【4946・47号】教育委員会 「台湾ユースミッション2020」を開催

教育委員会が2月12日にオンライン会議で開催された。主な事柄は教会学校応援セットの贈呈教会の選定と、9月に開催する予定の「教区青年担当者会」である。コロナ禍で「教会とは何か」が問われている中、今回は講演形式ではなく、教区または教会での取り組みや若者の活動の事例を青年担当者に話してもらい、共有し語り合う機会としたい。

その他、クリスマス献金の会計についての問い合わせが教会から寄せられた。これを示唆に富む委員会への励ましと捉え、これらの声の背後にある課題に目を向け、今後委員会として何ができるか考えていきたい。

「台湾ユースミッション2020」が2月19日夕方から翌日20日の夜までズームを用いて開催された。昨年8月断腸の思いで中止した集いが、若者たちの熱意によって開催に至った。特筆すべきことの一つは準備の過程である。実行委員会のもとで積極的に青年委員が企画し準備を進めてきた。ここには理想的な青年活動の姿がある。青年委員は過去に台湾ユースミッションに参加して多くの感化を受けており、その結実を見ることができた。ありがたいことに委員の中には台湾基督長老教会から教団に派遣されている青年もいて、準備の段階から台湾の青年たちと連携してきた。実際に集まることができない状況のため、委員会は日本側の7名の参加者にきめ細やかに対応し、事前のオリエンテーションで自己紹介と学びが行われた。

開催時刻にネットにつなぐと、日本と台湾の参加者たちの表情から緊張と喜びが読み取れた。開会後自己紹介、開会礼拝と続く。メッセージは台湾基督長老教会から北海教区に派遣されている台湾少数民族出身のスクルマン・ディヴァン宣教師が担当した。

翌日の午前は贈り合ったプレゼントを開封し、大いに盛り上がった。互いの教団の紹介や、「平和」を主題にグループディスカッションがなされた。

プログラムでは誰もがお客様ではなく、それぞれが役割を持っていた。

若者たちの表情は輝いていた。やがて顔と顔を合わせて会える日が来ることを願って止まない。(増田将平報)

【4946・47号】事務局報

石田正弘(隠退教師)

20年12月15日逝去、92歳。京都府生まれ。53年同志社大学大学院卒業。同年より天満、枚方くずは教会を牧会し、10年隠退。遺族は息・石田正宣さん。

平池晃子(隠退教師)

20年12月20日逝去、90歳。韓国ソウル市生まれ。80年東京聖書学校卒業。同年より狛江教会を牧会し、東京聖書学校に務め03年隠退。遺族は息・平池晋さん。

井上金子(隠退教師)

21年2月14日逝去、91歳。石川県生まれ。63年軽井沢聖書学院卒業、83年受允。84年より赤坂教会を牧会し、89年隠退。遺族は妹・上野信子さん。

渡邊聖一(隠退教師)

21年1月25日逝去、81歳。岡山県生まれ。83年同志社大学大学院卒業。93年より河内天美、泉南、鶴見橋教会を牧会し、09年隠退。遺族は妻・渡邊加代子さん。

白石仁志(隠退教師)

21年2月1日逝去、84歳。兵庫県生まれ。96年受允、98年受按。96年より日向福島教会を牧会し、11年隠退。遺族は妻・白石方子さん。

川上 潔(隠退教師)

21年2月15日逝去、86歳。滋賀県生まれ。59年同志社大学大学院卒業。同年より福岡警固、長府、錦林、八日市教会を牧会し、09年隠退。遺族は妻・川上弘子さん。

篠原愛義(隠退教師)

21年2月26日逝去、83歳。大分県生まれ。65年東京神学大学大学院卒業。同年より竹田、富山新庄、溝ノ口、伊勢原、大洲、鴻巣、館林教会を牧会し、19年隠退。遺族は妻・篠原節子さん。

【4946・47号】東日本大震災から10年

東日本大震災から10年が経った。教団書記に選出されてから4カ月が過ぎたところで震災があり、それ以後、教団救援対策本部を中心とする救援・支援活動に多くの時間を費やした。

奥羽教区にいることから、被災地調査のため、岩手県から宮城県にかけて、海岸沿いに車を走らせた。延々と続く津波による惨状に言葉を失いつつ、被災した教会を訪ねては、ひたすら主の慰めと癒やしを祈った。その後、東北教区に行き、津波に見舞われた家屋の清掃や片付けに励むボランティアの方たちと共に、主の支えを祈った。関東教区の被災教会を訪ねた時は、地震で傾いた教会堂や建物内の大きな亀裂に恐怖を覚えつつ、神の平安を祈った。これらの経験で、各地に立つ教会は、まさに祈りの家であることを実感した。そして、全体教会としての教団の形成と伝道は、このような各地の教会において展開されていることを学んだ。

この10年の間に、牧師が転任したり、懸命に教会を支えていた会員が召された教会などがある。コロナ禍が落ち着いたところで、何とかまたお訪ねしたい。

なお、2月に、東北で比較的大きな地震があったが、それは東日本大震災の地震の余震とのことであった。地震だけではなく、震災によってもたらされた苦悩や課題は今もなお続いている。そのことを心に刻み、祈り続けるものでありたい。(教団総会書記 雲然俊美)

【4946・47号】豪雪災害報告

【北海教区】 覚悟をはるかに超える積雪

雪や寒さと共に歩んできた北海道でも今シーズンは厳しさを強いられた地域がありました。

まず、その一つである岩見沢教会(佐藤幹雄牧師/3月8日)からの報告を紹介します。

「西北西の風に乗ってやってきた雪雲が、夕張岳にぶつかって雪を降らせる…それが、岩見沢周辺に雪が降る時の要因であると言われています。その西北西の風は、冬型の気圧配置の時には最も頻度高く吹きますから、もともと岩見沢は、積雪が多いことで知られています。住民もそれに慣れていて、少しぐらいの降雪では、めげたりしません。

しかし、今冬の雪は、わたしたちの『覚悟』をはるかに超えるものでした。12月中旬から降り始めた雪は、2週間を超えても降り続けました。その間、晴れや曇りの日がなかったという程度のことではありません。とにかく、ほとんど途切れることなく降り続けたのです。普通は、雪があがったら除雪作業ということになりますが、晴れ間がないのでひどい雪の中での辛い作業となります。それでも、始末できる雪の量が、降り続ける雪の量に追いつきません。それも一日二日のことであれば、何とかなるでしょうが、2週間に及ぶと、まったく手に負えなくなります。融雪槽はわずかな面積の雪を投入しただけですぐに満杯になり、除雪機で雪を飛ばそうにも、作業できる雪の深さをはるかに超えてしまっています。

結局、今までに2回、雪を運び出してもらう作業を依頼しましたが、その排雪した雪は、あわせてダンプカーで59台に達しました。また、明日も3回目の排雪を予定しています」。

この他にも、元浦河教会では12月28日夜から29日にかけて起きた猛烈な暴風雪によって屋根の煙突が飛ぶ被害が発生し、屋根補修工事やストーブ交換工事を強いられました。また、やむを得ず除雪機を購入する教会、凍結による水道管の破裂等に見舞われた教会もあり、あらためて冬の厳しさを思い知らされています。

もちろん、北海道は広大ですから、地域によって降雪量や気温にも大きな差はあります。その中で財政的に厳しくても降雪量が年間数十万円をかけて排雪を業者に依頼せざるを得ない教会や「果たしていつまで排雪のお金を支払うことができるだろうか」との切実な思いを持つ教会もあります。だからこそ、今回の教団雪害支援金には励まされました。ぜひ、今後も雪害や除排雪に対する支援を毎年継続していただきたいです。わたしたちも各地で起きる災害に心を寄せる一人一人一人でありたいと願います。(小西陽祐報)

【奥羽教区】 圧雪の処理に四苦八苦

秋田県南は豪雪地帯。日本海からの水蒸気が奥羽山脈にぶつかり、麓にしんしんと雪となって降り積もるからです。うちの子はいくら気温が下がっても、白くならなければ「冬ではない」と言い張ります。

11月か12月のある朝、前日までと違う静かで明るい朝が訪れます。一晩で地表も屋根も一面が雪に覆われます。初冬の弱い日差しも銀世界に乱反射して、空中が明るくなります。また雑音が雪の層に吸収されるので、三好達治の詩「雪」にある静寂さがさもありなんと実感できます。

ゲリラ豪雨のようなドカ雪が一回あっても、屁でもありません。行政は十分な数の除雪車をたちどころに出動させますし、地元民も車の運転にしても必要物資の調達にしても、慣れています。風景の中にどれほど雪が見えていても全然関係なく、道路が黒ければ「雪はない」と言います。当地にしてみれば記録的な小雪の冬でも、他地域から来た方々の大半は「こんなにたくさんの雪、見たことがない」と口にします。しかし毎年、均等に降るわけではありません。

牧師であるわたしもクリスマス前から、昨年は屋根に上っていました。積雪量が多い冬は、そんなものです。1月に入ってどれほど連続して降るかで、大変さの度合いが違ってきます。道路も除雪は問題ないのですが、雪の日が続くと排雪が追いつかず、車道も歩道も狭くなり、安全に差し障りが出ます。また各家庭においても雪を寄せるところがなく、頭を抱えます。重機が発達した分、かつてのように完全に家や道路が埋まることはないにしても、敷地前に置いていかれた重い圧雪の処理に、過疎高齢化の地域の人々は四苦八苦するのです。結果として高さ数メートルの雪壁ができ、それが報道されることもありますが、それまでの数週間ずっと当たり前の生活が脅かされて、体力的にもそして精神的にも追いつめられるのがこの地域の雪害の実態です。

ですが、まさに全国的な豪雪報道によって、教団から支援金を奥羽教区にもいただきましたことを感謝しています。この冬影響が大きかった秋田県南の4教会(大曲、横手、秋南、湯沢)に分配しました。雪おろしはもとより、教会敷地内からの排雪も業者に頼めば一回で優に10万円を超える支出になります。会堂共済の援助も活用しますが、豪雪の年には二、三回頼まざるを得ません。教会会計がひっ迫するので、毎年「雪が少ないように」との祈りが欠かせません。また新たな除雪機購入費用と、車庫修理のためにも用いました。(飯田敏勝報)

【関東教区】上越地方、高田教会に大きな被害

近年、自然災害が局地的に集中する形で被害をもたらしています。この冬の大雪も一か所に集中して雪が降り続き、大きな被害をもたらしています。

関東教区には新潟県中越地方があり、毎年大雪に見舞われています。今冬も同様でしたが、それ以上に深刻な被害を新潟県上越地方にもたらしました。上越地方も毎年雪が降るのですが、今冬は尋常ではない降り方で、市街地では雪が道路わきにおよそ2m降り積もっていました。

そんな中で、この度、上越市にある日本基督教団高田教会が大きな被害を受けました。それは、2021年1月19日の夜中に発生した被害で、その被害の状況を高田教会の成田顕靖牧師がフェイスブックでこのように書いていらっしゃいました。「1時10分頃に屋根雪が、雪の重みに耐え切れず雪止めを外して落ち、落雪が教会牧師館を直撃し、窓と壁をぶち抜く事態が発生しました。人的被害はありません。落雪が牧師館に当たった時、2階居室の引き戸が衝撃で外れました。想定外の被害に仰天しています。なお、光通信・IP電話モデムも吹っ飛ばされて屋内通信線が外れているため、教会の電話・ファクス・インターネットは不通となっています」。

牧師館の被害のあった箇所は、夜が明けてすぐに業者の方が入って応急の処置をしてくださいました。また、翌日1月20日には、新潟地区より6名と群馬地区より2名のボランティアがかけつけてくださり、私も含めて9名と成田牧師やご近所の方が加わって雪かきをしました。降雪量が多く作業は一日では終わらないほどでしたし、屋根の上にも多くの雪が残りました。教会は一般の住宅と比べて屋根面積が広いので、屋根の積雪が建物全体に及ぼす影響が心配されます。このため屋根の除雪を業者に依頼し、1月末になんとか除雪に一区切りをつけました。しかし、度重なる積雪で、礼拝堂の大屋根の雪止めが外れるなどの被害も続けて起きています。

なお、雪国では冬は建物の工事はできません。復旧は春を待って行うことになります。どの位の復旧工事費になるのかとの心配があります。そして、それ以上に、「春を待たなければならない」というしんどさが大きいのです。生活面での不便もありますが、精神的な辛さ、我慢を強いられる辛さがあることを知っていただきたいと思います。ですから、どうか高田教会のために、信徒の皆さんと成田牧師ご夫妻のためにお祈りをお願いいたします。祈りに支えられる中で、春を迎えたいと願っています。(飯塚拓也報)

【4946・47号】在日韓国朝鮮人連帯特設委員会 日韓問題に関しての学習会を開催

2月5日、オンライン会議で第5回在日韓国朝鮮人連帯特設委員会が開催された。

報告事項では、1月28〜29日、オンライン会議によって開催された第35回外キ協全国協議会に出席した宮本義弘委員長から、その報告がなされた。主題は「コロナ危機と21世紀移民社会の宣教課題」。

協議事項は、以下の通り。①今年度の委員派遣の件、全国キリスト教学校人権教育セミナーは、8月16〜17日にオンラインで計画されている。開催される場合は土井しのぶ委員を派遣する。また在日大韓基督教会と日本基督教団との宣教協力委員会が開催される場合は宮本委員長が出席する。

②国会請願署名活動の件、毎年行っている「外国人住民基本法と人民差別撤回基本法」の制定を求める署名は、コロナ禍のため、各教区総会の通常開催が出来ない場合がある。このため、毎年行っていた教区総会での署名用紙の配布は行わない。代わって、署名用紙と共に在日韓国朝鮮人連帯特設委員会の委員全員の署名へのアピール文を添えて、8月に教団より全国の各教会・伝道所へ直接送る。③日韓問題を考える件、日韓問題に関しての学習会を行う。講師は、ナグネ牧師(4月より聖学院大学、奥沢教会)または長尾有起宣教師(韓国基督教長老会、ソウル第一教会)。尚、日程は講師と相談のうえ決定する。

今回もオンライン会議だったが、全員オンライン会議にも慣れてスムーズに開催出来た。コスト面と時間の節約を考えるとコロナ禍後もオンライン会議が中心になっていくように感じた。(豊川昭夫報)

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