第36総会期第3回常議員会で設置が承認された表記委員会が2009年12月1日、教団会議室で開催された。出席者は、委員として選ばれた5名、木下宣世(招集者)、向井希夫、小林貞夫、岡本知之(信仰職制委員長)、黒田岩雄(教育委員長)と担当幹事・野村和正。
開会祈祷を木下宣世がささげ、自己紹介の後、組織が行われ、互選により委員長に木下宣世、書記に向井希夫を選任した。
次に当委員会の役割について考えるためには、現在までのキリスト教教育主事養成の歴史、聖和大学における養成の実際について理解する必要性が確認された。その上で聖和大学が関西学院大学と合併したことにより、日本において唯一養成を担ってきた「人文学部キリスト教学科」が2009年度から募集を停止している中、日本基督教団として、今後養成課程をどのようにしていくのかを、認定制度と共に検討し、常議員会に提案することが最終的……
2007年12月以来準備してきた「日本伝道150年記念行事」が、諸教会の協力のもとで行われ、それぞれ大変恵まれたものとなったことを感謝します。
柱は次の3つです。
①日本伝道150年記念日本基督教団創立記念日礼拝
6月24日(水)に富士見町教会で、山北宣久教団総会議長の説教により行われました。320名が集い、共に聖餐にあずかりました。礼拝後、勤続50年の現職の教師61名の表彰が行われました(出席者は26名)。
②日本伝道150年記念大会
11月23日(月)に青山学院講堂を会場に、午前の部は礼拝、午後の部は記念式典として行われ、1500名の出席がありました。式典においては、2つの講演、2団体による音楽演奏、信徒会作成の記念映像などがあり、大会宣言がなされました。
前日の22日(日)午後6時より「日本伝道150年記念信徒大会」が東京山手教……
第36総会期第5回スイス・韓国協約(合同)委員会は、第3回三国間協議会実行委員会として、2009年12月1日、教団会議室で開かれた。
三国間協議会の難しさは、相手窓口が一つでないことだ。2カ国であり、更にそれぞれの国に2~3の窓口となる事務局があり、それらとの調整が求められるところにある。すでに、スイス側の都合によって、開催予定が2011年に順延している。それに基づいて日程の調整が続いており、7月第1週か第2週かの最終結論に達していない。協議会は、広く多くの方々の参加と理解を期待して、カンファレンス形式とすることは確認されている。
主題について、日本の「戦責告白」「憲法9条」をベースにし、「平和」の主題テーマを環境、少数民族などにつなげることなどが提案された。5日目以降の沖縄オプショナルツアーの日程・内容と費用については、現地関係者の具体的な相談をする。
……
日本伝道150年を記念する集会が、東京山手教会、青山学院を会場に開かれ、大盛会であったことは、新報でも紹介した通り。しかし、集会・事業はそれが全てではない。全国各地で、様々な工夫のもとに、特色ある企画が持たれた。
その一つは、日本伝道会(代表・小島誠志松山番町教会牧師)主催による日本伝道150年記念四国大会、6月19日(金)~21日(日)、伊予の諸教会を舞台に展開された。舞台と言ったのは、今回の企画と講師の顔ぶれに依ったもの。各地で「証しと讃美と落語のつどい」を持った。そのタラントを披露したのは、落語家故露の五郎兵衛師匠の妻・明田川紗英さん、夫妻の次女・菅原早樹さん、長女・露のききょうさん(出番の順)。
そもそもは、10年間にわたり上方落語協会会長を務め、数々の賞に輝くなど、上方落語会の重鎮であり、世界福音伝道団栗東キリスト教会の会員である露の五郎兵衛さんを……
主なる神に礼拝を献げることから新しい年をはじめる教会や、地区、支区は多いことと思う。西南支区も、毎年1月1日に新年礼拝を献げてきた。支区内にはそれぞれの教会で新年の礼拝を献げる教会もある。そのような教会の多くも各教会での礼拝を終えて午後2時からの支区新年礼拝に集ってくる。
東京教区西南支区は、渋谷、世田谷両区と港区の一部にまたがる伝道地域に45教会、5600名の現住陪餐会員、3200人の人たちが毎主日に礼拝を献げている。渋谷という町を中心に、おもに山手線沿線、銀座線、半蔵門線、日比谷線といった地下鉄沿線、田園都市線、京王線、小田急線沿線に教会が広がっている。支区の集会は、自ずと各線のターミナル駅となる渋谷駅周辺の教会が会場となることが多い。
今年の新年礼拝も、渋谷の中心に建つ東京山手教会が会場となった。昨年11月には、この東京山手教会を会場として、950名の……
▼「明治の最初は和魂洋才、大正はデモクラシー、戦後はアメリカ援助、日本伝道は、常に〈グリコのおまけ〉で勝負してきた。しかし所詮おまけはおまけ、長続きし歴史を作るには至らない。今また、伝道不振だからと、新しいおまけを開発することに躍起になっているように見える。しかし、今度こそおまけではなく、本質で戦わなくてはならない。おまけの通用しない今こそ、千載一遇の伝道機会だ」。或る教区の研修会で、素晴らしい説教に出会い、心を揺り動かされる思いがした。ため息とともにアーメンと言った。▼旅行先の土産物屋で、小さなパンダのお菓子が目に入った。3㎝程の透明な小袋に丸いチョコが二つ、目鼻が付けられ、それでパンダの姿形になっている。なかなか可愛い。値段も高くない。▼教会学校今年最初の礼拝、出席シールはパンダ。出席簿の脇に皿を置き、何の説明もなく、かのパンダのお菓子を盛った。登校してきた生徒たちが、悲鳴めいた声を出……
ルカによる福音書4章40~44節
神の国の福音を告げる 山北宣久
混沌を神の秩序に
新年にまず聖書を手にする。
その最初に目にするみ言葉、それは創世記 1 章。 「初めに、神は天地を創造された。地は混沌であって、闇が深淵の面にあり、神の霊が水の面を動いていた。」
改めて深い思いに満たされ「初めに」立ち帰らせつつ新たに遣わされる決意に至らしめられる。
この聖句に日本基督教団を重ねた先人がいる。北森嘉蔵牧師である。「教会制度の確立」という本の中でこう語った。
「教団のことを考えるようになって創世記一章一~二の御言葉は身につまされ実感させられている。教団は神のつくられた教会だと信じている。しかし闇と混沌とが無くなってはいない。天地創造のあとに闇と混沌とがある。
問題は闇と混沌を現状肯定するのではなく、混沌を神の秩序に……
日本プロテスタント伝道150年は多くの恵みを残して終ろうとしている。
最後の記念式典であった11月22日の「日本伝道150年記念信徒大会」、翌23日の日本基督教団としての「記念大会」後日詳しく報告されるであろうが、盛会そのものであった。
6月24日の教団創立記念日の集会を含めて語り継がれるであろう豊かな内容であった。記念委員の奉仕を多としたい。
150年集会反対の強い理由にあったベッテルハイム宣教師の働きをどの集会でも覚えたし、超教派のレベルでも163年の意味をも記憶しつつ課題を共有しえたことは感謝であった。
今回改めて自覚させられたことは、教勢的に最も低い状況でこの記念の年を刻んでいること、そしてそれ故に伝道の使命に一丸となってあたっていかねばならないということであった。
50年前は現住会員10名で1人の受洗者を生んでいた。現在では80名……
◆「兵庫県南部大地震記念の日」追悼礼拝
◎時=2010年1月17日(日)午後6時
◎所=日本基督教団 神戸教会
◎主催・問合せ=兵庫教区℡078-856-6817-4127
◎メッセージ=「震災15年~ささやかな関わりの中で感じたこと」 穂積修司牧師(播磨新宮教会)
◆第7回「農」に関する協議会開催
◎時 2010年2月22日(月)14時~
23日(火)11時30分
◎所 アジア学院
◎講演 菊地 創氏(西那須野教会員、
元アジア学院職員)
◎発題 長嶋 清氏(西那須野教会員、
元アジア学院職員)、
大津健一氏(アジア学院校長)
◎アジア学院見学、アジア学院の農作業に参加
◎費用 教区推薦
(交通費……
昨年末は派遣切りにあった派遣労働者が日比谷公園に急遽設営された年越し村で新年を迎えました。今年の労働環境は昨年より一層悪く、派遣労働者だけでなく正規労働者もリストラに遭って失業し日々の食事に事欠く人が増えています。
今回、NCCは仏教NGOネットワーク、新日本宗教団体連合会など他宗教とも共同して公園等で生活している路上生活者や失業して生活のめどの立たない方々の支援を行い、更に行政に働きかけ、世論を喚起して、困窮者の衣食住の問題解決に寄与したいと考えておりますが、その支援活動の一環として炊き出しのボランティア体験をしていただきたく、皆様に参加をお願いいたします。教会やNGOが公園など年間を通して炊き出しや夜回り、相談活動などを行っておりますが、年末年始は特に人手が不足します。
是非、この機会に一日だけでも炊き出しのボランティアに参加して頂きたいとお願い致します……