4月1日、教団会議室にて、38総会期教団救援対策本部第4回(通算第21回)会議を開催した。
先ず、3月31日現在の国内募金総額が5億3141万3444円、海外からの献金が2億4336万4809円となっていることが報告された。
続いて、教団が設置している各救援対策活動の拠点において活動している方たちからの報告を受けた。
エマオ仙台および笹屋敷での活動について佐藤真史教団派遣専従者は、祈りと寄り添いスローワークボランティア(地域の方たちの要望に基いた活動と交流を大切にする)を継続していること、地域からの信頼を得ていること、現在は家屋清掃や田畑の細かいがれきの処理などのワークをしていることを報告したほか、ボランティアの心身の休養といった課題があることを報告した。
エマオ石巻での活動について飯野久美子教団派遣専従者補佐は、漁業支援ボランティア(ワカメの芯抜き、カキ床作りなど)を行っていることや、地域の教会との協力関係をもちながら活動していることなどを報告した。
ハートフル遠野での活動について佐々木ムツ子スタッフは、傾聴を基本とした「お茶っこサロン」を継続していることのほか、住民や地域の社会福祉協議会などから大きな信頼を得ていることを報告した。
以上の報告の後、それぞれの働きへの感謝と、活動の上にさらなる主の支えを願って共に祈りを合わせた。
その他、救援対策室会議報告、および、石橋秀雄本部長の台湾基督長老教会訪問報告がなされた。
審議事項においては、東北教区放射能問題支援対策室設置に対する支援について協議し、教団としては、東北教区がNCCのJEDRO(エキュメニカル震災対策室)に対して行った助成金申請を支援することと、教団としてできるだけの支援をしていくことを確認した。
また、東北大学実践宗教学寄附講座への支援(1千万円。2年目)を承認したほか、『救援対策本部ニュース』第8号の発行予定を確認した。
次回会議は、5月17日、教団会議室にて開催する。
(雲然俊美報)