【4946・47号】豪雪災害報告

【北海教区】 覚悟をはるかに超える積雪

雪や寒さと共に歩んできた北海道でも今シーズンは厳しさを強いられた地域がありました。

まず、その一つである岩見沢教会(佐藤幹雄牧師/3月8日)からの報告を紹介します。

「西北西の風に乗ってやってきた雪雲が、夕張岳にぶつかって雪を降らせる…それが、岩見沢周辺に雪が降る時の要因であると言われています。その西北西の風は、冬型の気圧配置の時には最も頻度高く吹きますから、もともと岩見沢は、積雪が多いことで知られています。住民もそれに慣れていて、少しぐらいの降雪では、めげたりしません。

しかし、今冬の雪は、わたしたちの『覚悟』をはるかに超えるものでした。12月中旬から降り始めた雪は、2週間を超えても降り続けました。その間、晴れや曇りの日がなかったという程度のことではありません。とにかく、ほとんど途切れることなく降り続けたのです。普通は、雪があがったら除雪作業ということになりますが、晴れ間がないのでひどい雪の中での辛い作業となります。それでも、始末できる雪の量が、降り続ける雪の量に追いつきません。それも一日二日のことであれば、何とかなるでしょうが、2週間に及ぶと、まったく手に負えなくなります。融雪槽はわずかな面積の雪を投入しただけですぐに満杯になり、除雪機で雪を飛ばそうにも、作業できる雪の深さをはるかに超えてしまっています。

結局、今までに2回、雪を運び出してもらう作業を依頼しましたが、その排雪した雪は、あわせてダンプカーで59台に達しました。また、明日も3回目の排雪を予定しています」。

この他にも、元浦河教会では12月28日夜から29日にかけて起きた猛烈な暴風雪によって屋根の煙突が飛ぶ被害が発生し、屋根補修工事やストーブ交換工事を強いられました。また、やむを得ず除雪機を購入する教会、凍結による水道管の破裂等に見舞われた教会もあり、あらためて冬の厳しさを思い知らされています。

もちろん、北海道は広大ですから、地域によって降雪量や気温にも大きな差はあります。その中で財政的に厳しくても降雪量が年間数十万円をかけて排雪を業者に依頼せざるを得ない教会や「果たしていつまで排雪のお金を支払うことができるだろうか」との切実な思いを持つ教会もあります。だからこそ、今回の教団雪害支援金には励まされました。ぜひ、今後も雪害や除排雪に対する支援を毎年継続していただきたいです。わたしたちも各地で起きる災害に心を寄せる一人一人一人でありたいと願います。(小西陽祐報)

【奥羽教区】 圧雪の処理に四苦八苦

秋田県南は豪雪地帯。日本海からの水蒸気が奥羽山脈にぶつかり、麓にしんしんと雪となって降り積もるからです。うちの子はいくら気温が下がっても、白くならなければ「冬ではない」と言い張ります。

11月か12月のある朝、前日までと違う静かで明るい朝が訪れます。一晩で地表も屋根も一面が雪に覆われます。初冬の弱い日差しも銀世界に乱反射して、空中が明るくなります。また雑音が雪の層に吸収されるので、三好達治の詩「雪」にある静寂さがさもありなんと実感できます。

ゲリラ豪雨のようなドカ雪が一回あっても、屁でもありません。行政は十分な数の除雪車をたちどころに出動させますし、地元民も車の運転にしても必要物資の調達にしても、慣れています。風景の中にどれほど雪が見えていても全然関係なく、道路が黒ければ「雪はない」と言います。当地にしてみれば記録的な小雪の冬でも、他地域から来た方々の大半は「こんなにたくさんの雪、見たことがない」と口にします。しかし毎年、均等に降るわけではありません。

牧師であるわたしもクリスマス前から、昨年は屋根に上っていました。積雪量が多い冬は、そんなものです。1月に入ってどれほど連続して降るかで、大変さの度合いが違ってきます。道路も除雪は問題ないのですが、雪の日が続くと排雪が追いつかず、車道も歩道も狭くなり、安全に差し障りが出ます。また各家庭においても雪を寄せるところがなく、頭を抱えます。重機が発達した分、かつてのように完全に家や道路が埋まることはないにしても、敷地前に置いていかれた重い圧雪の処理に、過疎高齢化の地域の人々は四苦八苦するのです。結果として高さ数メートルの雪壁ができ、それが報道されることもありますが、それまでの数週間ずっと当たり前の生活が脅かされて、体力的にもそして精神的にも追いつめられるのがこの地域の雪害の実態です。

ですが、まさに全国的な豪雪報道によって、教団から支援金を奥羽教区にもいただきましたことを感謝しています。この冬影響が大きかった秋田県南の4教会(大曲、横手、秋南、湯沢)に分配しました。雪おろしはもとより、教会敷地内からの排雪も業者に頼めば一回で優に10万円を超える支出になります。会堂共済の援助も活用しますが、豪雪の年には二、三回頼まざるを得ません。教会会計がひっ迫するので、毎年「雪が少ないように」との祈りが欠かせません。また新たな除雪機購入費用と、車庫修理のためにも用いました。(飯田敏勝報)

【関東教区】上越地方、高田教会に大きな被害

近年、自然災害が局地的に集中する形で被害をもたらしています。この冬の大雪も一か所に集中して雪が降り続き、大きな被害をもたらしています。

関東教区には新潟県中越地方があり、毎年大雪に見舞われています。今冬も同様でしたが、それ以上に深刻な被害を新潟県上越地方にもたらしました。上越地方も毎年雪が降るのですが、今冬は尋常ではない降り方で、市街地では雪が道路わきにおよそ2m降り積もっていました。

そんな中で、この度、上越市にある日本基督教団高田教会が大きな被害を受けました。それは、2021年1月19日の夜中に発生した被害で、その被害の状況を高田教会の成田顕靖牧師がフェイスブックでこのように書いていらっしゃいました。「1時10分頃に屋根雪が、雪の重みに耐え切れず雪止めを外して落ち、落雪が教会牧師館を直撃し、窓と壁をぶち抜く事態が発生しました。人的被害はありません。落雪が牧師館に当たった時、2階居室の引き戸が衝撃で外れました。想定外の被害に仰天しています。なお、光通信・IP電話モデムも吹っ飛ばされて屋内通信線が外れているため、教会の電話・ファクス・インターネットは不通となっています」。

牧師館の被害のあった箇所は、夜が明けてすぐに業者の方が入って応急の処置をしてくださいました。また、翌日1月20日には、新潟地区より6名と群馬地区より2名のボランティアがかけつけてくださり、私も含めて9名と成田牧師やご近所の方が加わって雪かきをしました。降雪量が多く作業は一日では終わらないほどでしたし、屋根の上にも多くの雪が残りました。教会は一般の住宅と比べて屋根面積が広いので、屋根の積雪が建物全体に及ぼす影響が心配されます。このため屋根の除雪を業者に依頼し、1月末になんとか除雪に一区切りをつけました。しかし、度重なる積雪で、礼拝堂の大屋根の雪止めが外れるなどの被害も続けて起きています。

なお、雪国では冬は建物の工事はできません。復旧は春を待って行うことになります。どの位の復旧工事費になるのかとの心配があります。そして、それ以上に、「春を待たなければならない」というしんどさが大きいのです。生活面での不便もありますが、精神的な辛さ、我慢を強いられる辛さがあることを知っていただきたいと思います。ですから、どうか高田教会のために、信徒の皆さんと成田牧師ご夫妻のためにお祈りをお願いいたします。祈りに支えられる中で、春を迎えたいと願っています。(飯塚拓也報)

【4946・47号】在日韓国朝鮮人連帯特設委員会 日韓問題に関しての学習会を開催

2月5日、オンライン会議で第5回在日韓国朝鮮人連帯特設委員会が開催された。

報告事項では、1月28〜29日、オンライン会議によって開催された第35回外キ協全国協議会に出席した宮本義弘委員長から、その報告がなされた。主題は「コロナ危機と21世紀移民社会の宣教課題」。

協議事項は、以下の通り。①今年度の委員派遣の件、全国キリスト教学校人権教育セミナーは、8月16〜17日にオンラインで計画されている。開催される場合は土井しのぶ委員を派遣する。また在日大韓基督教会と日本基督教団との宣教協力委員会が開催される場合は宮本委員長が出席する。

②国会請願署名活動の件、毎年行っている「外国人住民基本法と人民差別撤回基本法」の制定を求める署名は、コロナ禍のため、各教区総会の通常開催が出来ない場合がある。このため、毎年行っていた教区総会での署名用紙の配布は行わない。代わって、署名用紙と共に在日韓国朝鮮人連帯特設委員会の委員全員の署名へのアピール文を添えて、8月に教団より全国の各教会・伝道所へ直接送る。③日韓問題を考える件、日韓問題に関しての学習会を行う。講師は、ナグネ牧師(4月より聖学院大学、奥沢教会)または長尾有起宣教師(韓国基督教長老会、ソウル第一教会)。尚、日程は講師と相談のうえ決定する。

今回もオンライン会議だったが、全員オンライン会議にも慣れてスムーズに開催出来た。コスト面と時間の節約を考えるとコロナ禍後もオンライン会議が中心になっていくように感じた。(豊川昭夫報)

【4946・47号】教師検定試験公告

教師検定試験公告

2021年秋季教師検定試験を左記の要領で行います。

一、受験要綱の申し込み

受験要綱と教団指定の願書用紙は160円切手を同封し、正教師受験志願者か補教師(A、B、Cコースの別も)受験志願者かを明記した上、封書でお申し込みください。

二、受験願書の提出

受験願書と必要書類を整えて、受験料とともに所属教区に提出してください。

①教区締切 2021年6月4日(金)

(教区により締切が異なりますので、教区事務所に確認してください)

②教団締切 2021年7月1日(木)

(各教区から教師検定委員会に提出する際の締切です)

*受験料は正教師1万3千円、補教師1万円。

三、正教師「説教」「釈義」の課題テキスト

①旧約 エゼキエル書18章25〜32節

②新約 ローマの信徒への手紙10章5〜13節

四、正教師の「神学論文」の課題

『今日における宣教の課題』に、「特に〜をめぐって」という副題をつけ、ご自分の伝道・牧会をふまえて神学的に論述してください。

五、正教師の「組織神学」の課題

『万人祭司と教会の教師職』について、キリストの三職をふまえて組織神学的に論じてください。

六、補教師「説教」「釈義」の課題テキスト

①旧約 ダニエル書3章16〜30節

②新約 マルコによる福音書10章46〜52節

*コースによって「説教」「釈義」の提出内容が異なりますので、必ず受験要綱でご確認ください。

七、補教師(CⅢコース)の牧会学の課題

『牧会とは何か』について神学的に論述してください。

八、提出物締切について

当委員会への提出締切日は、「説教」「釈義」「神学論文」「組織神学」「牧会学」全て2021年7月2日(金)午前必着です。

九、学科試験・面接試験につい

新型コロナウイルス感染状況を鑑み、学科試験は2021年8月31日(火)〜9月13日(月)にレポート試験として実施し、面接試験は9月15日(水)、9月16日(木)にオンラインで実施します。詳細は受験志願者に通知いたします。不明な点は直接、当委員会へお問い合せください。

2021年3月27日

日本基督教団教師検定委員会

〒169−0051

東京都新宿区西早稲田2−3−18−31

電話 03−3202−0546

【4946・47号】WCC総会青年奉仕者募集

◎日時 2022年8月21日〜

9月10日

◎場所 ドイツ

◎応募資格 18〜30歳、英語

(渡航費補助あり)

◎WCC応募締切

2021年4月10日

 

◎問い合わせ先

世界宣教委員会

Tel 03-3202-0544

Email<ecumeni-c@uccj.org>

【4944・45号】予算決算委員会

「救援対策引当金」を「救援対策基金」に

第7回予算決算委員会は、1月29日に一部リモート会議にて開催した。

秋山徹総幹事より各教区で教師、信徒が新型コロナウイルスに罹患し、礼拝自粛も報告されているため、教団として1月15日付諸教区宛に「教会・伝道所で新型コロナウイルス感染者が発生した場合について」文書を送付し注意喚起した旨報告があった。

また、道家紀一総務幹事並びに大三島義孝財務幹事より事業活動等に関して報告があった。事務局職員に対しては在宅勤務や時差出勤を推奨し、更に「テレワーク規定」を作成、会議も出来る限り、ズームによるオンライン会議を推奨している。また会議出席者にズーム日当(一回1000円)を拠出した等の報告を受けた。

2020年度第三次補正予算案に関する件と2020年度半期決算報告に関する件を承認した後、救援対策引当金の取り扱いに関する件を検討した。日本基督教団は「救援対策基金」を規則に基づいて保持し、その総額は「救援対策引当預金」として経常会計の特定資産の部に表示されている。さらに経常会計には固定負債の部に「救援対策引当金」が計上されている。しかしこのような会計表現は、実際の預金高と引当金との間に、不一致を発生させてしまう結果となっていた。経常会計内にある「救援対策引当預金」は、本来「特別会計」の一つとして「救援対策基金」を起こし、そちらに移転、表記するほうが合理的であったにも関わらず、それが採用されなかったためである。そこで協議の結果、2021年度中に経常会計に置かれている「救援対策引当預金」(約6000万円)を「救援対策基金」という名称で新規に設置する特別会計に移動させることを承認した。

続いて退職金積立の件に関して、養老保険を活用した退職金積立プランの説明を受け協議した。現在の退職引当金約5575万円を使えば、事務局職員を対象とした福利厚生の一環として新制度に移行することが可能なため、同プランの採用を承認した。

(中村公一報)

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