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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4693号】教師間の信頼関係が問われる時に 教師会訪問(西東京・東京東支区)

2010年2月27日
  ◆1%を越える道-日本における伝道を考える 西東京教区一泊教師研修会   2月1~2日、高尾わくわくヴィレッジを会場に、西東京教区一泊教師研修会が開催された。主題は、「1%を越える道-日本における伝道を考える」。講師は古屋安雄聖学院大学教授。講師紹介には、1926年上海の生まれと記されている。誕生日には84歳となる勘定だが、年齢を感じさせない。外見も若くトレードマークの蝶ネクタイも映えるが、そういうことではない、何しろ考え方が若々しい。大いに刺激を受け、深く考えさせられた。 氏自身が冒頭に述べたように、「近著『何故日本にキリスト教は広まらないのか』にも記した持論」が、「サムライ」をキーワードに、大胆に分かり易く展開された。 明治初頭のキリスト教は、植村正久等の旧武士階級出身者によって担われた。以来150年間、人口の5%に過ぎない「サムライ」が、人……

【4692号】今そして10年後の喜び

2010年2月13日
  昨夏の地震で傷ついた会堂等の修理がようやく終わり、一応の安心を持って礼拝を守らせて頂いている。本当に感謝である。それと共に年月を経た会堂の今後を考える現在である。具体的には10年後に会堂建築の事柄を始める必要がある。そしてその10年後の教会を深く思わせられるのである。教会員の高齢化といわゆる若年層の減少は私共の教会に於いても顕著である。10年後を思う時、与えられた使命を担う教会の姿をそこに喜びをもって展望できるかどうかは現在の大きな課題である。 2010年版の「教団年鑑」を見る限り、統計上の数字は私共に厳しいものを告げている。その現実が全国の諸教会にあることも明らかである。教会の姿や力は数字では計れない。しかし具体的にはその数字を抱えて教会は立ち、また使命を果たして行くのである。それ故にこそ、信仰内容の確立と伝道の進展という基本的な事柄がまた私共の急務となっている……

【4692号】人ひととき 黒田 尚子さん

音楽と福音宣教と 「佐倉メサイアをうたう会」による「メサイア」演奏会が昨年5月に開催された。佐倉で同市民による「メサイア」の合唱は初めてのこと。作曲者のヘンデル没後250年も重なり画期的なコンサートとなった。 黒田尚子さんはプロのオルガン・チェンバロ奏者。夫である黒田直人牧師の佐倉教会赴任に伴い佐倉に移り住んで5年目、佐倉教会の聖歌隊の人数が他と比べて非常に多いのと、教会コンサートを行うと、いつも聴衆があふれてしまうことに驚いていたという。この経験をもとに、合唱が盛んな地域性を生かし、「佐倉メサイアをうたう会」を立ち上げ、代表を務めている。 最初は教会員有志20名でスタート、ヘンデルの「メサイア」初演が38人の合唱だったので、同じくらいで始めようと市民に呼びかけ、結果、今回は45人が集まった。中学生から年輩者まで年齢層は幅広く、半分が佐倉教会員とその家族、2割が他教会員、……

【4692号】公告

  戒規執行にいたる経過 二〇〇九年七月三一日付けで、当委員会宛てに「北村慈郎教師への戒規適用申立書」(申立人 小林貞夫)が寄せられた。当委員会はこれを受理し、委員会内に調査員会を設置し、申立て内容の事実関係について調査を実施した。 調査の一環として、調査員会が小林貞夫氏および北村慈郎教師に対して面談を申し入れたところ、小林氏は面談に応じたが、北村教師は三度にわたる面談の申し入れに対し応じなかった。よって調査員会では、これまで北村教師が書かれた文書および発言等を詳細に調査し、教師委員会に調査報告書を提出した。そして調査を終了した。 教師委員会ではその調査報告書を承認し、委員会において慎重に検討をした。 その結果、教規第一三五条、第一三六条、第一三八条によれば、教規は未受洗者は聖餐に陪しえないことを規定しているので、北村教師による未受洗者への配餐は教憲第一条……

【4692号】献身のとき No.12

主導権は神さまに 二宮 幸雄 (勝田教会牧師) 振り返ってみれば、私にとって「献身のとき」は2回ありました。 第一の時は教会に行き始めてまもなくでした。18歳で教会に行き始め、19歳で洗礼を受けて一年ほどの時、嬉しくて、天国を知らない多くの人に神さまの話をする「天国のセールスマン」になりたいと思いました。それには神学校に行き、牧師になることだと思いましたので、さっそく所属教会の牧師にそのことを話しました。すると答えは「10年早い。そういうことはまじめに信仰生活をした人の言うことだ」と言われました。 それからの10年が私にとっての第一の献身でした。神学校に行くには高校を出ていなければいけないと知り、勉強が始まりました。家庭の事情により、小学校を出ただけで働いていた私は、一時は途方に暮れましたが「途方にくれても行き詰まらない」(第二コリント4章8節)という御言葉に励まさ……

【4692号】ハイチ大地震被災者救援募金のお願い

  ハイチ大地震被災者救援募金のお願い   主の聖名を賛美します。去る1月12日、ハイチを襲った大地震で12万人の死者、20万人の負傷者が出ました。また、200万人が家を失い、内50万人が路上生活、60万人が仮設キャンプ生活をしています。首都ポルトープランスでは都市機能の回復に向け取り組みが始まりつつありますが、ライフラインは復旧からほど遠い状態です。社会委員会ではすでに被災者支援活動を始めたACTの呼びかけに応え緊急救援募金を行います。ご協力をお願い致します。 2010年1月25日 日本基督教団社会委員長 福井博文 記 ◎募金期間 2010年3月末 ◎目標額 特に定めず ◎送金先 加入者名/日本基督教団社会委員会 ◎郵便振替 00150-2-593699 (通信欄に「ハイチ大地震救援募金」とお書きください。)   ……

【4692号】ACTの紹介

ACT( Action  by Churches Together)Internationalは、緊急事態における人々の生活の救援を行い、その社会を支援するため、連携して救助を行えるよう、WCC及び世界ルーテル協議会によって1995年、スイスのジュネーブに設立された、世界規模の教会連合組織である。ギリシャ正教会等も協力している。 日本ではNCC、日本基督教団、日本福音ルーテルの3団体が加盟している。 ACTは、災害が起きたときには、医療品・器具・食品等の援助にどれだけの資金を充てるか検討し、その上で支出項目明細を公表して募金開始をするので、幾分の時間を要するが、それだけ信頼性の高い団体である。 社会委員長 福井博文

【4692号】2009年度日本基督教団宣教方策会議

日本基督教団宣教委員会委員長 小出 望 ◎日  時 2010年3月1日(月)午後2時~ 2日(火)午後3時 ◎会  場 富士見町教会 ◎主題講演 「今、日本基督教団の教会論を確認する-教憲に示された教会観-」 内藤留幸(教団総幹事) ◎講  演 ①「礼拝と聖餐」 芳賀 力(東京神学大学教授・東村山教会) ②「職   制」 岡本知之(西宮教会)

【4692号】教区コラム 大阪教区

  日本基督教団はどこへ向かうのか? 向井希夫   大阪教区は、和歌山県、奈良県、大阪府にある教会・伝道所で構成されています。三府県をエリアとしながら、長年、常置委員会は、大阪市内で開催されてきました。二〇〇五年度から年に一回ずつ和歌山と奈良の教会を訪ね、開催しています。やっとです。今までの大阪教区の発想が、いかに都市部中心、合理性優先であるかを思わされます。時間とお金をかけて出かけることにより、その地域に立てられ、宣教・伝道の歴史を重ねている教会・伝道所、そこにつながる教師、信徒の方々との出会いが与えられ、出席者は教区の広がりを実感できます。訪れた地でステキな風景と美味しいものを味わえばなおさらです。 さて、目を教団常議員会に向けてみると近年、開催は東京のみです。ぜひ、東京以外でもと思い続けています。そこには、必ず大切な出会いがあると思うからです。 ……

【4692号】明日の教団を想う 伝道150年記念諸集会の後に

  日本伝道150年から200年へ 横浜指路教会牧師 藤掛順一 伝道200年の時に日本に教会はどれだけ残っているだろうか、と真面目に考えなければならない状況です。このままでいけば、その頃には教団の多くの教会は消滅しているというのが人間の計算です。 しかし教会は主キリストの体です。決してそんなことにはならないでしょう。でもそのために私たちは今、日本基督教団がキリストの体である教会として歩むために力を尽くさなければなりません。キリストの体には神の力が働きますが、人間の結社には人間の計算があてはまるのです。 まことの神でありまことの人である主イエス・キリストの十字架と復活による救いを信じ、その福音の喜びに生き、主のご命令に従って伝道し、洗礼を受け聖餐にあずかって生きる群れこそがキリストの体である教会です。この点で思いを一つにすることができれば、合同教会である教団……
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