第37総会期、第3回台湾協約委員会が、2月26日(木)14時より、教団小会議室において行われた。
田中文宏委員長の開会祈祷の後、今回の主要課題である「台湾基督長老教会と日本基督教団との教会協議会」についての話し合いがなされた。
最初に、今協議会のテーマを、「震災の痛みの共有と、地域・教会の復興への歩み」とすることが確認された。
台湾基督長老教会(PCT)も、2009年に起きた大水害(八八水害)において大いなる痛みを負い、そこからの回復期にある。また教団にとって、台湾はこの度の東日本大震災における最大の支援国であり、PCTは最大の支援団体(献金総額約6、300万円)であることから、日本基督教団としても、今回の協議会において、最大級の謝意を示したいと願っている。
その後、協議会の具体的な内容について話し合われ、互いの震災とその対応についての発題に充分な時間を取ることとし、教団からは震災対応の概要、震災初期の現場の出来事、そして放射能の脅威とその対応について、3名が発題することとした。
また、台湾の八八水害における被災地の、フィールドワークも持つこととした。
上記のように今回の教会協議会は、日台の互いの災害の痛みを共有し、またその中にあっての教会の取り組みと回復とを分かち合うことから、互いに学び支え合えればと願っている。
その後、「I Love Tai-wan」公募に関して話し合われ、前回参加者を立てることができなかったことを反省し、広報の充実と参加費の減免などが決議された。
また教団教育委員会主催「台湾ユースミッション」に関しては、台湾協約委員会としても、できる限り協力することが確認され、李猛哲委員の祈祷をもって閉会した。
(野田沢報)