第60回総会が、5月5~6日、エソール広島において、開会時、正議員132名中119名の出席で開催された。
議案第2号「教区総会議長総括ならびに常置委員会報告に関する件」で、北村慈郎教師への戒規適用撤回の申し立て、沖縄教区との合同のとらえなおし、上関原発建設計画の見直しについての取り組み、米軍再編に抗議し軍事基地撤去を求めて行くこと、性差別問題に対する取り組み等についての報告がなされた。この報告に対して、伝道の姿勢を明確に打ち出すべき、教勢報告のあり方を見直すべき等の意見が出された。また、東日本大震災の被災地支援と状況聴取のために教区が派遣した2名の教師から、被災地の困難な状況と支援の必要性が報告された。
教団問安使・石橋秀雄教団総会議長が、東日本大震災に関して報告し、もって挨拶とした。議長に対し、昨年、西中国教区が出した免職に対する抗議についての応答が求められ、異なる意見を排除すべきで……
第90回総会は、5月24~25日、松本市のホテル翔峰を会場に、開会時の登録数で正議員202名中、163名の出席をもって開催された。
他の教区では見られなくなった独特の三読会方式を持つことから、冒頭、松木田博副議長は、特に三つの分科会(第二読会)の運営方法について説明した。
小出望議長の報告では、教区内の諸事業に先んじて、前文を東日本大震災に充て、本文の「1.教区について」に於いても、①で、緊急に「救援活動支援献金」を立上げ、奥羽・東北教区にそれぞれ100万円、150万円を届けたことを報告した。報告の質疑では、「負担金を減らし、多すぎる集会を再検討しスリム化すべき」など教区財政について意見が述べられた。
また、「一人でも多く人々にキリストの福音を伝えることは、教会の使命です。今、教団の伝道する姿勢がはっきりと打ち出されたことには、神が与えられた時を感じます」と述べ、「伝道する教団」の姿……
第60回総会が5月23~24日、倉敷教会を会場に行われた。開会時、正議員97名中78名の出席があった。
議長報告では、特に東日本大震災被災地支援が取り上げられた。また、第37回教団総会における議事運営を不当とし、キリストを告白し、聖書に立ち、対話を大切にし、歴史を直視する教団を再生していくことが大切だと述べられた。また、倉吉復活教会の教団加入が3月22日に承認されたこと等が報告された。
「常置委員会報告・教勢・教務報告」においては、教会数49に対して教師数が46名であり、兼務、代務が12教会あること、2005年~2010年の6年間で現住陪餐会員が207名減少していること等が報告され、伝道に向けた取り組みの大切さが強調された。
また、教区が2年前から5年計画で開始したプロジェクトチームの報告があり、以下が提案された。①負担金予算のスリム化と有効活用、「聖域なき見直し」を掲げる「教区機構……
第65回/「合同」後42回定期総会が、5月15~16日に開催された。会場は、ユニトピアささやまという保養施設であった。神戸市内の教会以外を会場にするのは2004年以来ということである。神戸市内で開催するよりも、交通費・宿泊費などの問題で総会の費用は倍程度必要になるが、このことで教会同士の横のつながりを再確認しようという兵庫教区の姿勢があらわされたといってよいだろう。総会のテーマとして、「共存共感~分かちあい、響きあう豊かさ~」が掲げられたことも、この総会の方向性をよくあらわしていた。総会開会時の議員数は、正議員213名中157名であった。開会礼拝後、東日本大震災関連の報告のときがもたれた。報告では特に、今回の震災における被災者生活支援・長田センターの働きについて報告された。その他、教区内の信徒大会についての発題と、教区内教会互助についての発題がなされ、それを受けた形で、夕食と同時に分団のと……
第61回総会は、5月24~25日、名古屋中央教会に正議員203名中、開会時189名が出席して開催された。
1日目は、来賓挨拶、諸報告、三役選挙、常置委員選挙が行われた。
問安使として派遣された岡本知之教団副議長は、「2011年度教区総会への挨拶」に加えて、沖縄教区訪問の経過を報告し、更に東日本大震災について、海外と国内それぞれから募る献金額と、その具体的な用い方について説明した。
2日目は隠退教師感謝会から始まり、5名の准允式後、常置委員選挙結果が発表され、諸報告が続き、議案へと進んだ。
大きな議論を巻き起こした報告や議案はなく、すべて賛成多数で、承認あるいは可決された。その中で、教区がどう主体的に伝道に関わることができるか、という課題が示された。
例えば、開拓伝道を教区の責任において実施するという決議のもとに進められてきた桃花台伝道所について、移転場所の検討が続けられているが、……
第66回総会が、5月24~25日、奥羽キリスト教センター(盛岡)を会場にして開催された。開会時、正議員114名中100名の出席を数えた。
組織会を終えて直ちに、按手受領願いを全会一致にて可決し、1名の正教師按手を執行した。
「議長報告」で、邑原宗男議長は、東日本大震災における津波、地震による被災教会として宮古、新生釜石、大船渡、八戸小中野、千廐、また内丸を挙げた。関係施設を含めるとなお多くの被害が及んでおり、今後の調査継続に言及した。常置委員会の下に緊急支援委員会を組織し教区内被災教会支援募金を立上げ、奥羽キリスト教センターを中心に救援物資受付・配給、広報活動に務めてきたことを報告した。
また、福島における原発事故を受けて、教区内に核燃料サイクル基地を持つことから、今後の取組みの必要を述べた。
教区内の教勢減少は顕著で、今期長期宣教基本方針を開始した03年度に比べ、10年度現住陪餐……
東日本大震災で被災された皆様に心からのお見舞いを申し上げます。教団でも数次に亘り対策会議を開催し、被災地支援の大綱を策定し、順次着手しております。
今後「新報」等にて詳細が報告されますので、皆様におかれましても何卒ご確認くださいますようお願い申し上げます。 さて震災発生以後、「風評被害」という言葉が様々な媒体において多用されるようになりました。
風評被害とは「存在しない原因・結果による噂被害」を意味しますが、最近この言葉が本来の意味とは異なって用いられるケースが相次いでいるように思います。
それは、政府やマスコミによる情報の隠蔽や誤魔化しが横行する中で、確かな根拠によって真実を指摘した者、またその意見を、「風評被害を流す者またその行為」として非難する風潮です。
「平安がないのに平安、平安」と言う偽りの預言者を重用し、真実を語る預言者を迫害する人間の心根は、今も同じで……
死を前にする隣人の言葉に聞くために
一人の医師との死別が、宍戸さんに死を前にした人々のために何かすることが出来ないかを考えさせるきっかけとなった。
大学卒業間近に、宍戸さんは難病を負い、命を取留めた後も長期治療を要した。病名すらわからなかった病だったが、原因を突き止め完治に導いてくれたのが先の医師だった。自分と同い年の医師が50歳を越えて間もなく逝去したことに大きなショックを受けた。
命を救ってくれた医師の死後、宍戸さんはホスピスでのボランティアを始める。死を目前に緩和ケアを受ける人々が語ることをベッドサイドで聞く奉仕である。このボランティアを通して、人に寄り添い、話に聞くことのできる自分を発見した。
死にゆく患者とその家族の側にいて、患者本人とこれを看取る家族の間に、死を受容するための時間差があることに気付かされる、と言う。多くの場合、患者本人は既に死を……
主の御名を讃美いたします。
第37総会期、「伝道方策検討委員会」も設置され、伝道について審議の最中です。
伝道委員会でも委員会の務めの範囲内で諸計画を進めています。
その一環として、下記の計画をたてましたので、ご案内いたします。
伝道講演会
◎日時 2011年6月27日(月)午後6時30分~8時
◎場所 長野本郷教会
(電話026-241-4362)
◎講演 「今この時」-日本基督教団の伝道 -
◎講師 石橋秀雄牧師(日本基督教団総会議長)
後日、チラシを送付します。
ご予定もおありのことと思いますが、教会員の皆様にご出席をお勧めいただきたく、何卒よろしくお願いいたします。
2011年4月5日
伝道委員会委員長
米倉美佐男
担当幹事
大三島義孝
……
東日本大震災による被災教会の状況が明らかになって行く中で、能登半島地震被災教会の七尾教会会堂献堂式が、4月29日行われた。
献堂式には、内藤留幸総幹事、高橋潤・中部教区議長、疋田國磨呂--関東教区議長、富山、石川地区諸教会の教職・信徒、北陸学院関係者など県内外から125人が出席した。
釜土達雄牧師は説教で、「会堂を求める信徒の祈りに主は応え、許して下さった。だが、建物は神にとって必要だったのではない。今日の御言葉(列王記上9・1?5)で、神はソロモンの宮殿に住むといわれたのではなく、『聖別し、わたしの名を置く』といわれた。キリストの教会といわれるが、会堂は、集り祈るため私たちに必要だった。主はこれを良しとして、建てさせて下さった。会堂を父なる神に献げ、正しい礼拝を守り抜く決心をしたい」と力強く述べた。
新装成った会堂は、鉄筋コンクリート2階建て延べ313㎡、総工費5800……