第37総会期第1回予算決算委員会は、2月14・15日と2日間にわたって開催された。今総会期に選出された委員は、伊藤瑞男(招集者)、津村正敏、外崎孝、長島恵子、宮下重康、森川恵美子、山上清之の7名であった。委員長に、伊藤瑞男、書記に外崎孝、常任委員に森川恵美子が決まった。なお、監査委員会から初日に服部能幸、2日目に寺門文雄が陪席したほか、総幹事内藤留幸と財務幹事計良祐時が陪席した。
総幹事報告として、第37総会期第1回常議員会で自然災害に備える救援対策基金が設置され、今後兵庫、関東、中部の被災経験教区の意見を聞いて、体制作りを進めること、伝道方策特別委員会が設置されたことなどが報告された。
財務幹事からは、全国の教会の経常収入、現住陪餐会員数が年平均1%減少している(過去5年間)ことなどで経常会計の対応が必要であるとの報告があった。
2010年度の補正予……
第2回委員会は、2011年4月4日(月) 、高橋和人書記(東北教区議長)欠席、大震災で被災された方々と教会をおぼえながら開かれた。
震災前の第1回委員会で当委員会の位置づけと任務について大枠を決めてあったが、大震災を踏まえて、協議内容を変更すべきではないかとの提起があった。
即ち、現況下での教区連帯の在り方について新たに検討し直す必要があるのでは。また、他の委員会との協働、予算決算委員会との連携、多岐にわたる課題の浮上など意見が交わされたが、既定通りとして、自由提案・自由討議の形で進められた。
現行の教区活動連帯金はすでに2011年度分は決定しており、本年9月の配分協議会においては2012年度も現行通りと予想されることから、それ以後の対応を視野に進めることとした。以下は自由討議の様子である。
連帯金、教区負担金等についての問題点について
*……
第56回定期総会は、5月3・4日、大阪女学院ヘールチャペルを会場として開催された。開会時出席正議員は294名中211名。開会礼拝では、一木千鶴子牧師(高石)が「主の優しさに生かされて」と題し説教、聖餐式は鈴木賛美牧師(愛隣)が司式、「洗礼を受けた者、小児洗礼を受け信仰告白式をおわった者は、どこの教会員であっても共に聖餐にあずかってください」と宣明して執り行われた。続いて、向井希夫教区議長司式により准允式が行われ、2名が受允した。
諸報告および決算・予算関連議案の審議では、次年度への繰越金が常態化している会計状況に対し、教区負担金を減額して各教会・伝道所の負担軽減を求める意見、負担金納入に困難を覚えている教会への配慮を求める意見が繰り返された。
今総会で特記される議案は以下の通り。
「『分かち合い特別資金』(仮称)設置とその給付に関する件」は、質疑の段階……
第69回定期総会は、4月28・29日、道後温泉・椿館を会場として開催された。
開会礼拝では、木村一雄牧師(琴平)が説教、また聖餐式が宇賀充牧師(三島真光)の司式により、執り行われた。
開会時出席正議員は151名中117名。1日目は、教区議長メッセージを受けた後、諸報告が扱われた。
その後、教団問安使挨拶を受けた。雲然俊美教団書記は議長挨拶・総幹事報告に加えて、東日本大震災への教団としての対応について述べた。特に被災教会現況については、自身の被災地実踏による写真も回覧して、詳細な報告がなされた。
夕食は会場の大広間に一同で会し、時間中に各分区の近況報告がなされ、互いの教会の一年の歩みを覚え合うひとときとなった。
夜には「伝道の幻を語り合う」と題して協議会を開催。福田哲(多度津教会牧師)・筧牧人(伊予長浜教会牧師)・濱田康行(土佐教会信徒)3氏……
北海教区、第71回総会は5月5日~6日、改装の成った札幌北光教会を会場として開催された。
冒頭、組織会で議員資格について議論があり定数確認まで30分を要した。教区分担金支出を留保している札幌教会に議員資格を認めるか否かの議論であった。教区の教務執行に抗議することを理由として、3年に亘り札幌教会が分担金支出を留保し、教区財政を圧迫していることから総会議員資格を停止すべきとする意見と、また札幌教会からは訴願問題に端を発する抗議内容が述べられた。書記より、常置委員会では議員資格を停止しない決定をしていること、分担金未納教会への延滞金賦課が提案されることが説明された。名簿どおり点呼され議員129名中110名の出席を確認した。
開会礼拝では正教師按手と補教師准允が各2名ずつ執行された。
「議長総括」を巡って再び、教区と札幌教会の問題が多くの時間を割いて論じられた……
九州教区、第61回総会は、5月2日から3日間、九州キリスト教会館に正議員242名中、開会時170名が出席して開催された。
深澤奨九州教区議長は、議長報告で「今後教区の教勢・財政はますます厳しくなって行くことが予想される。教区負担金を縮減するために、機構改正を図り、教区財政のスリム化に努める」ことに理解を求める一方で、「互助献金が初めて1、100万円を突破した」と、教区の特色である互助を中核とした祈り支え合う共同体を強調した。
この議長報告を受けて、機構改正のための教区規則改定議案が今総会の最重要議題となった。同議案は、「教区の教勢・財政に見合った機構へと縮小・改正する」として、①常置委員10名を8名とし、教師・信徒各1名減の各4名②各委員会も1、2名減③集会・催しを必要に応じて隔年開催など、島嶼部を含め10地区と広範な教区に付随する交通費の縮減が狙いとなって……
私は卒業式の週に大震災のために、被災地の教会を問安して回った。そのために幼稚園を休んだ。卒業式の練習は一回だけ。その日も園長として出ることができなかった。
卒業式の前日、園に出勤した。A君「園長、卒業式忘れんなよ」。私「忘れないよ」。B君「園長、卒業式のやりかた教えてあげるよ」。私 「ありがとう」。B君「きおつけして、そして、こっちのお手てでわたして、こっちのお手てで握手、バッテンするんだよ」。B君、真剣に卒業式のやり方を教えてくれた。左手で卒業証書を渡し、右手で握手する。このようにして卒業証書を渡している。
卒業式当日。C君がわたしに向かって叫んだ。「園長、間違えるなよ」。私「分かった。頑張る」。真剣に私のことを心配してくれているのだ。
越谷も地震で大きく揺れ、この卒業式の週は「自由登園」として登園バスを出すことができなかった。144名の内、登園して……
主が備えてくださった恵み
「牧師の子って嫌じゃない?」と聞かれることがある、と笑いながら話す。優香さんは教会で育ったのみならず、幼稚園・小学校・中学・高校・大学、すべてキリスト教学校へ通い、キリスト教環境に生活のすべてが囲まれていた。それは否定的に受け取られるものでなく、むしろ大きな恵みであったと語る。
神の家族=教会で、主にある大家族に囲まれ、多くの愛を受け、1歳のときに幼児洗礼、教会の祈りに育てられて中学1年で信仰告白、それらは皆、牧師の子としての恵みだった。そのことへの感謝の思いは、いつしか後に続く世代へこの恵みを伝えたいとの願いへと導かれ、大学ではキリスト教保育を学んだ。
同時に、中学校で出会って以来、優香さんの心を捉えて離さなくなった楽器がハンドベルだった。中学2年の自由研究課題ではハンドベルについて調査、日本ハンドベル連盟主催の講……
東京信徒会講演会は2011年3月5日鳥居坂教会を会場に、教職・信徒46名が出席して開かれた。
主題「伝道に燃える教団『宣教基礎理論-その問題点と見直しをめぐって』に強い関心が寄せられた。
宣教研究所では、前々総会期から「宣教基礎理論」見直しが進められていたが、今総会期第1回常議員会で、伝道議案審議の際に重要課題として浮上。講演会開催の切っ掛けとなった。
講師の宣教研究所宮本義弘委員長は冒頭、マタイ5章13節を引用して次のように問いかけた。「あなたがたは地の塩である」。この御言葉をどのように読むか。主イエスは、「地の塩になれ」と言われたのか。ここに50年前に作成された宣教基本方策と宣教基礎理論を読み解く鍵がある。
キリストの光に照らし出されて輝く者という姿が抜け落ち、自分自身の力で塩の働き、輝きを保ち続けようとするならば、信仰は難行苦行である。そこ……
統一協会問題キリスト教連絡会は2月21日(月)から26日(土)の日程でヴァチカンを訪問し統一協会をはじめカルト諸集団に関する諸問題について情報交換・意見交換を行ってきました。
参加者は全国霊感商法対策弁護士連絡会の紀藤正樹弁護士を含む12名でした。内訳はカトリック中央協議会、日本バプテスト連盟、日本聖公会から各1名、日本基督教団統一原理問題全国連絡会から代表世話人の小出望牧師(36総会期宣教委員長)、岩崎隆牧師(元宣教委員長、現神奈川教区議長)、吉田好里牧師(連絡会の議長役)をはじめとする8名です。
ローマ・カトリック教会を代表するヴァチカンとの協議実現は4年前からの懸案でしたが、このたび、キリスト教一致推進評議会(局長・ブライアン・ファレルAbitine司教他1名)、諸宗教対話評議会(次長・アンドリュー・タンヤーアナン・ヴィサヌ神父他1名)、ヴァチカン市国……