海岸部に比べて知られていない、と言うよりも、どうしても関心度が低いが、関東教区、栃木県・群馬県の内陸部にも、大きな地震被害を受けた諸教会がある。5月8~10日、教団新報から記者2名が、諸教会を駆け足で訪ねた。
宇都宮教会の被害が深刻だ。礼拝堂の天井や壁に無数の亀裂が走り、応急的処置をした後から余震のために新しい亀裂が出来、最早対応が困難な状況だ。壁は大谷石で造られ、独特の趣があって、教会員は強い愛着を持つのだが、しかし、耐震的には脆弱だ。「補強では間に合わない、建て替えた方が合理的だろう」と案内してくれた役員はつぶやく。木村太郎教師は、福島新町教会の出身、似たような状況にある母教会を「不謹慎に聞こえるかも知れないが、劇的に倒れた方が決断が着いた」と思いやる。皮肉と言うにも辛い話だ。
伊勢崎教会は、素人目には酷い亀裂は無いようだが、礼拝堂の基礎部分や外壁内壁に多数のひび割れがある。「専門……
5月30日~31日、東日本大震災救援対策本部より、岡本知之副議長、藤掛順一常議員、藤盛勇紀幹事の3名が、原発事故の影響下にある福島県の諸教会の調査に赴き、鹿島栄光教会、中村教会、福島新町教会、信夫教会、原町教会を訪ねた。
中でも原町教会は原発から24キロの地点にある。事故の当初は屋内退避、自主避難指示地域となり、関係施設である原町聖愛保育園も市から休園を求められた。屋内退避はその後解除されたが、現在は自主避難区域の指定はそのまま、「緊急時避難準備区域」とされている。それは「乳幼児が立ち入らないことが強く求められる」地域ということである。しかしこの地域の現在の放射線量は福島市の約3分の1である。
約100名いた園児も当初ほとんどが避難したが、4月中旬には20名ほどが戻っていることが分かった。避難先での保護者の精神的な疲れや子どもの体調不調により、戻って来ざるを得ない家庭がある。聖愛保育園……
ハイチ大地震被災者救援募金
総額 17,737,726円
チリ大地震被災者救援募金
総額 7,922,047円
中国青海省大地震救援募金
総額 4,738,178円
パキスタン洪水被災者救援募金
総額 5,963,889円
多くのご献金をお寄せいただき、心より感謝申し上げます。
全てACTに送金し、終了いたしました。
第36総会期
日本基督教団社会委員会
委員長 福井博文
部落解放センターが関東教区に来ます!
各地区で集会があります。みなさま、最寄の集会に、ご参加ください。部落解放、あらゆる差別からの解放への熱い思いを分かち合いましょう。最終日には、狭山現地で大集合決定!!
2011年6月25日(土)~7月4日(月)
《キャラバン隊員》
東谷誠(長)・犬養光博・小糸健介・山口政隆
カンパもよろしくお願いします!
目標20 万円
(郵便振替 00140-3-67727 通信欄に「キャラバン」と書いて関東教区まで!)
《くわしくは各地区担当委員まで》
埼玉地区/後藤龍男(和戸教会)0480-22-2424、群馬地区/大賀幸一(前橋教会)027-231-3623、茨城地区/山本安生(鹿島教会)0299-82-9169、栃木地区/佐々木睦子(那須塩原伝道所)0287-65-2309、新潟地区/高橋稔(中条教会)0254-43-3650
岡田則子氏(在外教師)
11年4月20日、逝去。62歳。'73年青山学院大学神学科を卒業、'80年太平洋神学大学院、'91年エピスコパル神学大学院を修了、'96年百人町教会に赴任、08年よりランカ神学大学(スリランカ)に務めた。遺族は弟・岡田正樹さん。
5月9~10日、教団会議室にて、教団救援対策本部の第2回会議が開催された。
今回は、第2回常議員会において承認された委員10名(石橋秀雄、岡本知之、雲然俊美、北紀吉、佐久間文雄、長崎哲夫、大村栄、藤掛順一、稲松義人、田中弘志)による最初の会議であった。
まず、救援対策委員会の活動および会計、東日本大震災緊急救援募金の状況などが報告された。
続いて、今回の会議より委員として加わった稲松委員より日本キリスト教社会事業同盟における震災への取り組みについて、また、田中委員より宣教協力学校協議会において把握している被災地域にある学校の状況についての報告がなされた。
さらに、被災地域を抱える教区からの報告を受け、教会等の被害や対応の現状について確認した。
その後協議に入り、教団としての救援活動の基本方針について検討し、主題を「地域の人々の救いに仕える教会の再建を目指して」とし、礼拝共同体の支……
第60回総会が、5月5~6日、エソール広島において、開会時、正議員132名中119名の出席で開催された。
議案第2号「教区総会議長総括ならびに常置委員会報告に関する件」で、北村慈郎教師への戒規適用撤回の申し立て、沖縄教区との合同のとらえなおし、上関原発建設計画の見直しについての取り組み、米軍再編に抗議し軍事基地撤去を求めて行くこと、性差別問題に対する取り組み等についての報告がなされた。この報告に対して、伝道の姿勢を明確に打ち出すべき、教勢報告のあり方を見直すべき等の意見が出された。また、東日本大震災の被災地支援と状況聴取のために教区が派遣した2名の教師から、被災地の困難な状況と支援の必要性が報告された。
教団問安使・石橋秀雄教団総会議長が、東日本大震災に関して報告し、もって挨拶とした。議長に対し、昨年、西中国教区が出した免職に対する抗議についての応答が求められ、異なる意見を排除すべきで……
第90回総会は、5月24~25日、松本市のホテル翔峰を会場に、開会時の登録数で正議員202名中、163名の出席をもって開催された。
他の教区では見られなくなった独特の三読会方式を持つことから、冒頭、松木田博副議長は、特に三つの分科会(第二読会)の運営方法について説明した。
小出望議長の報告では、教区内の諸事業に先んじて、前文を東日本大震災に充て、本文の「1.教区について」に於いても、①で、緊急に「救援活動支援献金」を立上げ、奥羽・東北教区にそれぞれ100万円、150万円を届けたことを報告した。報告の質疑では、「負担金を減らし、多すぎる集会を再検討しスリム化すべき」など教区財政について意見が述べられた。
また、「一人でも多く人々にキリストの福音を伝えることは、教会の使命です。今、教団の伝道する姿勢がはっきりと打ち出されたことには、神が与えられた時を感じます」と述べ、「伝道する教団」の姿……
第60回総会が5月23~24日、倉敷教会を会場に行われた。開会時、正議員97名中78名の出席があった。
議長報告では、特に東日本大震災被災地支援が取り上げられた。また、第37回教団総会における議事運営を不当とし、キリストを告白し、聖書に立ち、対話を大切にし、歴史を直視する教団を再生していくことが大切だと述べられた。また、倉吉復活教会の教団加入が3月22日に承認されたこと等が報告された。
「常置委員会報告・教勢・教務報告」においては、教会数49に対して教師数が46名であり、兼務、代務が12教会あること、2005年~2010年の6年間で現住陪餐会員が207名減少していること等が報告され、伝道に向けた取り組みの大切さが強調された。
また、教区が2年前から5年計画で開始したプロジェクトチームの報告があり、以下が提案された。①負担金予算のスリム化と有効活用、「聖域なき見直し」を掲げる「教区機構……
第65回/「合同」後42回定期総会が、5月15~16日に開催された。会場は、ユニトピアささやまという保養施設であった。神戸市内の教会以外を会場にするのは2004年以来ということである。神戸市内で開催するよりも、交通費・宿泊費などの問題で総会の費用は倍程度必要になるが、このことで教会同士の横のつながりを再確認しようという兵庫教区の姿勢があらわされたといってよいだろう。総会のテーマとして、「共存共感~分かちあい、響きあう豊かさ~」が掲げられたことも、この総会の方向性をよくあらわしていた。総会開会時の議員数は、正議員213名中157名であった。開会礼拝後、東日本大震災関連の報告のときがもたれた。報告では特に、今回の震災における被災者生活支援・長田センターの働きについて報告された。その他、教区内の信徒大会についての発題と、教区内教会互助についての発題がなされ、それを受けた形で、夕食と同時に分団のと……