ウクライナ、ガザ、台湾地震、募金延長決定
9月26日、日本基督教団松本教会にて開催された。
大塚委員による開会礼拝の後、常議員会報告、業務報告が大三島義孝幹事よりなされた。常議員会の下、会堂支援に特化した2024年能登半島地震被災教会会堂等再建支援委員会の設置が決まった。また、2021年2022年東北地震被災教会会堂牧師館等再建支援委員会の活動を42総会期をもって終了することが決定した。能登半島地震緊急救援募金は、8千万円強がささげられている。
能登半島地震救援対策委員会報告が柳谷知之委員長よりなされ、ボランティアが不足していることが報告された。
主な協議事項は、2024年度社会福祉施設援助金案内を各教区に送付すること。ウクライナ、ガザ、台湾地震救援募金をそれぞれ2025年3月末まで延長することを決定した。
42総会期を終えるに当たり、以下の申し送り事項を確認した。
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「運動の輪を広げよう」をテーマに
「隠退教師を支える運動」全教区推進協議会が10月18日、教団会議室において対面23名、ズーム7名の参加、テーマを昨年度に引き続き「運動の輪を広げよう」を掲げて開催された。
協議会に先立ち開会礼拝が捧げられ、網中彰子総幹事から、マタイによる福音書7章13〜14節を通して「命に通じる門」と題する説教を聞き、励まされて協議会へと移った。
初めに推進委員、17教区推進員、陪席者の紹介、雲然俊美教団総会議長より当協議会への心温まるメッセージが朗読され、2023年度事業および決算報告、2024年度計画額について山田昌人事務局長より報告がなされた。また中川義幸年金局理事長より教団年金の近況(昨年度決算報告等)を伺い、質疑応答をもって午前のプログラムを終了した。
午後の全体協議に先立ち、滝川英子、小笠原務両推進委員より発題がなされた。滝川委員は33年間にわ……
【5025号】第43回日本基督教団総会 キリストの体なる教会の形成(1面)
【5025号】続き 第43回日本基督教団総会 キリストの体なる教会の形成(2、3面)
【5025号】42総会期 第13回常議員会(3面)
【5025号】社会事業奨励日メッセージ(3面)
︎【5025号】社会委員会 ウクライナ、ガザ、台湾地震、募金延長決定(4面)
︎【5025号】伝道資金小委員会 10年が経ち、制度の課題と向き合う(4面)
【5025号】在日韓国朝鮮人連帯特設委員会(4面)
【5025号】「隠退教師を支える運動」全教区推進協議会(4面)
【5025号】カルト問題全国連絡会(5面)
【5025号】ベルリン宣教会創立200周年を祝う(5面)
【5025号】「障がい」を考える小員会(5面)
【5025号】事務局報(5面)
【5025号】伝道のともしび(6面)
【5025号】狭山事……
「カナンの園」の各事業所を見学
10月7〜8日、第4回委員会を開催。様々な施設・学校・職場を分散させ、地域と深い繋がりを持ちながら、知的障がい者を受け入れている社会福祉法人「カナンの園」(岩手県)の各事業所を、専門委員佐藤真名氏の案内で見学した。
一日目は、盛岡市。青果作業・袋詰め作業等をしている「ヒソプ工房」と菓子・ケーキ等を製造・販売している「となんカナン」を見学。併設されているカフェで休憩し、二戸郡へ移動。滞在先のホテルにて協議の時を持った。
2日目は、「カナンの園」の障がい児入居施設「奥中山学園」に集合。1946年に入植した奥中山開拓団の団長、副団長、事務局長の3人がキリスト者であったことから始まる「カナンの園」の歴史を佐藤氏から聞き、5棟の一戸建て小舎と自活訓練棟を見学した。
その後、発泡スチロール・PETボトルの再商品化事業を行う「ウィズ」へ寄り、知的障がいを持……
旧統一協会被害の実態について学ぶ
2024年度カルト問題全国連絡会が、10月3〜4日にかけて、東梅田教会を会場に開催された。
まず、岸憲秀代表世話人(宣教委員長)による挨拶ののち、講演Ⅰ「統一協会被害の実態について−信仰選択の自由の侵害」と題し、勝俣彰仁弁護士と川井康雄弁護士による講演があった。旧統一協会の行動がなぜ問題なのかについて、弁護士として成し得ることのできる務めについて、実例を取り上げながら丁寧に講演がなされた。
講演後の質疑応答も活発なものとなった。特に旧統一協会に対する宗教法人解散命令請求がなされている現状と展望についての質問があり、この問題を法的な側面から回答されることで、理解を深める機会となった。
講演Ⅰに続く講演Ⅱ「あなたのマインドコントロール」は、村田敏教師(周防教会)が担当した。カルト対策に全く経験のなかった村田氏がカルト宗教信者に接していくなかで、……
伝道推進室より応援した教会・伝道所
賛美と感謝が溢れる教会
高田教会牧師、新井教会牧師(代務者) 横内 純
2023年度4月より関東教区新潟地区高田教会の主任担任教師、新井教会の主任担任教師代務者を務めている伝道師の横内純です。
日頃、日本基督教団諸教会の祈りの中に加えられていることを神に感謝しています。新井教会は2024年度4月をもって創立116年目となりました。新井教会では1908年7月6日を創立記念日と定めており、これまで日本基督教団の多くの方々の支えがありながら主と共に歩んでくることができた幸いを心より神に感謝します。新井教会の創立記念日である1908年以前に新井の地で伝道がされています。1893年に旧日本メソジスト教会長野教会の橋本睦之先生による上越の出張伝道が為された際に福音の種が蒔かれることとなりました。長野県の旧メソジストの流れが現上越市、現妙高市まで来たと言え……
財務関連、教区提案の2議案を否決
財務関連の諸議案は一日目から三日目にかけて、選挙や報告会による中断を挟みながら多くの時間をかけて審議された。
まず教団歳入歳出の2022年度決算、2023年度決算、2024年度実行予算、2025年度原予算が一括して上程された。また2024年度実行予算と2025年度原予算それぞれに関連する議案が同時上程された。
22年度決算では当期収支差額が諸委員会のオンライン併用開催を主な要因として717万円余りの差益となったこと、株式会社SEELSによる会館室料未払いが収益事業会計に大きな影響を及ぼしていること等が報告された。
23年度決算では当期収支差額に337万円余りの差損が発生したこと、出版局に2200万円を遺贈会計から資金移動して貸付をしたこと、SEELSの未収金に対して訴訟を検討していること等が報告された。
24年度実行予算の審議の前に、同……
教師逝去
勇 文人(富山二番町教会主任担任教師)
24年10月2日逝去、63歳。新潟県生まれ。99年東京神学大学大学院修了、同年より輪島、若草、富山二番町教会を牧会。遺族は妻・勇智子さん。
足立 守(隠退教師)
24年10月11日逝去、93歳。島根県生まれ。59年農村伝道神学校卒業、60年より宮内、上山教会を牧会し、12年隠退。遺族は弟・足立正人さん。
佐竹 明(無任所教師)
24年10月21日逝去、95歳。東京都生まれ。64年受允、同年より77年まで青山学院大学に務める。遺族は妻・久守和子さん。
補教師復帰
見城康佑
(第13回常議員会承認)
教師異動
宇都宮東辞(主)森田泰司
〃 就(代)管家英治
神の愛キリスト
辞(代)小池正造
〃 就(代)小池与之祐
井草 辞(主)布村伸一
〃 就(代)石田真一郎
高井戸 辞(代)岩田昌路
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10年が経ち、制度の課題と向き合う
10月4日に教団会議室にて第4回伝道資金小委員会(以下、小委員会)が開催された。今総会期の最後の委員会は2025年年度の伝道資金申請書を精査し、2024年度の使途報告において各教区に要請・要望・確認事項を共有することがその大きな目的であった。
委員構成は、総会副議長、常議員1名、宣教委員長1名、伝道委員長1名と常議員会で選ばれた3名の教区議長で構成される。
伝道資金とは、教団全体では把握しにくい各個教会の伝道活動及び小規模教会援助、そして教区の伝道方策に充てるための二段構えの資金制度であり、各教区に一定の計算方式によって割り当てられる仕組みである。ただし、これを配慮や事情によって申請しない教区もあり、また、この仕組みと目的自体に異を唱え、申請しない教区もあることを報告させていただく。
2年間、計4回開催されたこの小委員会は、常議員会で検討……
社会事業奨励日メッセージ
「敬神愛人」の人づくり、社会づくり
今から68年前(1956年)、教団が発行した「基督教新報」の論説の中で、野本数男社会委員長は次のように述べている。「今年の十二月二日は社会事業奨励日である。我々はもっと社会事業に関心を持ち、社会事業者に話をする機会を作り、このために献金をし、又見学する等、その教会の事情に応じて実行して頂きたい。教区は教区内の社会事業の施設や実状等を各教会に知らせて連絡を計ってほしい。この方面に献身する人々が起こるよう祈り、協力し、又奨学金制度の活動を希望する」。
あれから68年経った今、教会との連携等、同様のお願いをしたい面もあれば、かなり変化した状況もあるのでお伝えしたい。
まず、「社会事業」という言葉について。この言葉を使った「社会事業法」は1938年に制定されたが、1951年には「社会福祉事業法」になり、2000年には「社会……