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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【5023号】教師検定試験公告 (3面)

2024年9月28日
 2025年春季教師検定試験を下記の要領で行います。 一、受験要綱の申し込み  受験要綱と教団指定の願書用紙は165円切手を同封し、正教師受験志願者か補教師(A、B、Cコースの別も)受験志願者かを明記した上、封書でお申し込みください。  なお、正教師受験志願者は「教師検定規則第12条②」によるものに限ります。 二、受験願書の提出  受験願書と必要書類を整えて、受験料とともに所属教区に提出してください。 ①教区締切  2024年11月18日(月)  (教区により締切が異なる場合がありますので、教区事務所に確認してください) ②教団締切  2024年12月18日(水)  (各教区から教師検定委員会に提出する際の締切です) *受験料は正教師1万3千円、補教師1万円 三、補教師について ①「説教」「釈義」の課題テキスト  旧約 創世記22章1〜14節  新約 ヨハネ……

【5023号】▼︎教師継続教育研修会・教師委員会▲︎(2面)

現場から離れ、霊的な養いと励ましを受ける  2024年度の教師継続教育研修会が7月30日〜8月1日、関西セミナーハウスを会場にして行われた。参加は16名。主題は「説教と牧会」で、講師は越川弘英氏(同志社大学名誉教授)と小泉健氏(東京神学大学教授)。  越川氏は、広義における牧会は、教会形成に関わる全ての働きを含み、説教の働きはその一つであると述べ、「牧会的説教」の重要性を説いた。その一つの試みとして「オールインワン説教」、「一書説教」を紹介した。「オールインワン説教」とは創造から終末までの歴史を通してキリスト教信仰を概論的に説教するもので、「一書説教」はイザヤ書やパウロ書簡など一書まるごと概説的に講解説教することである。いずれも会衆のキリスト教信仰と聖書全体に対する理解を深めるのが狙いである。  小泉氏は「説教と牧会はどちらも神の言葉に仕える働きである」と述べ、それぞれについて多角的……

【5023号】事務局報(3面)

藤井 實(隠退教師)  20年2月7日逝去、99歳。北海道生まれ。82年受允、85年受按、82年より小樽教会、倶知安伝道所、手宮教会牧会し、99年隠退。遺族は姪・髙頭セイさん。 木村 徹(無任所教師)  23年10月8日逝去、82歳。東京都生まれ。69年東京神学大学大学院修了、72年より73年まで本郷教会を牧会。遺族は妻・木村章子さん。 青木敬和(隠退教師)  24年7月1日逝去、93歳。高知県生まれ。55年同志社大学大学院修了、同年より洛陽、鹿島教会牧会し、04年隠退。遺族は息・青木和人さん。 仲澤一彦(隠退教師)  24年7月5日逝去、84歳。兵庫県生まれ。65年関西学院大学大学院修了、同年より加古川東伝道所、大阪城北、姫路福音教会、明舞伝道所を牧会し、07年隠退。遺族は妻・仲澤道子さん。 多芸正之(隠退教師)  24年7月30日逝去、80歳。京都府生まれ。68年同志……

【5023号】人ひととき(4面)

「かもしか」のように 小谷 朋子さん  小谷朋子さんは、甲子園で生まれ、六甲おろしを聞きながら育った。看護師と福祉専門学校講師の二足の草鞋で日々頑張っている。神様から看護や人を育成する賜物を与えられ、それを天職として活かしている。  小谷さんが教会に行くようになったきっかけは、介護が必要なクリスチャンの友人にある時、「兵庫松本通教会の礼拝に同行してほしい」と依頼され、付き添いという形で礼拝に出席したことだった。それ以来、介護の付き添いということで礼拝に出席し続け、次第にキリスト教の信仰に関心を持つようになったという。当時の牧師、廣瀬満泰牧師が新居浜市へ転居したことに伴い、新居浜教会にも3ヶ月に1度のペースで礼拝に通うようになり、2020年7月に新居浜教会で洗礼を受けた。  教会での奉仕は、子ども食堂や礼拝後の教会ランチの手伝いを積極的に担っている。明るくユーモアのセンスもあるので、子ど……

【5023号】荒野の声(1面)

 欧米で移民が政治における大きな争点となる中、雇用環境や治安が悪化したとの主張が声高になされるのを耳にすることが増えた。中には、全ての原因を移民に帰するような過激なものも少なくない。日本においても移民を危惧する論調が強まっている。▼この状況に直面して思い起こすのは、外から体に入るもので人を汚すものはなく、「人の中から出て来るものが人を汚す」と語る主イエスの言葉だ。「昔の人の言い伝え」を守り、腹の中に入る食べ物に注意を払っていた人々に、心の中から出て来る「悪い思い」こそ問題であることを指摘する。▼この「外から」ではなく「内から」という見方の転換は、集団における人々の態度にも当てはめることができるだろう。自分たちが属する集団が受け継いでいる文化や伝統の優れていることを主張しようとする時、身の回りで生じる悪の原因を外にのみ見る姿勢が生まれ、内にある問題が見えなくなりがちだからだ。▼移民政策につい……

【5022号】荒野の声(1面)

2024年8月24日
 今は亡き旧約学の教授が、神学生に向けて、「土の器」という言葉を用いて証をすることに苦言を呈していたのを思い起こす。当時、「土の器」を好んで用いていた神学生の一人として、その言葉を聞いた時、意図を理解できず、怪訝に思ったのを覚えている。▼神学生にしてみれば、訓練中の身として、未熟である自らを謙遜して語りたくなる言葉だが、それが多用される中で、謙遜の美徳を身に着けていることを表す言葉のようになっていたのを座視できなかったのかもしれない。▼パウロが、「ところで、わたしたちは、このような宝を土の器に納めています」(二コリ4・7)と語る時、そこには、自らの未熟さに対する卑下も、謙遜に振る舞える自分に対する自惚れもない。ただ自身が、脆く、壊れやすく、朽ちて行くものであるからこそ、その中に納められた、キリストによって与えられる罪と死を超える命、神から来る偉大な力が明確になることを伝えている。▼神学校を……

【5022号】2024年度新任教師オリエンテーション(1面)

「伝道を共に担う教団の教師」を主題に  新任教師オリエンテーションが、6月24〜26日、ハートピア熱海を会場にして行われた。主題は「伝道を共に担う教団の教師」で、参加者は新任教師23名、教団、神学校関係者21名であった。6つの神学校の出身者のほかに、Cコースが2名、他教派からの転入者もあった。このように、多様な背景を持つ人たちが3日間を共に過ごし、互いに知り合えたことは大きな恵みであった。  一日目の開会礼拝では、古旗誠教師委員長が「わたしの羊を飼いなさい」と題するメッセージにおいて「説教者はあれこれ知識を詰め込むのではなく、むしろ空っぽになることによって神の御言葉が与えられる」と述べた。  続く講演Ⅰでは、雲然俊美教団議長が主題講演を行った。雲然議長は、「教団は『イエス・キリストをかしらと仰ぐ公同教会』、『旧教派の歴史的特質を尊重する合同教会』、『各個教会に対する全体教会』である。……

【5022号】戒告・事務局報(5面)

戒  告 日本基督教団正教師 瀧澤雅洋 上記の者、教規第141条並びに戒規施行細則第2条に基づき、『戒告』に付す。  2024年8月5日 第42総会期日本基督教団教師委員会  委員長 古旗 誠 戒規適用にいたる経過  2024年1月12日付で東北教区から「瀧澤雅洋」教師(無任所教師)の戒規適用申請がなされた。当委員会はこれを受理し、委員会内に調査員会を設置、申請内容の事実関係の調査を開始した。当該教師からは文書にて事情を聴取の上、調査員会は戒規適用に該当するとの報告を当委員会に行った。当委員会は慎重に検討した結果、同教師は教規第141条及び戒規施行細則第2条に抵触するとして戒告相当との適用を決定した。(教師委員長) 逝去 大﨑節郎(隠退教師)  24年7月9日逝去、91歳。島根県生まれ。58年東京神学大学大学院修了、同年より名古屋桜山、阿佐谷東教会を牧会し、東北学院……

【5022号】PCUSA総会「希望へと生きる」(6面)

 第226回米国長老教会(Presbyterian Church of USA)総会が、「希望へと生きるLive into Hope」を主題に、6月25日〜7月4日、米国ユタ州ソルトレークシティーで開催された。私は、世界の諸教会から選ばれたエキュメニカル助言使節の一人として参加した。  現地プログラムは、前半3日間が12の委員会に分かれたオンライン会議、そして週末を挟んで後半5日間が、千人以上が一堂に会する本総会であった。議場での交流はさながら巨大な祝祭のようであった。神学校ごとの同窓会もあった。  前半のオンライン委員会では、私は60名ほどいた「環境」部会に配属され、 毎日8時間ほど議案審議を行った。「プラスティック汚染」、「リチウム鉱山」、「再生エネルギーへの移行コスト」などの各議案につき3名ほどがパワポで趣旨説明を行い、とても勉強になった。「意見と投票voice & vo……

【5022号】教憲変更議案:「教憲9条を改正し、伴って関連教規条項を改正する件」掲載について(3、4面)

差し替え  新報5021号に掲載した、九州教区から第43回教団総会へ提出された教憲変更議案を差し替えます。 教憲変更議案:「教憲9条を改正し、伴って関連教規条項を改正する件」掲載について 2024年7月27日 第42総会期 日本基督教団総会議長 雲然俊美  第74回九州教区定期総会にて、第43回教団総会への提出議案として可決されました。本議案は、「教憲変更議案」となります。教憲12条に則り、教団新報にて「公表する」こととなりました。 教憲9条を改正し、伴って関連教規条項を改正する件 提案者 第74回九州教区総会 議案  現行の教憲第9条の規定「教師はこれをわけて,正教師および補教師とする」は、先の大戦下に宗教団体法(1940年施行)及び同施行令の命じるところに従って合同前各教派が不可抗力的に採るに至った「二種教職制」を踏襲して定められた旧日本基督教団規則第207条……
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