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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4759・60号】大震災の影響下でも支えられ 第2回全国財務委員長会議

2012年10月27日
第37総会期第2回全国財務委員長会議が、9月18日~19日に、教団会議室で開催された。 第1日目、伊藤瑞男予算決算委員長の挨拶の後、まず被災3教区から、被災教会の会堂再建に向けた現況が報告された。大きな困難がある中で、それでも多くの教会が希望をもって再建に取り組んでいることが感謝をもって報告された。 続けて、各教区の財務状況の報告がなされ、多くの教区から、財政的な厳しさを抱えつつ、さまざまな工夫努力をしながら歩みを進めている現状が語られた。 内藤留幸総幹事と計良祐時財務幹事からは、東日本大震災の大きな影響がある中で、11年度の教団財政が支えられたこと、12年度も経常会計は順調に推移する見込みであることが報告された。 しかし、教団全体の教勢の減少傾向に対応する教団財政のあり方を、より抜本的、構造改革的な面から考えて行かねばならないであろうことが述べられた。 教区活動連帯金検討委員会……

【4759・60号】被災3教区の減免を盛り負担金算定 第7回予算決算委員会

9月18・19日に、今総会期の第7回予算決算委員会が開催された。内藤留幸総幹事より、東日本大震災募金の現況報告、担当幹事の変更について報告を受け、確認した。続いて、計良祐時財務幹事より財務状況の報告を受けた。続いて、2013年度経常会計予算案に関して報告を受け、承認した。併せて、負担金の算定に関して検討に入った。大きなこととしては、震災による3教区の減免額941万円余りを、教団負担分を141万円余りとし、残り800万円を、各教区に負担してもらうことを提案することとなった。今予算案では、負担金額は前年同額の据え置きとなった。 以上の事柄を踏まえて各教区の負担金額を算定したところ、前年度との比較で、額が多くなりすぎると思われる教区があったため、増減率を3%以内になるよう調整を行うこととした。 支出に関しては、前年度の実績を参考に、特に大きな変更はなかった。各教区・教会の財政も苦しい時ではあ……

【4759・60号】教団救援対策本部 第15回会議

8月24日、教団会議室にて、教団救援対策本部第15回会議を開催した。 先ず、8月15日現在の国内募金総額が3億9、102万8、918円となっており、4億円到達が間近いことが感謝をもって報告された。 また、海外からの献金は2億2、847万6、685円と、前回から動きがないことが報告された。 続いて救援対策室会議から、「被災教会支援金配分要綱」の検討等を扱ったとの報告のほか、救援対策本部会計の報告がなされた。特に、主に海外からの献金によって活動を展開している人道的支援に用いる資金の不足が明らかとなってきたことが報告された。 その後、奥羽、東北、関東の3教区から、それぞれ、被災教会の再建・復興に向けての近況や、各教区が実施している支援活動の現状等についての報告がなされた。さらに、飯島信救援担当幹事から教団の救援活動の現地訪問報告、および石橋秀雄本部長から被災地訪問報告(地域行事や漁業ボラ……

【4759・60号】二度目の秋に 東北教区復興支援現況報告

全国の祈りと支援に力づけられて 東日本大震災から一年半を経て 震災から1年半となりました。東北も酷暑でした。 その中で東北教区被災者支援センター「エマオ」にはこれまでになく多くのボランティアが参加しています。遠く台湾の教会からも大勢で来てくださいました。炎天下をいとわずワークに励んでくださったことに勇気づけられています。 活動内容も、泥出し住居の整備から農耕地の再生へ、石巻では養殖の手伝いなど生活再生へ、仮設や地域のコミュニティーへの働きかけなどへ、次第に展開してきています。 9月27日には、エマオ笹屋敷が移転しました。向かいにある町内会館を新しく休憩場所に使い、近くのビニールハウスを資材置き場に提供してもらいました。 これまでの場所も地域の方の好意で使わせていただいていましたが、事情で移ることになりました。スローで地道な働きの継続が、無理なく受け入れられ、喜ばれるようにな……

【4759・60号】2012年秋季教師検定試験

正教師受験28名合格、11名不合格 客観性を帯びた具体的な確信を得るために 2012年秋季教師検定試験を9月11日(火)~13日(木)、大阪会場(大阪クリスチャン・センター)において実施した。1日目は学科筆記試験、2日目と3日目は全体会および個人面接試験という日程でそれぞれ行った。 今回の受験志願者総数は71名であった。内訳は補教師14名、正教師56名(大多数は2年半前の春季教師検定試験で合格して補教師としての准允を受け、正教師受験資格を得た)、他教派からの転入1名。 合否の結果は次のとおり。補教師:合格1名、保留2名、継続7名、不合格4名。正教師:合格28名、保留17名、不合格11名。転入(正教師):合格1名。 「保留」とは、学科筆記試験の得点が合格点に少し足りなかった受験者について即不合格とはせず、レポート課題を改めて与えて、後日その提出物に基づいて合否の再判定をする……

【4758号】2年間を振り返って

2012年10月13日
今総会期の2年間、この足らざる者を尚祈りに覚え、お支え頂いたことに先ず以て感謝を申し上げたい。しかし7月常議員会では、議長団の議事設定の不十分さから、複数の重要案件について「提案者差し戻し」や「継続審議」とせざるを得ず、実質的に議案を不成立としてしまったことに副議長として深く責任を感じる。この場をお借りして関係者に心よりお詫び申し上げると共に、次期議長団の議事全般への真摯な取り組みを期待したい。 教団執行部に批判的な教区と教団との溝は、災害対策においても十分には埋まらなかったと感じている。教団内世論はあらゆる面において二分されたままである。このような状況下にあってはオピニオンにおけるマイノリティーの方が一層閉鎖的となり蛸壺化しやすいのではないか。 元中国大使の方が「中国人と日本人とでは思考構造そのものが違うのだから、それを前提として出会うところからしか外交(対話)は始まらない」という趣……

【4758号】人ひととき 井上 直さん 献身の思いを キャンバスに向けて

1983年京都府生まれ。洛北教会員。教会では教会学校教師や役員の働き場が与えられている。 物心ついたころにはすでに洛北教会での歩みが当たり前になっていた。16歳のペンテコステに信仰告白をし、今日に至るまで洛北教会一筋である。日常生活は波乱万丈だが、教会での信仰生活にはぶれがない。そのことは本当に感謝なことであり、だからこそ、日常の波乱万丈に向き合うことができている。 幼少のころから絵を書くのが大好きだった。周囲と比べて才能があるとは思えなかったが、その道に進みたいと、親に内緒で中学の担任の先生に紹介された美術系の高校を受験し入学。本格的に絵画の勉強を始める。 教会員から旅行のお土産として贈られたシスティーナ礼拝堂の壁画、ミケランジェロの「アダムの創造」の図録に感銘を受け、高校の卒業制作で初めて聖書を題材とした作品を制作。テーマは「受胎告知」。当時はカトリック志向だったと振り返る。……

【4758号】教師検定試験公告

2013年春季教師検定試験を左記の要領で行います。 一、受験要綱の申し込み 受験要綱と教団指定の願書用紙は160円切手を同封し、正教師受験志願者か補教師(A、B、Cコースの別も)受験志願者かを明記した上、封書でお申し込みください。 なお、正教師受験志願者は「教師検定規則第12条②」によるものに限ります。 二、受験願書の提出 受験願書と必要書類を整えて、受験料とともに所属教区に提出してください。 ①教区締切 2012年11月12日(月) (教区により締切が早まる場合がありますので、教区事務所に確認してください) ②教団締切 2012年12月10日(月) (各教区から教師検定委員会に提出する際の締切です) *受験料は正教師1万3千円、補教師1万円 三、補教師について ①「説教」「釈義」の課題テキスト 旧約 申命記 8章2~10節 新約 使徒言行録 2章29~36節 ……

【4758号】東北アジアで神の国を証しする  第49回 アンダーウッド国際学術講座

9月1~2日、第49回アンダーウッド国際学術講座が「主の御旨に沿う、東北アジア青年キリスト者の社会参加」を主題とし、韓国ソウル・セムナン教会(大韓イエス教長老会統合派)にて開催された。 同講座は、韓国最初の教会(セムナン教会)、教育(延世大学)、医療(セブランス病院)の礎を築いた宣教師の名を冠し、その宣教スピリットを継承するとの志により行われている。主題選定や企画・運営を青年が主体的に担っていることが特筆される。その背後には牧師・長老会を中心とする教会全体の祈りと指導、支援が存する。 また東北アジアにおける教会青年の交わりを覚えて中国・日本の青年も招かれ、今年は12名の教会青年が日本から参加した。 講師として、東方敬信青山学院大学名誉教授、パンズガン建国大学校教授、アンインソプ総神大学校教授が日中韓3か国から立てられた。 1日は開会礼拝後、3名の講演がなされた。東方氏は「礼拝は無限……

【4758号】追 悼 有澤禧年教団出版局長

有澤禧年先生を送る 有澤禧年教団出版局長が、9月22日逝去した。体調不調を覚え、28年牧会・伝道された八尾の地に帰り入院していたが、ついに御許に召された。出版局長辞任を申し出、退任の事務手続きに入っていたが、結果、教団総会の任期切れが迫る中、現職で亡くなった。 出版界全体の低迷に加えて、キリスト教出版物の不振が囁かれ、教団総会、常議員会などで出版局財政の立て直しがしばしば論議されるようになった時の登板だった。「労働牧師」を目指して、5年間の会社勤めを経験し、そこで培った企画力を活かして、3つの教会、関連施設を建設した手腕に期待された。局長就任2ヶ月後、新報の取材に次のように、当面の目標を述べている。「さまざまな出版局見直し論がある。まず、その是非を見極めること。次の局長のためにも組織の立て直しに務めること」。 この言葉からは、ショートリリーフの心づもりだったと聞こえるが、結果4年半、……
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