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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4847号】夏、子供たち、青年たちのプログラム

2016年9月10日
西東京・北海教区 子どもの交流会 31年の協約、さらに先を望んで  西東京教区と北海教区は、宣教協約を結んで31年目を迎えている(1期5年で第7期の1年目)。2013年の夏、西東京教区の小中学生数名を派遣して、道北クリスチャンセンター、興部伝道所に宿泊させてもらい、子どもたちが出会い、北海教区の様子や自然に直に触れる機会が与えられた。そのときの出会いや一緒に礼拝を共にしたことの大きな恵みを受けて、各自の成長ぶりに開催を心から感謝した。次回はぜひ、北海教区の子どもたちを迎えたいと願って、3年後の今年、8月1日〜4日にやっと実現することができた。  当初は、冬休み、春休みを検討したが、北海道の長い休みと日程が合わず結果的に涼しい北海道から暑い東京に迎えた。直前に興部の子どもたちが来られなくなり、1人は釧路、1人は函館、2人の引率者が紋別から出発して羽田で落ち合うという、どきどきのスタ……

【4847号】荒野の声

 小さいときからリレーというとワクワクする。幼稚園のとき良い思いをしたのが原点にある。バトンが来るまでのドキドキ、受けるときの緊張、そして受取って全開でコースを走り出し、前を走る相手を懸命に追いかける気持ち、その後も何度か経験した。今も幼稚園の子供たちのリレーにも思わず応援に力が入ってしまう。▼日本チームがリレーで、100メートル9秒台を擁する他国チームと互角に戦ったのは、バトンパスを数十センチずつ伸ばし大人が両手を広げたほどのわずかな距離を稼いでコンマ何秒を削り出したことが大きな勝因と聞いた。スムーズなバトンパス、的確なバトンの受け渡しが2着をもたらしたということだ。▼使徒は、後ろのものを忘れ前のものに全身を向けつつと言う。バトンを受取って解き放たれたらそうだ。次の走者にバトンを渡すことに懸命だ。けれども、手にするバトンをここまで繋いでくれた前走者たちがいる。教会の歴史、神の民の歴史を決……

【4847号】▼救援対策本部会議▲釜石「お茶っこサロン」報告を受ける

 7月29日、救援対策本部第14回(通算第48回)会議を、日本キリスト教会館教団会議室にて開催した。  会議の冒頭、釜石市社会福祉協議会の菊池亮課長より、「釜石市復興の足取りを振り返る『お茶っこサロン』の果たした役割」と題して、釜石の復興状況、被災地サロンが果たした役割、復興に関わる現在の課題等について報告してもらった。報告により、あらためて被災地においてお茶っこ活動が果たした役割の大きさ(被災者の様子や動向の把握など)を確認した。  会議では、6月30日現在、国内募金が10億2540万4690円、海外からの献金が4億487万6231円となっていることが報告された。 続いて救援対策室・担当幹事より、会堂・牧師館等貸付金返済状況、教団からの貸付金総額(16教会・2幼稚園に対して2億8035万3031円)、こひつじキャンプ開催予定等の報告と本部会計の報告がなされた。  被災……

【4847号】♦第7回夏期研修会♦伝道推進室主催・教師委員会後援 公同教会の基本を共有

 過去最多の46名の参加者を得て、伝道推進室主催「教師継続教育『第7回夏期研修会』」が8月9日から11日にかけて、日本聖書神学校を会場に開催された。  主題を「教会-主の教会を建てる」とし、公同教会の基本的理解を共有するために、「日本基督教団という教会の公同性について」近藤勝彦氏、「教会の公同性をめぐって」神代真砂実氏の講演があり、また「教会的説教」小泉健氏、「ホーリネス教会の教会形成の特色」潮義男氏の講演があった。参加者は難しい神学議論にも大きな刺激を受け、良き学びの時となった。  牧会夜話では、大隅啓三、軽込昇隠退教師から自身の牧会を振り返って語ってもらい、参加者は牧会での忍耐の必要と慰めを得た。  特別講演では、株式会社ネットマン代表取締役社長の永谷研一氏から「牧師の言動が相手を生かすための行動定着法」と題して話してもらった。その他、朝夕の礼拝では、小島誠志、山田京……

【4847号】釜石ボランティア-他教派ボランティア初参加

 7月25・26両日、品川区にある大井バプテスト教会附属あけぼの幼稚園の教職員8名が釜石を訪ねた。飯島信専任幹事があけぼの幼稚園の同窓会会長であることから、釜石でのボランティア活動のことを知り、計画したのである。  釜石に到着後、初めに新生釜石教会を訪ね、柳谷雄介牧師から震災時の様子を聞いた。津波の泥の中から《復活》したピアノで讃美歌を歌わせてもらったが、「震災後、教会に支えられてきた」と話す久保さんという老人の方も参加され、ほんの一時、共に《キリストの希望》をいただいた私たちである。  その後、城山公園付近を案内してもらい、高台からの景色に、震災の大きさと怖さを改めて知らされた。  そこから野田西仮設に移動し、ハートフル釜石の佐々木ムツ子さんの指導の下、南野田集会所での炊き出し準備がスタート…前もって計画したメニューは《冷やしうどん・プルコギ・サラダ》50人分を予定とし……

【4847号】▼部落解放センター運営委員会▲沖縄にて委員会開催

 7月11日14時から7月13日12時頃まで、日本基督教団首里教会、ぎのわんセミナーハウスにおいて、今総会期第4回部落解放センター運営委員会が開催された。出席者は20名。開会礼拝では沖縄教区議長・平良修牧師(うふざと伝道所)が「共に生きる」と題して説教した。  活動委員会報告、決算など11日17時まで行った後中断をし、米軍普天間基地ゲート前にて「ゲート前でゴスペルを歌う会」に参加した。当初は2泊3日でフィールドワークと審議を行う予定をしていたが、7月10日の参議院選挙の翌日から高江(米軍新ヘリパット建設)で工事再開との報告が入り、運営委員から「翌朝から高江に行き、一日高江で座り込みに参加する事」の動議が出され、採決をもって「12日高江座り込み」が決定された。  11日夕食後から会議を再開し、東谷誠運営委員より教団総会で行う「解放劇」練習中の報告がなされた。小林明主事より狭山事件……

【4847号】第27回全国キリスト教学校人権教育セミナー

 第27回全国キリスト教学校人権教育セミナーが、8月19~20日に「オープンハート」をスクールモットーにする松蔭中学校・高等学校(神戸)を会場に開催された。  主題を「いのちと向きあう-今、大切にしたいこと」と掲げて、基調報告・主題講演・分科会・聖書研究・証言などのプログラムで進められた。  主題講演は、安積力也氏(前基督教独立学園校長)により「いのちと向きあう-時代の潮流のただ中で」と題して行われた。  安積氏は、1960年代、敬和学園時代での教師としての自分の痛恨事を介して、罪深い自分でありながら、「赦されて立つ」という形で、そのような自分の存在を委ねて生きる世界があることを紹介した。そして、教師とは「他者」である生徒に命がけの関心を向けていく仕事であり、具体的には、相手の言葉を「徹して聞き切る」ことを生涯貫いて来たという。そのような中で、時代の潮流に飲み込まれ易い生……

【4847号】ケルン・ボン日本語教会訪問と 三国間協議会参加

 スイスのSEK(スイス・プロテスタント教会連盟)とその宣教団体であるミッション21、韓国のPCK(大韓イエス教長老会)、 PROK(韓国基督教長老会)そして日本基督教団による三国間協議会は基本的に4年毎に開催される。今回のホスト国はスイスであり、バーゼルにあるミッション21の本部での開催となった。  それに先立って、7月3日、ケルン・ボン日本語教会に、2016年4月に赴任した佐々木良子宣教師を訪ねた。  当日は地域の合同礼拝が行われ、午後は夏休み前恒例となった「シュトラーセンフェスト」と銘打ったお祭りであった。20店舗ほどの屋台はすべて教会からの出店であり、良き交わりの場となっていた。佐々木宣教師は習いたてのドイツ語で、臆することなく果敢にコミュニケーションを多くの方と図っていた。  礼拝開始が午前11時過ぎだったため、その前にケルン大聖堂のミサに参加した。ファミリーが……

【4847号】消息

栗田光弘氏(無任所教師)  15年11月27日逝去、71歳。大阪府生まれ。68年関西学院大学院卒業。同年より81年まで西九条教会を牧会。  遺族は妹・東條直美さん。   新屋徳治氏(隠退教師)  16年5月31日逝去、96歳。東京都生まれ。49年日本聖書神学校卒業。同年より鹿沼、宇都宮、池袋西教会を経て日本聖書神学校に務め、曙教会を牧会し96年隠退。  遺族は妻・新屋順子さん。   村上英一氏(戸畑教会主任担任教師)  16年6月23日逝去、90歳。福岡県生まれ。54年日本神学専門学校卒業。同年より戸畑教会を牧会。  遺族は妻・村上博子さん。   大澤正司氏(隠退教師)  16年6月10日逝去、78歳。東京都生まれ。66年同志社大学大学院卒業。同年より日向福島、矢板、新発田教会を経て09年隠退。  遺族は妻・……

【4847号】相模原障がい者施設殺傷事件に際して      2016年8月9日 日本基督教団社会委員会委員長 芳澤 信

「息あるものはこぞって主を賛美せよ。」 (旧約聖書 詩編150編6節) 「産めよ、増えよ」 (旧約聖書 創世記1章22節)  すべて命あるものは神の祝福の中に生まれます。神の祝福の中で「命はつながりにおいて生きる」ことができます。命と命のつながりの中で人間は生きることができます。それ故「息あるものはこぞって主を賛美せよ」と歌われます。命が第一にされない社会は破綻します。命ではなく、経済が第一にされ、命が軽んぜられる世界は、このつながりを破壊し、人間の尊厳が冒され、憎しみと怒りが世界に広がります。今世界はその痛みの中にあります。  私たちは普段、点数や成績や能力、その成果の大小などによって人を評価することに慣れ切っています。そのような中でいつの間にか人の命の価値が見えなくなる危険性があります。誰が生きていていいのかと、誰が生きていてはいけないのかということについてまで、人は……
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