第38総会期第1回教師検定委員会が、3月25日~26日、教団会議室において、委員7名全員の出席によって行われた。
冒頭において長崎哲夫総幹事からの挨拶を受け、改めて教師検定委員会の任務の確認が、「教憲教規および諸規則」に基づいてなされた。そして試験時における委員のなすべき事項が確認され、おのおの主に託されたその使命の重さを受け止めなおした。
今総会期から新しく加わった2名の委員をはじめとして各委員の自己紹介を行い、その後、委員長、書記の選出が行われた。その結果、前総会期の書記であった渡部和使(名古屋北)が委員長として選出され、書記は鷹澤匠(信州)に決まった。
議事日程が確認されたあと、委員長から、前総会期の報告および前総会期からの申し送り事項が説明された。特に重要な事項については丁寧な議論が交わされた。それらを踏まえた上で、今総会期の委員会方針が議論された。
結果、「第32総会期第5回常議員会の議決をふまえ、和解の福音に根ざしつつ、合同教会としての日本基督教団の形成を担う教師を立てることをめざす」という一文が入った前総会期同様の方針が可決された。
その後、この委員会の責任のもとで行う4回(2年分)の教師検定試験の日程が検討された。事務局案に対して、多少の変更が加えられたが、ほぼ例年通りの日程となった。
そして早速、9月17日から行われる2013年秋季教師検定試験についての検討に入った。提出試験となる説教、釈義の聖書箇所が祈りつつ検討された。多くの候補の中から、正教師にはエレミヤ書とヨハネ福音書、補教師にはイザヤ書とコロサイ書の箇所が、それぞれ課せられることになった(詳細は、4月6日付の新報の公示にて)。続けて組織神学論文、神学論文、牧会学のテーマが議論され、それぞれ決められていった。さらに公示と要綱の文章が検討され、作成された。
最後の議事として、『教師検定受験の手引き』の見直しについての議論が行われた。これについては、各担当者を決め、次回委員会において検討されることが確認された。
二日にわたる委員会は、左近深恵子委員の祈祷をもって閉会した。
(鷹澤匠報)