10月17日、39総会期教団救援対策本部としては最後となる第16回(通算第50回)会議を、教団会議室にて開催した。
まず、9月30日現在で、国内募金が10億2701万1590円、海外からの献金が4億811万2041円となっていることが報告された。続いて、救援対策室および担当幹事より、会堂・牧師館等貸付金返済状況(未完済16教会・2幼稚園。総額2億8145万8031円)、被災教会支援コンサート(水戸中央教会にて)・被災地支援コンサート開催、第27回こひつじキャンプ開催、本部会計等の報告がなされた。
被災教区報告として、奥羽教区からは江刺教会新会堂献堂式の予定、教区内被災教会支援会計等が報告された。東北教区からは東日本大震災救援を続けるための募金の継続、2017年度以降のエマオ・いずみの活動計画検討、教区救援特別会計等の報告がなされた。
続いて、「国際青年会議in京都……
去る10月6・7日の両日、教団会議室にて全教区推進協議会が13教区26名の参加者により開催された。協議会に先立ち開会礼拝が捧げられ、長崎哲夫総幹事よりヨハネによる福音書4章13節~15節の御言葉によって励ましを与えられた。
その御言葉の恵みに押し出され、はじめに森啓一推進委員長より挨拶と今後の運動について、次いで鈴木秀信事務局長より2015年度諸報告として新任推進委員の紹介、献金状況と決算報告、新年度の目標等につき説明があった。自然災害等困難の中にも必要が満たされ豊かな恵みに与ったことへの感謝が述べられた。その後、籔田安晴教団年金局理事長より教団年金制度の概略説明、質疑応答の時を持った。教団形成に関わる年金局の責任の重さ、それゆえに隠退教師と遺族を支える大切な業を実感したひと時であった。
プログラムは全体会に移り、委員長、事務局長より若干の説明の後、2分団に分かれ情報を共……
今年も12月第1主日の「キリスト教社会事業を覚えて祈る日」を迎える。
今や、AI(人工知能)の時代、やがて人間の仕事は無くなるなどと言われる。(AI搭載の)工業用ロボットや軍事用ロボット、自動運転トラック等、昨今のAIの成長は目覚ましい。しかし、全ての仕事がロボットに務まるわけではない。介護や看護の現場においても、人や物の運搬用に人の力を増幅させる器具等が台頭し、使用される例が増えて来ている現実はあるが、それを使うのはあくまで「人間」である。人がその「脳内」だけでなく、その「心」で感じ、判断する。その脇に器具があり補助することがAIの役割である。器具が人にとって代わるということは、「心」の無い、ただの作業である。
心を込めて「キリスト教社会事業」に関わる者全ての人々の「思い」は決して「コピー」は出来ないし、またしてはならぬものであろう。「神を想う思い」は人にしか成しえない……
10月10日〜11日、奥羽キリスト教センターで第31回奥羽教区社会問題セミナーが開かれた。今年は統一協会・カルト問題に取り組む東北・関東・東京・西東京・神奈川教区の世話人、委員も参加した。
1日目は藤枝宗浩氏(基督教大韓監理会宣教師)、小海基氏(荻窪教会牧師)より「最近のカルト状況と予防について〜特に統一協会と新天地」と題して話してもらった。統一協会(世界平和統一家庭連合)は三分裂した状態が続いている。新天地は既成教会の信徒を伝道対象にし、今も拡大し続けている。統一協会と違い社会的な問題を起こさず、秘密主義を徹底するため、予防教育は中・高生から始める必要がある。そのためには新天地について知り、秘密裏に行われる聖書勉強会への注意を喚起し、改めて天地創造から再臨までの全体像を学ぶことが提案された。併せて、新天地をはじめとするカルトに乗っ取られない教会形成をしていく必要がある。トップダ……
来年3月に行われる「国際青年会議in京都-持続可能社会の実現を目指して」のプレ会議が、9月21日・22日、京都関西セミナーハウスに於いて開催された。13教区から代表を派遣してもらい、実行委員会、青年によって構成されている運営委員会、講師、自主参加者の総勢33名の参加者があった。
この会議は教団が主催する国際会議として、2014年3月に仙台で行われた第1回大会に続く第2回の国際会議となる。
2017年3月の本会議では、今、私たちが直面しているこの課題を、教会の青年たちが共有し、彼らが担い、世界的なネットワークを構築しながら、リーダーシップを発揮できることを目指している。
今回のプレ会議では、講師として東北教区放射能問題支援対策室「いずみ」顧問の篠原弘典氏と「『避難の権利』を求める全国避難者の会」共同代表の宇野朗子(さえこ)氏、更に、早稲田奉仕園職員の片岡平和氏を迎え……
石橋秀雄議長・佐々木美知夫副議長再選
40回教団総会を終えた。冒頭、議案上程の手続不備等の説明に時間を要し実質の審議になかなか入れず、最後は上程できなかった議案を残し閉会しなければならなかった。しかし、審議全般に、秩序を守った会議となってきている。内容を伴う討議をなおいっそう深めることが求められる。「伝道する教団の建設」のため待った無しの課題が山積する中で新しい総会期が出発した。
「伝道する教団の建設」-十字架の贖いを土台として-を主題に掲げた第40回日本基督教団総会は、10月25日から3日間、東京・池袋のホテルで開催され、総会議員400名中、開会時366名が出席した。沖縄教区は、34回総会以来、7回連続して議員を選出しなかった。
石橋秀雄議長は、議長報告で、「『2030年問題』など、教会の内外で危機が叫ばれる状況の中で、『伝道する教団の建設』こそが、教団の教会のあるべ……
園庭で賑やかに挙がっている声が静かになるひとときがある。一つは、お弁当のとき。クラスはうれしい声で一杯だが園庭は静かだ。もう一つは、礼拝のとき。全クラスの礼拝のときは当然だが、各クラスの礼拝の時間も、学校のきちんとした時間割ほどではないにしろ、同じ頃に各クラスの礼拝を献げる。そのときには、クラスも園庭も賑やかな声もひととき止む。▼礼拝のとき周りにもたらされる静けさは独特なものがある。礼拝を献げている共同体の静けさは外にいるとよくわかる。クラス礼拝の担当がなくて牧師室で執務しているとき、礼拝に遅刻して礼拝堂へとそっと近づくとき。主の日、この静けさは世の喧騒に掻き消されてしまうが、本当は教会の周りにあるはずだ。世界がすべて、主の御前に静まることを経験できるならどれほど素晴らしいことか。▼40教団総会は、未上程の議案を残し閉会した。各所から真剣に提案された諸議案である。かつては審議未了廃案に怒……
16年度実行予算審議に先立って次の2議案、沖縄宣教連帯金関連議案32号(提案者・大阪教区)、35号(兵庫教区)、17年度原予算審議に先立って議案48号、伝道資金規則改訂(九州教区)を先議した。
沖縄宣教連帯金議案は、いずれも、教団が2010年度以降、沖縄に交付する宣教連帯金を年額40万円に減額しているのを従来の120万円に戻すことを提案した。宣教連帯金は合同議定書に定められており、沖縄教区が教団と距離を置くとしていることを理由とする減額は認められない、としている。これに対して「沖縄合同関連議案が廃案となった33総会以前のことを踏まえていない」、「沖縄教区が距離を置く理由はない」、「謝罪すべき主体が曖昧」等の反対意見、「距離を置く沖縄の苦悩を受け止めると言いながら戻ってくるべきとは傲慢」、「金銭による圧力で対話のテーブルに着けようとする手法は、沖縄に基地を押し付けるのと同じ」、「共……
東日本大震災救援対策本部報告
東日本大震災救援対策本部は、雲然俊美書記の司会・進行で報告を行った。まず飯島信担当幹事が本部報告を行い、国内外募金結果と支援・貸付金状況を説明し、本部主催の「こひつじキャンプ」、被災地支援演奏会と被災教会貸付金支援チャリティー・コンサート、東北教区放射能問題支援対策室「いずみ」の活動を伝えた。
続いてボランティア・センター報告で「エマオ仙台」の佐藤真史教団派遣専従者がスローワークと出会いを大切にする活動、「エマオ石巻」の小川幸子教団派遣専従者が「お茶っこの会」や手芸を通しての交わり、「ハートフル釜石」の平田信之教団派遣専従者が仮設住宅での孤立を防ぐ「お茶っこの会」等の働きを伝えた。
「国際青年会議in京都」(プレ会議)について、飯田仰事務局長補佐は、「日本での原発事故発生時に教会に何ができるかを議論検討した」と報告した。片岡平和運営委員は、……
齋藤壽満子氏(隠退教師)
16年9月17日逝去、81歳。福島県生まれ。77年日本聖書神学校卒業。同年より銀座、新津田沼教会を経て00年隠退。
遺族は夫・齋藤宏さん。
津村 勝氏(塩釜東教会主任担任教師)
16年10月10日逝去、65歳。神奈川県生まれ。79年農村伝道神学校卒業。同年より中村、天童、塩釜東教会を牧会。
遺族は妻・津村香さん。
松本賢三氏(隠退教師)
16年10月10日逝去、80歳。東京都生まれ。61年日本聖書神学校卒業。同年より武生、岩内、三島、溝ノ口教会を経て00年隠退。
遺族は妻・松本明子さん。
鹿島利次氏(隠退教師)
16年10月12日逝去、95歳。神奈川県生まれ。58年日本聖書神学校卒業。同年より紅葉坂、奥沢、横浜明星、ひの木教会を経て04年隠退。
遺族は娘・……