日本の教会がマイノリティと共に歩むために
3月12日から14日、ルーテル市ヶ谷センターにてマイノリティ宣教センター主催の「マイノリティ円卓会議2026」が開催された。主題は「人種差別・マイノリティ排除の嵐に抗して、共生の天幕をひろげよう」。国内外の登壇者が、アイヌ・琉球沖縄・在日コリアン・移民と難民・被差別部落・性的マイノリティなど各領域の現状を共有した。
基調報告では、日本政府が国連・人種差別撤廃委員会から繰り返し勧告を受けながら、植民地支配に対する歴史的責任を果たさぬまま、人権状況を改善していない実態が示された。海外からはドイツのマルティン・クリークさんが移民・難民排斥の現状を、カナダ合同教会のクワカ・ククポさんが移民・難民支援活動を紹介。韓国のイ・ヨンさんは移住民への差別と憎悪の実態を、イ・ナヨンさんはジェンダー正義の歴史と課題を語った。国内では田森茂基さんがアイヌの課題、神……
伝道推進室より応援した教会・伝道所
この地にある教会としての歩み
長岡教会牧師、柏崎伝道所(代務者)
玉置千鶴子
柏崎伝道所は、新潟教会の協力を得て、1953年4月1日に設立されました。柏崎という地は、かつて内村鑑三が一時期滞在していた際に、聖書研究会や交わりを重ねた宮川家を中心に、無教会主義的な思想が受け継がれてきたという背景もあります。ですから現在の礼拝出席者の中にも、無教会主義的な繋がりの中で信仰を育んでこられた方もおられます。
設立当初は一般住宅やアパートの一室等を転々としながら礼拝・集会等を守り、伝道所としての歩みを積み重ねてまいりました。その後、会堂取得を願い、1998年にその夢が実現し、2000年に献堂式を実施し、現在も当該会堂において日々の礼拝・交わりが守られています。しかし、2007年7月16日の新潟県中越沖地震により、地域は大きな被害を受けました。幸いに……
見ずに信じ、伝えます
あなたがたは、キリストを見たことがないのに愛し、今見なくても信じており、言葉では言い尽くせないすばらしい喜びに満ちあふれています。それは、あなたがたが信仰の実りとして魂の救いを受けているからです。
ペトロの手紙一1章8〜9節
渡邊 義彦
40日に何があったのか
主イエス・キリストが復活されて昇天なさるまでの40日について、聖書はあまり多くを語っていません。
使徒パウロのコリント教会に宛てた手紙には、「復活された主が弟子たちに御姿を現わされ、500人以上もの兄弟たちに同時に現れて、ヤコブや使徒たちに現れた」と。
そして、これは聖霊降臨後のことですが、「最後には教会の迫害者であった自分にも御姿を現わしてくださった」と記されています。また、四つの福音書が記しているところでは、主は復活なさって、エルサレムでも、ガリラヤでも御姿を弟子たちに示され、エマオへと……
「教師試験は不当とまでは言えない」
議案引き続き議論
2月28日、第156回神奈川教区総会が清水ヶ丘教会で開催された。
議員名簿の訂正の際、2名の議員がそれぞれつい最近逝去したことが報告され、慰めが祈られた。
第1号として前々回から議案化された「『今回行われた日本基督教団の教師試験が、神奈川教区から見て不当とまでは言えない』と決議する件」について議論が交わされた。特に提案理由にある、1981年に教区常置委員会と教団教師検定委員会で合意したという11点の確認事項について多くのやりとりがなされた。まず、「この確認事項の内容の説明を」という要望があったが項目ごとの説明はなされず、議長から「試験が学力偏重であることへの批判」と全体像が説明された。しかし過去の資料を知る議員からは間違いであると指摘された。さらに教師検定委員会が本当に「合意」したかどうか、教団の総会議案書で確認するよう……
【5045号】2026年春季教師検定試験(1面)
【5045号】156回神奈川教区総会報告(2面)
【5045号】第43総会期宣教方策会議(2面)
【5045号】第43回総会期 第7・8回臨時 常議員会(3面)
【5045号】事務局報(3面)
【5045号】伝道のともしび(4面)
【5045号】寄せ場からの声(4面)
【5045号】旧統一協会に対する宗教法人解散命令についての声明(4面)
【5045号】牧師の働き方改革!?(4面)
……
岩の上に立つ全体教会〜危機の中で見える希望
第43総会期日本基督教団宣教方策会議が3月2〜3日、日本基督教団会議室にてオンラインを併用して行われた。今回のテーマは「岩の上に立つ全体教会〜危機の中で見える希望」。
開会礼拝では雲然俊美議長が「キリストの教会が建つ」と題して、マタイによる福音書16章13〜20節に基づいて説教をした。「信仰告白は持っているだけでよしとせず、生きることが大切」と語った。
礼拝に続いて主催者として小林克哉宣教委員長、来賓として在日大韓基督教会の鄭守煥総幹事が挨拶した。その後は休憩をはさんで4名の発題を聞き、質疑応答の時を経て一日目のセッションは終了した。
二日目は朝の祈りに続いて小林宣教委員長が「教団教勢の現状分析」と題し、統計に基づいて発題した。2024年度の統計によると1教会あたりの礼拝平均出席数が23名であること、専任牧師不在の教会が18%に上……
2026年春季教師検定試験
補教師22名、正教師11名が受験
自己実現ではなく主の御心の実現のために
2月24〜26日にかけて日本キリスト教会館を会場に2026年春季教師検定試験が行われた。春の検定試験は、神学校を卒業する補教師の受験者が多い回であり、今回は補教師22名、正教師11名の計33名の受験者が与えられた。
まず開会礼拝がささげられ、飯田敏勝教師検定委員よりテモテへの手紙二第1章3〜14節から説教がなされた。自分がなりたいから教師になるのではなく、キリストの福音そのものがわたしたちを教師として任命している。教師検定は、キリストの福音に立つことができるかどうかを試験するものであると語られた。
礼拝に続いて、早速、筆記試験が行われた。どの教科も基礎的な理解を問う問題である。教憲教規・宗教法人法では、教憲第1条から日本基督教団が公同教会である理由を述べよという出題がなされ……
第7回臨時 教団総会の日時と会場を再決議へ
第7回臨時常議員会が3月24日にオンラインにて開催された。当初、本常議員会は春季検定試験の合格者承認を行うために予定されていたが、情勢の変化により取り扱い事項が加えられた。
《2026年春季教師検定試験合格者承認の件》
春原禎光教師検定委員長が、2月24〜25日に行われた春季教師検定試験の結果を報告した。それによると補教師は受験者22名中15名合格、4名不合格、3名継続。正教師は11名中7名合格、4名不合格だった。採決の結果、本件は承認された。
《2026年秋季教師検定試験日程変更および合否の通知について》
続いて今秋の教師検定試験の日程変更が提案された。従来、筆記試験の翌日以降に面接試験を行っていたが、試験翌日を採点日として翌々日から面接試験を行うよう変更するものである。これは2025年秋季試験における合否判定および通知について……
教師逝去
奈良誉夫(隠退教師)
26年2月14日逝去、86歳。愛媛県生まれ。64年同志社大学大学院修了、同年より松山、聖ヶ丘、草津教会を牧会し、23年隠退。遺族は妻・奈良登貴子さん。
佐伯幸雄(隠退教師)
26年2月17日逝去、94歳。京都府生まれ。56年同志社大学大学院修了、同年より矢板教会、佐久山伝道所、杉並、同志社教会を経て恵泉女学園中学・高校に務め12年隠退。遺族は子・吉岡望さん。
三輪従道(隠退教師)
26年3月16日逝去、85歳。台湾生まれ。67年東京神学大学大学院修了、同年より千代田、上尾合同、北本、金沢元町、下関教会を牧会し、17年隠退。遺族は妻・三輪二葉さん。
下村邦夫(隠退教師)
26年2月23日逝去、96歳。大阪府生まれ。93年東京神学大学大学院修了、同年より茨木東教会を牧会し、12年隠退。遺族は妻・下村さち子さん。
林 比佐雄(隠退教師)
……
2026年度の諸教会・伝道所、関係学校・団体・施設等の活動に、主のお支えとお導きを祈っている。特に、伝道の困難な社会であり、時代である中で、この度、各地に遣わされた新任の教師たちが、伝道進展の新たな突破口を開いてくれることを期待している。
その上で、新任教師に限らず教師の皆さんには、ご自分の心身の健康管理に十分に心を配っていただきたいと願っている。自分自身の経験からも言えることだが、ついついがんばり過ぎてしまうことが多いからだ。
それに関して長年頭を悩ませていることが、ほとんどの教会で、教師(牧師、伝道師)の労働環境が十分に整っていないという課題である。社会全般に「働き方改革」が浸透している中で、牧師の場合は、週40時間労働など、働きの特性により適用が難しかったり、小規模の教会においては、育休や休職の手当などを検討する余裕が無い場合もある。自分自身、冬期間使用するストーブの煙突の……