8月5日、東京山手教会会議室にて、教団救援対策本部第4回会議が開催された。
開会の後、震災関係の募金の状況として、東日本大震災緊急救援募金(6月末で1066件、9441万8359円)、東日本大震災救援募金(8月2日現在で61件、727万594円)、海外からの献金(7月25日現在で1億302万8183円および35万ユーロ)の報告がなされた。
活動としては、日本キリスト教会館1階の11号室に、教団救援対策本部事務局開設の準備を進めていること、東北教区被災者支援センター(エマオ)における主にボランティア関連の活動、石巻築山におけるワーク拠点立ち上げの準備状況、遠野における自殺防止センター活動拠点立ち上げの準備状況等が報告された。
なお、これらの活動報告については、活動全体の計画を示す工程表を提示すべきであるとの意見が出された。
続いて、日本キリスト教社会事業同盟における被災地へのスタッフ派遣等の計画が報告されたほか、陪席の片岡輝美氏より会津放射能情報センターの活動報告、野田沢教師(SCF主事)より東北教区被災者支援センターの石巻でのボランティア活動報告等がなされた。
また、奥羽、東北、関東の各教区議長より、被災教会・施設等の状況と再建・補修計画の見通し、教区としての支援の取り組み(教会関係の被災者へのお見舞いなど)、さらに、各教区に直接寄せられた献金の状況(初動対応のために教団から送金した分を除き、3教区合計で約1億円)等の報告がなされた。
協議においては、国内における救援募金に関して、目標達成のために全国の教会が、被災し傷ついた教会と祈りを共に合わせて行くことを確認し、募金活動の具体的な取り組みに至るまで時間をかけて話し合った。また、海外の教会(教団)への支援要請のための報告書作成について確認した。
その他、今後の被災教会への支援のあり方、資金繰りのための一時貸出の検討、緊急シンポジウム開催準備、9月11日に向けての議長談話の発表等を検討した。次回(第5回)は、9月9日、教団会議室で開催する。
(雲然俊美報)