【4758号】2年間を振り返って

今総会期の2年間、この足らざる者を尚祈りに覚え、お支え頂いたことに先ず以て感謝を申し上げたい。しかし7月常議員会では、議長団の議事設定の不十分さから、複数の重要案件について「提案者差し戻し」や「継続審議」とせざるを得ず、実質的に議案を不成立としてしまったことに副議長として深く責任を感じる。この場をお借りして関係者に心よりお詫び申し上げると共に、次期議長団の議事全般への真摯な取り組みを期待したい。
教団執行部に批判的な教区と教団との溝は、災害対策においても十分には埋まらなかったと感じている。教団内世論はあらゆる面において二分されたままである。このような状況下にあってはオピニオンにおけるマイノリティーの方が一層閉鎖的となり蛸壺化しやすいのではないか。
元中国大使の方が「中国人と日本人とでは思考構造そのものが違うのだから、それを前提として出会うところからしか外交(対話)は始まらない」という趣旨のことを、昨今の領土問題に関連して語っておられたが、今の教団の乖離状況もそれに近いと思う。そのような中で、対話へのアクションを積極的に起こす余裕をマジョリティーには持って欲しい。と同時に、声高に対話を叫びながら教区総会への問安を拒否するといった矛盾的態度からの脱却も求められよう。ルールを守って対話を前進させ、変えるべきものはルールに則って変えればよいのである。「会議制」とはそういうことであろう。任期の終わりに当たって一言の感謝と希望を述べさせて頂いた。
(教団総会副議長 岡本知之)

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