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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

︎【5030号】農村伝道に関する協議会(4面)

2025年3月22日
農村伝道とはフロンティア伝道  第12回農村伝道に関する協議会が2月18〜19日、アジア学院にて開催され、教区推薦者8名、自主参加者3名、伝道委員と担当幹事、職員9名の合計20名が参加した。  アジア学院は栃木県那須塩原市にある1973年創立の国際人材育成機関であり、アジアやアフリカなどから毎年農村リーダーを学生として約25〜30名受け入れ、9カ月間の指導者研修を行っている。最大の特徴は学院の農場で有機農法によりほぼ全てを自給していることにある。  開会礼拝の後、この学院内を見学し、荒川朋子校長の主題講演「フロンティアで生きる」に耳を傾けた。農村伝道とはフロンティア(辺境)伝道。「辺境」に仕えるとは、中心から一番遠い、虐げられた人々に仕えること。そうであるなら、そこがたとえ農村ではなくても私たちは皆フロンティア伝道者であると気づかされた。  講演の後はペアになり、自身の「辺境」を思……

【5030号】︎機構改定検討委員会(2面)

教団総会のあり方を検討   1月21日、第43総会期第1回教団機構改定検討委員会が教団会議室で開催された。この委員会は昨年12月の第1回常議員会で設置が決定され、黒田若雄・藤掛順一・久世そらち・河田直子・豊川昭夫の5名が委員として選任されていた。  審議にあたり、委員長に黒田若雄、書記に久世そらちを選任し、また本委員会は「常議員会の意向をふまえて委員会活動を行う」、「第43回教団総会における決議『日本基督教団の全体教会としての一体性を確認する件』に明らかにされている教団形成の基本姿勢を土台とし、将来的に予想される教団所属の諸教会・伝道所の教勢および財政力の低下を見通した教団機構の検討を目的とする」ことを確認した。  日本基督教団では第15回教団総会(1968年)において「機構改正」がなされ、現行の教団組織・機構はこれに基づいている。第33総会期以降、何度か機構改定について検討され、答……

【5030号】社会委員会(3面)

「複合災害への備え」を活動方針に  第43総会期第1回社会委員会が、2月7日に教団会議室にて開催された。委員7名中2名は交渉中のため、現5名の委員の中で組織および役割分担を行った。委員長・真壁巌、書記・大塚啓子、宣教委員会・真壁巌・秋間文子、日本キリスト教社会事業同盟理事・秋間文子、日本キリスト教保育所同盟理事・髙承和、日本キリスト教社会事業同盟・長澤道子。  秋間委員による開会礼拝をささげ、業務報告、会計報告、常議員会報告を受け協議に入った。  まず前期社会委員会の申し送り事項を確認し、今期の活動について話し合った。前期から「日本キリスト教社会事業同盟」との関係を保ち、教団との関係がより密になっていくことを目指してきたが、今期もその活動を継続することとした。また、「教団救援対策室及び各教区との緊密な連携をもって今後予想される複合災害に対応していただきたい。災害掲示板やBCP(事業継……

【5030号】牧会者とその家族のための相談室委員会(3面)

キリストの力が相談者に宿るように  第43総会期第1回目の、牧会者とその家族のための相談室委員会は、教団事務局会議室で、1月29〜30日に行われた。  電話相談においても、メール相談においても、数は多くないけれども、どれも深刻な相談が寄せられている。牧会上での問題や、牧師家族の問題について、相談室が受け皿として受け止めて、祈りつつ寄り添う働きがなされている。  教団の組織する委員会の中で、「問題解決を目的としない」委員会は、相談室委員会だけではないかと認識している。牧会の課題において、他者が介入して簡単に解決に至るようなものは少ない。むしろ「わたしは弱いときにこそ強い」と力強く語った使徒パウロのように、キリストの力が、相談者に宿るような活動を心がけていきたいと願っている。  どんな試練の時にも、福音の喜びに生かされることによって、祝福を受けることを信じつつ、この働きを担っていきたい……

【5030号】2.11集会報告(5面)

【九州教区佐賀地区】 守り通すことの重みを噛みしめて  佐賀地区では毎年、2月11日に「2・11信教の自由を守る日」集会を行っています。  今年は第二次世界大戦終結から80周年を迎えます。世界の色々な国や地域で、それぞれの立場からこの年を記念します。一方では敗戦・挫折・失敗・占領。もう一方では勝利・成功・解放…。  誰もが、どこに立ってこの年を迎え、次の一歩を踏み出すのか問われます。わたしたち日本の信仰者は、80年前、日本国憲法が施行され、信教の自由が保証され、誰もが自由に信仰生活を守ることができる恵みをいただいた、その原点に立ち帰るべきとの思いをもって、参集者一同で開会礼拝をささげました。その後、秋永好晴教師(久留米櫛原教会牧師)を講師に迎え、「バルメン宣言と私たちの信仰」と題して講演を聴きました。先生からバルメン宣言成立の歴史的経緯、教会闘争の意義、また同宣言の6つのテーゼにつ……

【5030号】人ひととき(6面)

さいはての町で 小林啓太さん  石川県能登半島最北端の禄剛崎灯台のある、さいはての町・珠洲市。2024年1月に発生した能登半島地震後の支援活動を担っているボランティアキャンプ珠洲(通称:ボラキャン珠洲、石川県珠洲市蛸島町鉢ケ崎)にコーディーネーターとして働く小林さん。発起人たちと業務提携している企業に支えられながら、井戸掘りプロジェクトから始まったこの活動に、地震1ヶ月後から現在まで働いている。  自分にできることはないか、という声をあげたことから始まった。食堂を兼ねている事務所のテントに入ると、被災者たちの要望が書かれたホワイトボード。地震後1年経過した今も、泥だし作業や家の片付け、材木や畳運び、家電・家財搬出や倉庫の片付け等50件以上の依頼がある。珠洲市でも海に近い飯田地区、宝立地区は壊滅的であったという。その中で、形をとどめているものを心込めて再生していこうという働きがある。キ……

【5030号】寄せ場からの声(6面)

《ささしま共生会/第50回名古屋越冬活動》 安心の時と場を創り出すため  12月28日から1月4日の朝まで、越冬活動が大津橋小園で行われ、愛知西地区は28日と3日、夕食作り・配食等で参加した(名古屋越冬実行委員会主催、以下、実行委員会)。今回はカトリック、日本聖公会、日本福音ルーテル教会、ボランティア団体等と共に持ち回りで担当した(最多の日124名、最少の日71名、平均94名)。  会場では焚火で暖を取り、食事や衣料の提供、医療や法律の相談、正月の楽しい出し物も行われる。インターネットでの利用呼び掛けや、街頭でのアピール、会場に来られない方へ食糧や衣料を届ける訪問活動も行われる。この期間に名古屋市が用意する宿泊施設と、利用希望者をつなぐ役割も実行委員会が担う。こうした細やかな支援から会場設営・撤収等の作業まで当事者の皆さんや実行委員会、ボランティアが担っている。  初めて訪れた利用……

【5030号】年金局理事会(4面)

常任理事4名の交代を承認  第43総会期第1回年金局理事会が、1月24日キリスト教会館会議室で、教区代表理事、監事、総幹事、東京教区支区代表、隠退教師を支える運動推進委員長ら総勢26名(一部オンライン参加)が出席して開催された。  今総会期では、関東、西東京、四国の3教区の推薦理事と常議員会推薦理事1名、計4名の交代があった。まず、招集者である中川義幸理事が年金局理事長に推薦され、満場一致で承認された。また渡邊義彦(東京代表)、栗原修一(西東京代表)、籔田安晴(常議員会推薦)、小川洋一(常議員会推薦)の各理事が常任理事に推薦され、理事長、網中彰子総幹事の6名で常任理事会を構成することの提案があり、承認された。続いて、資産運用諮問委員会委員長と制度検討諮問委員会委員長の推薦がなされ、それぞれが承認された。さらに、業務室長の辞任と後任の推薦がなされ、年度末に交代することが承認された。  ……

︎【5030号】予算決算委員会(2面)

 第43総会期第1回予算決算委員会が、1月31日、教団3階会議室で行われた。今期の委員並びに委員会組織は次の通り。委員長・宇田真、書記・川村尚弘、工藤俊一、佐野明子、田村毅朗、吉澤永。なお、常任委員会(3名)の委員には職責上、委員長と書記のほか田村委員を互選した。  はじめに、各幹事から報告が行われた。網中彰子総幹事より、昨年10月に教団総会開催、12月に第1回常議員会を開催し、新総会期の働きが始動したことが報告された。また、2025年4月から、網中総幹事が出版局の局長代行を兼務することが報告された。次に、道家紀一総務幹事より、12月28日に第43総会期第1回責任役員会を開催し、教団特別財産(非法人教会・伝道所の預かり財産)の処理が行われたことが報告された。更に道家幹事は、2025年教師検定試験が2月25〜27日、西早稲田教団会議室で実施されることと、受験者は補教師32名、正教師12名、……

【5030号】教師検定試験公告(5面)

2025年3月21日
教師検定試験公告 2025年秋季教師検定試験を左記の要領で行います。 一、受験要綱の申し込み 受験要綱と教団指定の願書用紙は165円切手を同封し、正教師受験志願者か補教師(A、B、Cコースの別も)受験志願者かを明記した上、封書でお申し込みください。4月1日以降にお渡しします。 二、受験願書の提出 受験願書と必要書類を整えて、受験料とともに所属教区に提出してください。 ①教区締切 2025年6月6日(金)  (教区により締切が異なりますので、教区事務所に確認してください) ②教団締切 2025年7月3日(木)  (各教区から教師検定委員会に提出する際の締切です)  *受験料は正教師1万3千円、補教師1万円。 三、正教師「説教」「釈義」の課題テキスト  ①旧約 イザヤ書43章1〜7節  ②新約 マルコによる福音書14章32〜42節 四、正教師の「神学論文」の課題 ……
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