2月12日、教団会議室において今総会期第1回部落解放センター運営委員会が開催された。出席者は25名。組織会がなされ、運営委員長に東谷誠(大阪教区)、書記に多田玲一(九州教区)が選出された。運営委員会の冒頭、小柳伸顕活動委員から「部落解放センターの源流~広島キリスト教社会館が出来るまで」の発題が行われた。
毎回新しい運営委員が組織される度に確認してきた「運営委員の役割」が再確認され、今委員会の日付けで各教区議長へ送ることとした。常任運営委員会、活動委員会を組織、それぞれ承認された。
通常会計、特別会計、それぞれの監査報告および新年度予算が承認された。活動献金の目標額は前年度と同額で承認。また、申し込みが出ていた今井基金の申請についても承認された。
前期の2年間行われた「みなおし委員会」から、機構上、財政上、活動上のそれぞれのみなおしへの提言が出された。今回のみなおし作業の中で出てきた意……
教区活動連帯金検討委員会は3期目に入った。委員2名が入れ替わって2月7日教団会議室において開かれた。
組織会は互選により、委員長に伊藤瑞男、書記に鈴木功男を選任、委員は大村栄、高橋和人、高橋潤、愛澤豊重(予算決算委員会招集者)である。
先ず、本委員会に課せられた役割を確認し、継続審議となっている議案に至るまでの経過について、前期委員会の高橋和人書記が説明した。更に共通理解を深めるために自由な意見交換を行い、以下の共通理解を得た。
⑴2009年9月、教区議長会による配分協議会は行き詰まり、27総会議案の精神に戻るべきだとして内藤留幸総幹事に打開策を委託した。これにより、第36総会期第4回常議員会において本委員会が設置された。
⑵27総会議案の決議は、平衡資金から教区活動連帯金と名称を変更、全教区経常収入の1%を拠出し、配分は教区議長会の協議によるものとし、そのメンバーに宣教委員長、伝……
教区活動基本方策、計画原案どおり可決
平良愛香新議長選出
2月23日、清水ケ丘教会にて第129回神奈川教区総会が開催された。神奈川教区は年2回教区総会を行なう。開会時の出席議員は238名中175名であった。今回は、按手礼執行、第1種教会建設、活動基本方策・計画、予算、三役・常置委員選挙、他が行なわれた。
正教師按手礼に関する件では、受按志願者2名が所信を表明した。議場からは教区形成基本方針に対する姿勢を問う質問があった。質疑の後、岩﨑隆議長は「教団の教師検定試験は不当とまでは言わない人は」と前置きして按手執行の賛成を求め採決、多数で可決、按手を執行した。
上星川教会が第1種教会となることが承認された。上星川教会は、1950年に伝道を開始し、1963年伝道所承認、1964年第2種教会となった。2011年末に現在地(横浜・保土ケ谷区)に新会堂を建設し今回の第1種教会建設となった。
……
ルカによる福音書24章13〜35節
黒田道郎
主の復活の不思議
ルカ福音書24章13節以下の記事は、主イエスの復活の特徴をはっきり示しています。二人の弟子がエルサレムからエマオへ向かう途中、イエスご自身が近づき、二人の会話に加わりました、しかし二人の目は遮られて、イエスだと分かりませんでした(16節)。
主イエスの弟子でありながら、目の前におられる主に気づかなかったとは考えられません。しかも主イエスとの会話が弾む道中を共にしながらのことです。道々彼らはエルサレムで起こった、十字架と復活を話題にしています。聖書全体の説き明かしを聞いています。
それでも彼らの目は遮られていたのでした。二人の弟子にとって復活の主イエスが見えなかった理由は、主の十字架の死という出来事が、すべての望みを失ったからでした。
目を遮るもの
私たちも、予期せぬ出来事や絶望感に陥ることを経……
昨年末に開催された38総会期第1回常議員会において、今総会期の常設委員会(宣教、教師、信仰職制、教師検定、予算決算、世界宣教)、および常設専門委員会(伝道、教育、社会)等の各委員を選任しました。
その際、各委員会の委員の選考委員会においては、これまで委員選考にあたって考慮してきた事項(継続性を考慮する、常議員は選出しないなど)を確認した上で、前総会期と同様に、「伝道に熱く燃える教団形成のために祈りと力を合わせる方、教憲教規を守る方」を委員候補者として選出したことが報告され、承認されました。
その後、各委員にその旨が通知され、新しい委員による委員会組織と活動が始まっております。言うまでもなく、教団の具体的な諸活動は、これらの委員会において審議され、進められます。
私自身かつて委員をさせていただくことによって、全体教会としての日本基督教団の多様で豊かな働きを知ることができた経験があります……
教会のカット集としてはCDROM付で評判になった『教会の暦と行事カット集』を描き、教会学校教案誌『教師の友』についてくる「教師の友カード」のイラストを担当しているのが、柏木牧子さんだ。
昨年、東日本震災復興のための「子どもの12か月」カレンダーを作成した。
岩手県盛岡市で暮らす柏木さんは、申し訳ないという思いを抱いていた。震災発生時には盛岡におらず、あの揺れを経験していないこと。同じ地に暮らす人々と、一番大変だった時を共にできなかったことから、そう思わざるをえなかった。
後に盛岡市での救援物資仕分け作業のボランティアにはできる限り関わった。また津波の被害が甚大であった地にも足を運んだ。けれども広大な東北の地域において、盛岡から沿岸部に移動だけで数時間かかり、十分な働きもできず、重ねて申し訳ないという思いが付きまとっていた。
復興のために、このわたしにもできることを願いつつ、イラスト……
一粒の麦として-辺境の地に女子教育の種を蒔き、育てた宣教師たち-
木村いくみ(学校法人北星学園企画課)
北星学園はSarah C.Smithが創設し教育の基盤を築き、後継者Alice M.Monkの学校改革により発展をみた。さらに、Elizabeth M.Evansが戦後の新体制を牽引し、今日の北星学園が導かれた。3人の宣教師は自らのすべてを北星学園のために注いだ宣教師として、本学園の記憶に留められる。
Sarah C.Smith
北星学園は、東京以北最大の都市と呼ばれる北海道札幌市にある。Sarah C.Smithは1880年に東京に赴任したが、来日3年後に気候が合わず病にかかり、故郷によく似た気候の札幌に転地した。数ヵ月後に健康を回復したスミスは、そのまま札幌で宣教活動を続けることを決意し、伝道協会に決意と学校設立についての理解と協力を求めたが、当時の札幌は開拓途上にあり、……
森トミ子氏(隠退教師)
12年12年11日逝去、93歳。山口県に生まれる。'73年日本聖書神学校を卒業。同年名瀬教会に赴任、'85年より00年まで徳之島伝道所を牧会し、隠退した。遺族は息・森孝さん。
荒井俊次氏(隠退教師)
13年1月16日逝去、80歳。東京都に生まれる。'58年タフツ大学大学院神学部、'60年ハートフォード大学大学院神学部を修了。アジアキリスト教協議会(CCA・シンガポール、香港)、日本クリスチャンアカデミー、世界教会協議会(WCC・スイス)を経て、再び日本クリスチャンアカデミーに02年まで勤め、隠退した。遺族は妻・荒井明子さん。
祈りと寄り添い
日本基督教団東北教区被災者支援センター・エマオでは、震災直後の2011年3月15日から今日まで働きを繋いで来ています。それはただ単に支援活動を繋いで来たのではありません。何よりも「祈り」、そして「寄り添う働き」を繋いできました。
この「寄り添う働き」を私たちは「スローワーク」という言葉で表現しています。ゆっくり時間をかけて、丁寧に被災された方たちに寄り添っていく働きです。例えば、お宅の方から望まれれば、目の前の作業を中断してでも一緒にお茶をしています。お話に耳を傾け、また求められればこちらからもお話をすることを通して、少しずつ出会いが生まれていきます。「目に見える成果」ももちろん大切ですが、それよりも「目には見えないもの」を私たちは大切にしています。
エマオが信頼関係を築いてきた結果、はじめて参加したワーカーに対しても、お宅の方たちは心を開き、受け入れて下さってい……
第38総会期第1回常議員会の議決を受け、1月29日、教団会議室において委員6名中5名の出席を得て、東日本国際会議第1回実行委員会が開催された。
招集者である岡本知之委員により、入念に準備された資料に基づき国際会議への理解を深めた後に組織に入った。
国際会議全体を統括する実行委員会の委員長には伊藤瑞男教団副議長を、副委員長には岡本委員を選任した。実行委員会の下に会議準備のために以下の5つの会議準備委員会を設けた。財務・募金委員会の委員長に北紀吉委員、事務局担当者に計良祐時幹事。広報・登録委員会の委員長に秋山徹委員、事務局担当者に加藤誠幹事。プログラム・会場委員会の委員長に藤掛順一委員、副委員長に高橋和人委員、事務局担当者に飯島信幹事。宿泊旅行・行事接遇委員会の委員長に長崎哲夫総幹事。展示・総務委員会の委員長に岡本副委員長をそれぞれ選任した。会場を提供してもらう東北学院大学との連絡は、同大……