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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4792号】♦統一原理問題東京地区連絡会/研修会♦ 全国連絡会準備を兼ね、 札幌にて研修会

2014年2月22日
 去る1月20~22日にかけて、統一原理問題東京地区連絡会の研修会が札幌にて行われた。  今回の研修会は、北海道における統一原理問題への取り組みの実情と課題を共有すると共に、6月に札幌で行われる統一原理問題全国連絡会の準備を兼ねて行われた。  現在、統一協会は、拉致・監禁キャンペーンを展開しているが、脱会を支援する牧師たちに攻撃を加えることで、文鮮明亡き後の動揺や、霊感商法で次々と敗訴している現状に対する統一協会員たちの不満の矛先をかわそうとしている。  この日、北海教区事務所で全国連絡会の打ち合わせをした後、全国連絡会で講師を依頼する予定のズィヴィ・パスカル氏から、拉致・監禁キャンペーンにどのように対処するのか、また、統一協会問題やカルト問題にどのように関わったらよいのかを聞くことが出来た。  パスカル氏は、「統一協会側は、メンバーたちに統一協会が行っていることの……

【4792号】消息

笠利 尚(たかし)氏(隠退教師)  05年4月11日逝去、84歳。福岡県に生まれる。47年同志社大学大学院修了、50年東京天城教会に赴任、上富坂教会、吉祥寺北伝道所を経て、84年まで東美教会を牧会し、89年隠退した。  遺族は息・笠利和彦さん。   新里昌平氏(隠退教師)  13年10月7日逝去、80歳。東京都に生まれる。60年日本聖書神学校を卒業。同年三崎町教会に赴任、76年より02年まで神戸聖愛教会を牧会し、隠退した。   遺族は妻・新里友子さん。   中込己一郎氏(勝浦教会主任担任教師)  13年12月11日逝去、72歳。神奈川県に生まれる。06年東京聖書学校を卒業。同年東調布教会に赴任、07年より勝浦教会を牧会した。  遺族は妻・中込愛子さん。

【4792号】宣教師の声 番外編 山梨英和創立に関わった若者たちとウィントミュート初代校長 深沢美恵子 (山梨英和中高同窓会「歴史をたどる会」)

 カナダ伝道会社は1873年創立50年を記念して外国伝道の開始を議決し、鎖国を解いた日本に第一陣として2名の宣教師を派遣した。山梨への伝道は1876(明治9)年その第二陣として派遣されたイビー(C.S.Eby)が遣わされた。彼は甲府盆地内を騎馬伝道し、3年間の伝道活動によって最初の教会、日本メソジスト甲府教会が創設された。1878(明治11)年であった。その教会の会員になっていった地元の青年たちは妹たちが尋常小学校を卒業しても進学する普通教育の学校がなかったことなど様々な動機を以て女子が高等教育を受けられるような学校を望み、発起人会を設立した。その発起人会は建物を準備するが、教師はカナダ婦人伝道会社に求めた。その求めに応じて派遣されたのがサラ・アグネス・ウィントミュート(Sarah Agnes Wintemute)であった。  ウィントミュートは1864年、カナダ・オンタリオ州に生ま……

【4792号】人ひととき 佐久間文雄さん 召命に応える

 佐久間さんは戦時中に生まれ育ち、22歳のとき、1960年イースターに国際キリスト教団代々木教会で受洗。その7年後、教会員の女性、弘子さんと結婚し、志木教会へ転入会した。  大衆伝道の時代、代々木教会の平和の鐘運動に参加し、毎日早天祈祷会、路傍伝道をしながら職場へ行き、夜間は国際宣教神学校で学び、家庭礼拝をささげた。やがて母、妹、2人の姉夫婦、兄夫婦、父と、次々に家族が受洗した。  49歳のとき、市役所に勤めていた妻の勧めで、日本社会事業大学の講習を受けた。学長から「これから大変な時代、社会福祉の時代がやってくる」と言われ、すぐに会社を退職し、大学へ入学、社会福祉士の資格を習得した。  その後、日本社会事業大学の非常勤講師を務めつつ、地域福祉論、ボランティア論を学んだ。介護保険制度前から全国社会福祉協議会の会議で制度設計に関わり、初年度からケアマネージャーを務めている。基……

【4792号】雪国の伝道

 この時期、雪国では雪との格闘の日々が続く。秋田市は大雪というわけではないが、それでも、ある土曜日に、日曜日に備えての3時間ほどの除雪作業で、歩数計は1万5千歩を超えていた。  この冬、特に秋田県南地域は記録的な豪雪で、横手市では積雪が1.7メートルを超した。屋根の雪下ろし中の転落事故も相次ぎ、秋田県内では、除雪作業中の死傷者は死者12名、負傷者93名で計100名を越えている。当然ながらその地にある教会でも、主に牧師たちが除雪作業に追われている。その労苦は大変なものである。  そのような中、この2月、今年も、大曲教会(飯田敏勝牧師・啓子牧師)が準備をし、神学生の夏期実習ならぬ、自主的冬期実習(除雪ボランティア)が行われる。神学生たちには、除雪作業の奉仕とみ言葉の奉仕(礼拝説教や祈祷会の奨励・証し等)をしてもらうのである。特に今回は教団の伝道推進室からの支援を得て、その祈りと支え……

【4791号】メッセージ 招かれている今 菅原 力 

2014年2月8日
イエスは、また、たとえを用いて語られた。「天の国は、ある王が王子のために婚宴を催したのに似ている。 王は家来たちを送り、婚宴に招いておいた人々を呼ばせたが、来ようとしなかった。 そこでまた、次のように言って、別の家来たちを使いに出した。『招いておいた人々にこう言いなさい。「食事の用意が整いました。牛や肥えた家畜を屠って、すっかり用意ができています。さあ、婚宴においでください。」』しかし、人々はそれを無視し、一人は畑に、一人は商売に出かけ、 また、他の人々は王の家来たちを捕まえて乱暴し、殺してしまった。そこで、王は怒り、軍隊を送って、この人殺しどもを滅ぼし、その町を焼き払った。そして、家来たちに言った。『婚宴の用意はできているが、招いておいた人々は、ふさわしくなかった。だから、町の大通りに出て、見かけた者はだれでも婚宴に連れて来なさい。』 そこで、家来たちは通りに出て行き、見かけた人は善人も……

【4791号】初めての海外保養プログラム実施 こひつじキャンプ in 台湾

多くの教会との出会いを経験  2014年1月4日~7日、福島県在住の親子を対象とした短期保養プログラム「こひつじキャンプ」が台湾で開催され、22名の親子が参加した。訪れる先々で多大なる歓迎を受けた。台湾の玄関口でもある桃園国際空港では、台湾の子どもたちに出迎えられ、私たちも前日に練習したキャンプソングで応えた。  桃園から新幹線で約1時間のところに、今回のキャンプで多くの時間を過ごした「嘉義」がある。日中の気温は22~23度ですごしやすく、子どもたちも汗をかきながら動き回った。  1日目と2日目は梅山教会に宿泊した。朝食は梅山教会の方の手作りで、肉まんや水餃子が大変美味しく子どもたちも喜んでいた。  今回は多くの教会との関わりが持てたが、中でも林子内教会の焼き芋プログラムは、子どもたちも保護者も楽しめたようだ。粘土質の土を野球のボールくらいの大きさにして何個も積み上げ、……

【4791号】荒野の声

 昨秋から、教会の祈り会でレビ記を読みはじめた。これまで創世記、出エジプト記と読み終え次はどうしようか、やや戸惑ったが、レビ記に進むことにした。▼出エジプト記の結びで幕屋完成が報告され、レビ記は冒頭から完成した幕屋で献げられるべき礼拝、中心である献げ物について詳細を語る。わたしたちには馴染みの薄い礼拝の仕方だ。しかし、毎週読み進めるごとに新たな発見や教えられることがあった。やはり聖書の言葉だ。▼先日の祈り会で、丁寧に教えられてきたこれらの献げ物を、アロンとその子たちが幕屋にてはじめて献げるところに至った。神の栄光がイスラエル全体に現わされ民が大きな喜びに与った、とあった。▼この折、按手を受け正教師に任じられ、はじめて聖餐を執行したときのことを思い起こした。パンを持ち「キリストの体」、杯を持ち「キリストの血」と告知する声も、パンと杯を持つ手も震えたことを思い起こした。その緊張を生涯忘れてはい……

【4791号】▼埼玉地区新年合同礼拝▲58教会・伝道所から303名が出席

 埼玉地区は60の教会・伝道所の一致と連帯が前進することを願い、年頭に、「地区デー」と名付けて合同の新年礼拝をささげている。  今年は1月13日、埼玉新生教会を会場に開催された。58教会・伝道所から303名(子ども14名)出席、共に御言葉と聖餐の恵みに与り、讃美と祈りがささげられた。  コリントの信徒への手紙一13章1~13節より、末永廣牧師(小川教会)が「最もすぐれた道」と題して子どもへのメッセージ、大津健一牧師(アジア学院校長・理事長)が「信仰と希望と愛」と題して説教。  末牧師は「私たち人間は互いに愛し合いたいと願いながらも、はりねずみのように互いのはりでつつき合っている。しかし、キリストの愛が私たちの心に注がれると、私たちに注がれたキリストの愛によって他者を愛することができる。友だちを大切にすることができる。まことの平和がおとずれる」と語った。  大津牧師は……

【4791号】2・11メッセージ

 2・11は、国民の祝日に関する法律で『建国記念の日』とし、「建国を偲び、国を愛する心を養う」と規定されています。この日は神話上の人物である神武天皇が紀元前660年2月11日に橿原に宮を建て即位した日とされる日で、1874年以来『紀元節』として守られてきたものです。それを、1967年に『建国記念の日』とし、祝日とされました。  けれども、所詮神話です。紀元前660年2月11日が建国の日と考える人は、少なくとも日本の古代史の専門家の中にはいないでしょう。紀元前660年2月11日に、奈良の橿原に、強力な統一国家が建国され、天皇という祭祀と政治を司る大王が存在したと考えることは、通常できないからです。また、統一国家の形成や天皇制の確立、天皇という名称の使用は、紀元645年(一巳の変)から712年(日本書紀成立)の間に行われたと考えるのが一般的ですから、紀元前660年2月11日が歴史的に根拠……
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