2月21日~22日、第37総会期第1回社会委員会が開催された。
招集者司式による開会礼拝を行い、礼拝後自己紹介、議事日程を確認した。その後、委員会組織を行い、結果、委員長に釜土達雄、書記に上森俊明を選任した。
続いて担当幹事及び担当職員より(a)業務報告、(b)会計報告、(c)常議員会報告について報告を受け、続いて(d)前期委員会よりの申し送り事項を確認し協議に入った。
主な協議事項は、次の通りである。
今期委員会の方針及び計画は、前期委員会の評価と展望を確認しながら協議を行った。これを踏まえて、社会活動基本方針が取り扱われてきた経緯を踏まえながら丁寧な作業を進めていくこと、社会福祉事業団体との協力をより深めていくこと、救援対策基金設置に関わる社会委員会の位置づけについて、協議を行っていくこととした。基地問題、裁判員制度と死刑制度など、命の問題を課題としていくことも確認された。また……
4月18日(月)~19日(火)、教団B会議室にて、第37総会期第2回伝道方策検討委員会が開催された。
1日目、「幼稚園・保育園を持つ教会の課題について~能登半島、石川県、そして富山県での経験から~」と題して釜土達雄牧師(七尾教会・七尾幼稚園園長)が講演。幼稚園と保育園の違い、教育と福祉の違い、認可や運営システムの違いなどの基本的な事柄、更には教育の自由と独立、保育園の種類、認定こども園について、行政の幼保一元化と幼保一体化への変遷など、幼稚園・保育園が直面している課題が説明された。教会関係幼稚園や保育園の存在と働きは、日本における伝道の「土作り」であると講演は締めくくられた。
2日目、講演を受け教団として具体的にすべきことは何かを協議。幼稚園・保育園の責任を担う教職のスキルアップのための研修の継続的実施、相談窓口の設置、更に乳幼児教育についての研究会、全国幼稚園連合会などの教団における……
第70回定期総会は、5月31日、東京山手教会で開催され、正議員501人中、開会時328人が出席した。
議事日程の承認において、議員提案3件のうち、議案第11号『東京教区総会の「議員名簿」を事前に配布する件』、議案第12号「2012年に開催される第71回東京教区総会を2日間にする件」(いずれも提案者、小宮周一)の2件について上程しないことが議長より提案された。「議員名簿」についてはすでに事前配布が実現していること、会期の問題については、あくまでも要望として扱うべき事柄であることが理由として挙げられ、議長提案通り上程しないことを可決した。
議案第13号『「教区常置委員および教区選出教団総会議員選挙規則』の一部改正に関する件」(提案者、植竹和弘)については、常置委員選挙に先立って上程することを確認した。
続く来賓挨拶で、在日大韓基督教会関東地方会韓聖炫会長は、牧会する西新井教会また教団東支……
第61回総会は5月25~26日、大宮ソニックシティ・小ホールを会場に、開会時、正議員265名中190名の出席で開催された。
総会礼拝の中で教師3名の准允式が執行された。
今総会では「東日本大震災」被災支援への取り組みを、緊急かつ重要な課題とし、関東教区内の被災地支援や被災教会再建支援への取り組みが報告された。
また、大韓基督長老教会京幾中部老会および在日大韓基督教会関東地方会から出席の代表者より挨拶を受け、また献金を感謝をもって受領した。
教団問安使・岡本知之教団副議長による挨拶がなされ、その中で特に「東日本大震災海外献金プロジェクト」について多く時間が割かれた。
質疑では先の教団総会における議案や選挙の取り扱いについて質問があり、岡本副議長は「共同体の規則に抵触するものは議案として提案することができない。退けるのが議長の務め。また一つの提案に二つの要請がある場合、議案を分割しな……
第66回定期総会が、5月24日~25日にかけて、仙台青葉荘教会ならびに、東北教区センター「エマオ」にて開催された。開会時の議員数は、153名中123名であった。
言うまでもないが、東北教区は東日本大震災の被災地の多くの部分と、東京電力福島第一原子力発電所を含む教区であり、総会は内容的にも時間的にも議案「東日本大震災対応に関する件」についての議論が中心となった。
この議案の骨子は5つ。1.教区全体の連携・教団および被災教区との連携。2.東北教区東日本大震災教会救援特別会計の設置。3.東北教区教会救援復興委員会設立。4.教区被災者支援センターの設立。5.教区総会および教区活動について。
これらの骨子一つひとつについて丁寧な議論がされ、震災被災地の復興支援、未確定要素の大きい原発問題、風評被害対応、牧師のケアの問題を含めて、教区が一丸となって他教区や教団との連携の中で、できうる限りの取り組……
第25回定期総会が、5月29~30日、吉祥寺教会を会場に、開会時の登録数、正議員203名中127名の出席をもって開催された。
議事日程審議で、「教団総会の際に選挙や議案の賛否を指示するマニュアルが秘密裏に配布されていた。会議制を揺るがす行為だ」との強い批判があった。これに対する大村栄議長の答弁がマニュアルを肯定しているとして、更に批判意見が述べられた。一方、「強制力のない資料に過ぎず、会議制に背くものではない」との反論もあった。
「北海教区との宣教協力に関する件」では、特に、1.の「信仰告白および教憲教規を共通基盤とし」の文言を巡り、大いに議論があった。「これは未受洗者陪餐の否定を前提としているか」との問に、久世そらち北海教区議長は、明確には否定も肯定もせず、「教会の個々の歴史が存在する」とし、「教憲教規を重視するが、その解釈や対応には多様性がある」という意味の答えを述べた。大村議長は……
九州教区総会報告
(4724号)で報じたように、石橋秀雄議長は本年1月、沖縄を訪れたが、3役との面会は適わなかった。
本年2度目の沖縄訪問となった今回は、5月29日午前、無牧の与那原教会(代務・具志堅篤牧師)の主日礼拝で説教を行い、午後の教区総会に駆けつけた。
石橋議長は、「議長
就任以来、沖縄教区との距離を何とかして縮められないかと適切な機会を探して来た。沖縄教区の姿をこの目で見せて戴き、今後どのような関係を築いて行けるか考えたいと思ったからだ」とその思いを語った。
石橋議長は2日目午前まで総会を傍聴したが、傍聴者の一括承認の際、異論は出なかった。
(永井清陽報)
第68回総会は、5月29日から2日間、沖縄キリスト教センターで正議員45人中、開会時38人が出席して開催された。
沖縄教区は03年以来、9年連続で教団問安使を拒否したが、折から沖縄訪問中の石橋秀雄教団議長が総会を傍聴した。
竹花和成議長は、「教会のあり方を根源的に問わない教団を見る限り、現段階では教団との距離を置き続けざるを得ない」などの議長中間報告を行い、質問・意見も出ず承認された。
財政関連議案の多い今総会で最も時間を割いたのは、「教会互助援助基金大綱」議案で、「基金5、000万円以上を2、000万円以上に減額する」もので、原資の基金造成積立金が3月末で5、065万円となったことから、基金を減額して教会互助に運用しようという狙い。小倉隆一副議長は「互助申請が急増しており、基金を取り崩さないと対応出来ない」と理解を求めた。
これに対し、「このまま基金を取り崩して行ったら沖縄教区は……
東日本大地震によって被災し、今もなお悲しみの中にあり、困難な日々を送っておられる方々に心よりお見舞い申し上げます。
この度の震災は、大規模な地震、想定をはるかに超える大津波、そして放射性物質の放出に至った福島第一原子力発電所事故により、その被害状況の全容把握さえも困難な大変な災害となっております。そして、被災された方たちへの救援・支援対応においても、予測しない、あるいは予測できない困難な事態が多く起こっております。
そのような中で、海外から訪れたキリスト教関係のボランティアの活動が目にとまりました。被災地にあっては、ボランティアによってもたらされた問題や課題ということもありますが、あるキリスト教関係のボランティアが被災した教会の清掃などの活動をしている様子を見て、あらためてキリスト教会というのはグローバルな存在なのだなということを思いました。被災地において、場所によってはかなりローカル……
東久留米教会員。現在、自由学園の幼児生活団(幼稚園)で、幼児の教育にあたっている。
仁科佐保子さんの洗礼への歩みをまずたどる。キリスト教主義の幼稚園で礼拝があり、卒園記念に聖書をもらったものの、その後開くこともなく、公立の小学校から中学校に進む。高校進学を考えたとき、それまでの他者と比較する価値観の世界とは異なる世界を求め、自由学園に希望をもって入学。その期待は裏切られることはなかった、と仁科さんは言う。自由学園に高等科から入学し、最高学部2年課程までの5年間を過ごした。その間は千葉の実家を離れて学校の寮生活。寮生活では、生徒の自主性が重んじられた。毎朝8時10分の礼拝と夕礼拝があり、特に、夕礼拝は学年に関係なく、順番に生徒が担当。そのような生活の中で、日々起こるさまざまな事柄を神様との関係で捉える、人対象ではなく神対象という生き方を、そして、神様のまなざしのもと、目の前に与えられた……