「謝儀互助等の宣教協力を信頼の上に」
5月22日~23日、第62回中部教区総会が、名古屋中央教会を会場に、開会時正議員201名中180名の出席を得て開催された。
常置委員会報告において、主に以下の報告がされた。◎能登半島地震被災教会再建は、最後の羽咋教会の会堂建築が完成した。◎「教区開拓伝道としての桃花台伝道」は2011年度をもって終了し、今後は祈りをもって支えて行く。◎平和聖日献金による在広韓国人・朝鮮人被爆者への支援は、現在支援をしている4人で終結する。◎愛知老人コミュニティーセンターシルバーホーム「まきば」は、教団特別財産として、教団センターとして残る。
報告に対して、沖縄キリスト教団との合同のとらえ直しについて議論がなされていないことの疑義が述べられた他、新入管法について、教団が在日大韓基督教会と宣教協約を結んでいることを踏まえ、主体的な課題として受け止めるべき等の意見が……
「この世の非福音的状況に否と」
第61回西中国教区総会が5月7日~8日、カリエンテ山口にて開催された。出席正議員は、開会時128名中113名。
2011年度教区総会議長総括報告において、柴田もゆる議長は、この世の非福音的状況に対し「否」と言い表して行くべきだと述べ、「『改定』出入国管理法」問題に対する取り組みを深めて行くこと、「日本軍『慰安婦』問題の解決を求める要望書」を常置委員会名で内閣総理大臣ほか関係各所に送付したこと等を報告した。
「北村慈郎教師の『免職』処分の撤回を求める件」が上程された。提案理由として、*「戒規申立を第36総会期教師委員会が受理したことは第36回教団総会議案44号を可決した教団総会の意思に反している」。*決定の根拠条文は直接聖餐の在り方を規定するものではない。*戒規にいたる過程で、北村教師との面会が行われていない。*法的措置の前に神学的議論の領域が……
緒についたばかりの復興対応
5月22日~23日、奥羽キリスト教センター(盛岡)にて第67回奥羽教区総会が開催された。開会時、出席議員は、114名中102名であった。
組織会の後、1名の准允受領願いを全会一致にて承認し、補教師准允を執行した。
邑原宗男議長は「議長報告」において、まず東日本大震災対応として、津波被災をした宮古、新生釜石、大船渡各教会、地震被災をした千廐教会の復旧・復興進捗状況を報告し、1年を経てなお復興の緒についたばかりである、とした。教区は震災対応として組織した緊急支援委員会と共に教区事務所の業務体制を強化し対応に当たった。常置委員会は津波被災3教会の緊急支援の他に経常会計支援(12年度分、各教会100万円)を実施した。震災1年となる12年3月11日には、教区内4地区6会場において495名の出席者を得て礼拝を守ったことを報告した。
教勢減少とこれに伴う財政力縮小……
《主題》
日本伝道のために -召命と派遣-
《日時》
2012年8月21日(火)~23日(木)
《会場》
恵みシャレー軽井沢
(長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢1374-5)
《講師》
青 年 近藤勝彦先生(東京神学大学)
中 高 生 髙橋貞二郎先生
(東洋英和女学院中学・高等部)
祈りの奨め 左近 豊先生(聖学院大学)
チャプレン 小倉義明先生
(使徒教会・前聖学院院長)
《条 件》 所属教会牧師の了解を得ること。
《参加費》 15,000円
《締切り》 7月31日(火)
《詳細・申し込み》
【事務局】
日本基督教団青山教会(増田将平牧師)
〒107-0062東京都港区南青山4-9-4
Tel/Fax 03-3401-6814
E-mail aoyamachurch2004@yahoo.co.jp
《後援》
日本基督教団伝道方策検……
日本キリスト教協議会(NCC)総幹事。教団世界宣教委員。
網中牧師は、「《主がお入り用なのです》との信仰により、すぐにお受けしました」と語り始め、次のように続けた。
「今総会期の標語はマルコ1章17節《わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしよう》。総幹事として選出された総会の場所は聖アンデレ教会(聖公会)でした。3代前は銚子の網元だったと聞いている私にとって、この聖句は東洋英和の小学部の時から好きな聖句でした。務めを果たす力は神さまが下さると信じ、気負わずにおります」。
NCC総幹事の役割について尋ねると、「議決機関の長である議長の指示に基づき、執行機関の長として淡々と冷静に業務にあたります。ただし教団と違い、協議会の特徴の一つに、委員の派遣制度があります。委員は委嘱ではなく、加盟教団・団体が派遣する人が自動的になるのです。主にある交わりを信頼し、福音に根差した活動が出来るよ……
能登半島地震被災教会最後の再建、羽咋教会の献堂式が4月30日行われた。
新会堂は、七尾線羽咋駅から徒歩10分弱、羽咋高校前の市の中心部にあり、1、000㎡の土地に鐘楼を持つ木造平屋建ての会堂と牧師館が並ぶ。
会堂は昨年11月末完成し、12月から使用を開始していたが、雪解けを待っての献堂式となり、春を待ち兼ねたかのように、近隣の教会、中部教区、全国の関係者など、51教会184人が出席した。
会堂の扉を開け放って玄関ロビー、廊下に隙間なく椅子を並べ、あるいは別室でビデオ中継を見守る中で午後2時、献堂式が始まった。
「新しい天と新しい地」と題した式辞で内城恵牧師は、「能登半島地震の直後、5年後に羽咋教会の献堂式を迎えることが出来るとだれが考え、97年前に伝道所としてスタートした時、2012年に新会堂を建設出来ると、だれが想像し得ただろうか。私たちの祈りを主は叶えて下さった。
イザヤ書の……
柴田 勝氏(北星学園女子中学高等学校教務教師)
05年11月26日逝去、70歳。滋賀県に生まれる。'60年東京神学大学大学院修了、同年札幌教会に赴任、渡米しマウントバーノン教会、日米合同教会を経て、'73年より北星学園女子中学高等学校に勤めた。
遺族は、妻・柴田敬子さん。
北久保勝也氏(隠退教師)
12年3月14日逝去、'87歳。東京都に生まれる。'53年日本基督神学専門学校を卒業、同年京都丸太町教会に赴任、和戸教会、熊谷教会、長崎古町教会を経て'67年より'95年まで洗足教会を牧会した。
遺族は、娘・巌崎悦子さん。
鎌谷きよ氏(隠退教師)
12年4月2日逝去、96歳。群馬県に生まれる。'38年神戸女子神学校を卒業、'54年新発田教会に赴任、倉吉教会を経て'86年まで八頭教会を牧会し、'87年隠退した。
遺族は、娘・深井光さん。
福島第一原子力発電所事故に関する議長声明
2012年3月27日
日本基督教団総会議長 石橋 秀雄
「地とそこに満ちるもの、世界とそこに住むものは、主のもの。」 (詩編24編1節)
東日本大震災の発生から一年が経過しました。2012年3月11日現在で、死者15,854名、行方不明者3,155名という厳しい現実を前に、主なる神の憐れみを願い求めます。
被災し、今なお大変な困難の中で生活しておられる方たち、福島第一原子力発電所の事故による放射能汚染により、将来の不安を抱える中で、その生活の場から避難することを余儀なくされている方たちを覚え、主の支えと導きを心よりお祈りいたします。
日本基督教団では、震災後直ちに被災者・被災地の救援と支援活動を開始し、今日に至るまでその活動を展開しておりますが、このことのために教団の諸教会のみならず、海外の多くの教会において祈りがなされ、支援が継……
3月19日、キリスト教会館遺愛会議室で、今期第3回世界宣教委員会が開かれた。1月27日の開催が、インフルエンザ、雪のため交通途絶などにより定足数を満たさず、流会となったので、この日の開催となった。
報告の中で、アルゼンチン・ブエノスアイレスの在亜キリスト福音公同教会責任者谷智恵子さん(前牧師夫人)が自宅前で強盗の襲撃に遭い、重傷を負われて1月10日逝去されたことを聞き、痛みをおぼえた。
<RUBY CHAR="洛雲海","ナグネ">(韓国、長老会神学大学)、齋藤篤(ドイツ、ケルン・ボン日本語キリスト教会)、ベルトラン小川文子(フィリピン、ボホール・ゴスペル・サテュレーション・プロジェクト)各宣教師の派遣式をそれぞれ行ったこと、台湾長老教会(PCT)との教会協議会が台湾の真理大学で行われ、教団より17名が参加し、震災援助関連のことをテーマとして協議が行われたこと。また、米国合……
3月23日、教団会議室にて、教団救援対策本部第10回会議を、震災から一年を経過した被災者および被災地にある教会の歩みの上にさらなる主の支えを願う石橋秀雄本部長の祈りによって開会した。
まず、3月24日現在での国内募金総額が3億245万9、758円、海外からの献金総額が2億968万1、305円となっていることが報告された。また、海外献金プロジェクト小委員会および救援対策室(11号室)から、エマオ笹屋敷開所式、エマオ石巻ワーク、こひつじキャンプ、ハートフル遠野等の報告がなされた。
続いて、奥羽・東北・関東の各教区から、震災一年を覚えての礼拝の開催、教会再建に向けての現状、諸支援活動の内容等が報告された。また、被災3教区の各支援担当者が集まり、各教区における支援活動の現状などの情報交換をする予定であることが報告された。
なお、以上の報告を受け、これらの教団の救援活動の状況を、海外の諸教会に……