安行教会50周年記念礼拝に説教者として招かれた。安行教会はかつて越谷教会が親教会であり「安行教会は私の青春だ」という2人の信徒も同行し、この信徒たちから、越谷から安行へバスもない不便な地に自転車で牧師と共に伝道に向った青年時代の思い出を聞きながら安行に向った。
安行教会は、今でも不便な地にあるが、勢いのある教会に成長した。安行教会、田中かおる牧師は「礼拝の充実」に全力を注ぎ、「礼拝第一」の教会形成をしてきたが、今、その実を結んでいる。最近、現在の敷地より数倍広いかにみえる(実際はほぼ同じ広さ)隣接地を購入、駐車場には困らない教会になっていた。
私は埼玉一筋に歩み、何度も安行教会の説教奉仕をして来た。その時、楽しみにしてきたことがある。あの印象深い女性信徒たちに会うことだ。私が高校3年生の時に、関東教区KKSキャンプに参加した。このキャンプに安行の地から6名の女子高校生が参加した。この6名の女子高校生たちは印象深かった。彼女たちの内、結婚して他の地に転居した者もいるが、5名が安行教会を支え続けてきた。この女性信徒たちに50周年記念礼拝でもお会いすることが出来た。50年間、高校1年生の時から教会を支え続けている。このことは驚きであり感動だ。
新しい信徒も沢山増え、会堂一杯の礼拝者たちと共に力にあふれる礼拝を献げることが出来た。
感動の記念礼拝であった。(教団総会議長 石橋秀雄)