【4772・73号】第2回「東日本大震災国際神学シンポジウム いかにしてもう一度立ち上がるか-これから100年を見据えて-

3月27日、東日本大震災救援キリスト者連絡会、聖学院大学総合研究所、東京基督教大学主催、フラー神学大学共催で、第2回東日本大震災国際神学シンポジウムがお茶の水クリスチャン・センターを会場に開催された。「苦難に寄り添い前に向かう教会」をテーマに、日米の神学者たちがこれから100年先の日本のキリスト教会のあり方を見据えつつ教会に仕え互いに励まし合いながら現在なさなければならない働きについて論じ合った。
阿久戸光晴牧師(聖学院大学学長・理事長)の開会祈祷、挨拶があり、続いてリチャード・J・マウ氏(フラー神学大学院学長)より「『神の忍耐の時』の中で、苦難の救い主に仕える」との主題講演がなされた。
2011年に日本が経験した破壊と苦難を生ける神への信仰の中でどのように認識すべきかを共に考え、このような困難な状況下でどのように主に仕えるかという計画を提案したいと述べ、「神が御子の受肉により、私たちの苦悩の中に入って来られたことを認識するということは慰めの源泉であり、キリスト者共同体にとっての行動の根拠となる」、「私たちが召されている忍耐は受け身的に待つことではなく、これから時が満ちて訪れる王国の到来を積極的に待ち望むこと。そして聖書は私たちに、この積極的に待ち望む姿勢の中に非常に広い任務を与えている」、「仕えるようにと主が私たちを召された場所で神の栄光をあらわす誉れある行いを遂行することによって試練や苦難の中にある人々に寄り添い、その場所のシャローム(平和、正義、公正、癒し)を求める」と語った。
パネル・ディスカッションは藤原淳賀氏(聖学院大学総合研究所教授)のコーディネートにより、伊藤悟氏(青山学院大学教授)「キリスト教大学の行うボランティアとは何か、直面する二つの問い」、岡村直樹氏(東京基督教大学教授)「震災ボランティア活動と若者の宗教心の発達」、幸田和生氏(カトリック東京教区補佐司教・カリタスジャパン担当司教)「カトリック教会の立場から」、藤掛明氏(聖学院大学准教授)「心理臨床家として考えさせられること」の各発表がなされた。

これを受けてマウ氏は「協力関係により問いを持っている多くの人々に福音を明確に語り、今、この時、希望を分かち合う必要がある」と述べた。
その後、11の分科会に分かれ、各発題、質疑応答がなされた。
閉会礼拝で東野尚志牧師(聖学院教会)が「嘆きの心に賛美の衣をまとって」(イザヤ書64章1~4節)と題し説教、人間の物語の中に神がいてくださるのではなく、神の物語に私たちが招き入れられている恵みが確認された。そしてキリストの中に生かされ、苦しみ嘆くところに賛美の衣なるキリストをまとい、共に立ち上がる希望が語られた。
参加者一同、讃美歌312「いつくしみ深き」を歌い、派遣された。
(松本のぞみ報)

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