2月23日、『クリスチャントゥデイ(以下CT)など張在亨牧師グループ(以下張グループ)』に関する説明会が教団会議室で開催され、キリスト教各教派・団体、報道関係者など87名の参加があった。
冒頭、教団・統一原理問題連絡会(以下連絡会)世話人の豊田通信牧師(仙台五橋教会)より、説明会開催に至る経緯について説明があった。
本年1月27日付で石橋秀雄議長より出された「クリスチャントゥデイなど張在亨牧師グループに関する声明」は、2008年6月に山北宣久議長(当時)より出された「『クリスチャントゥデイ』に関する声明」の有効性を再確認するものであり、連絡会が調査を行った結果であることが報告された。
続いて、連絡会世話人の齋藤篤牧師(深沢教会)より、連絡会がおこなった調査内容についての説明があった。
連絡会は、CT疑惑を指摘したキリスト教教職者を、名誉棄損で提訴した民事訴訟判決の内容精査をおこなった結果、判決後のCT社見解に示された内容では、疑惑解消に至るには不十分であることを指摘し、さらに連絡会が昨年、張グループ教会に属し、張氏の命令によってCT社で働いた経験のある元メンバーの聞き取り調査をおこない、その際に撮影したビデオを上映した。これらにより、CT社を含む張グループの存在と疑惑を再確認し、CT社は説明責任を果たすべきであることを述べた。
さらに、CT前編集長の雜賀信行氏、元従業員中橋祐貴氏より、CT社における不透明な経営実態と、疑惑に対する説明責任を果たすよう再三社長と当時の状況を知る社員に要求したが反故にされた状況が語られた。
説明を受けての質疑応答は、約1時間にわたり行われ、CT社社長である矢田喬大氏からも反論が述べられた。最後に石橋秀雄議長が挨拶し、説明会を終了した。 (齋藤 篤報)