験してもらうことの難しさと重要さ、学生のおかれた社会的状況の変化により、余裕のない学生が増えてきていて、社会的な問題を共有することが難しくなっているように思われること、しかしそうであるからこそ、学校が、学生の余裕のなさを、差別を生み出す構造の一部として捉え、学生にそれを伝え、共に問題と向き合う存在でなければならないこと、等が話し合われた。また東谷さんから、差別に苦しめられている人々と寄り添い、ともにあるものとしての牧師を育成してほしい、との要望があった。
このような貴重な機会を得られたことを感謝すると同時に、自らが所属する場でこの体験を活かしていきたいと考えている。
(岩野祐介報/関西学院大学神学部准教授)

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