「ヨセフがいません!」ヨセフ役を担うことになった息子が教会のページェント練習初日を風邪で欠席したとき仲間が叫んだ言葉だそうだ。ヨセフが欠けても、マリアが欠けてもクリスマスはない。▼ページェントには、その他、当然、天使たち、羊飼いたち、東からの博士たちも登場する。加えて幼稚園のページェントには、皇帝の勅令を告知する兵士たち、救い主の父母となる夫婦がベツレヘムで訪ねる宿屋の役もある。どの役もクリスマスに必要とされている。▼子供たちには、救い主お誕生の喜びをたくさんの人たちに伝える役を、神様が皆にくださったのだ、と励ましている。ページェント当日、複数人で担う役は何とかなるとしても、一人役に欠席があると代役手配は大変だ。ひとりも休まず負った役割を果たしてもらいたい。▼使徒パウロは、目が手に向かってお前は要らないとは言えない、と仲違いするコリント教会に実に分かりやすく説いた。あの人は要らない、この……
11月7日、38総会期教団救援対策本部第10回(通算第27回)会議を、教団会議室にて開催した。
まず、10月31日現在の国内募金総額が6億1973万6216円、海外からの献金は2億5555万3946円となっていることが感謝をもって報告された。
続いて救援対策室から、救援対策本部会議予算の執行状況、UMCOR(アメリカ合同メソジスト教会海外災害支援部)への支援申請内容と支援決定通知、救援対策本部委員による各教区での報告会開催計画、被災地での音楽イベント計画、各支援活動拠点と被災地(釜石の仮設住宅など)の現状等の報告がなされた。
これに対して委員からは、ボランティアワークの内容の確認(被災者支援から、農漁業の通常の生活・営業支援となっていないか)と、今後のボランティアのあり方を検討する必要があるといった意見が出された。
被災教区報告として、奥羽教区からは、新生……
10月28、29日の両日、宮城県内において「統一原理問題三教区合同研修会」が行われた。
これは当初、東北教区の「カルト問題研修会」として計画されたものだが、東京・西東京教区からも参加者が与えられ、三教区合同研修会としての開催となった。東北教区ではいくつもの相談が数名の担当者に集中している現状から、カルト問題対策の担い手を広げるためにこの研修会を設定した。
「カルト問題とは何か」では、組織的・計画的手法によって自由意思による自己選択なしで取り込まれるプロセスがマインドコントロールであり、それによって財産や労働力を搾取するのがカルト団体である、という定義が示され、キリスト教系だけではなく仏教系やその他の宗教タイプ、ボランティアや合唱団、スポーツサークルなどの文化活動タイプ、政治運動などを含めた多種多様な姿で増加していること、そしてそれらは大学などの教育機関や被災地にも入り込ん……
10月17~18日、統一原理問題全国連絡会が全国35名の代表を集め(内3名は仏教界、3名は他教派から参加)教団4階会議室で開催された。
昨年の連絡会は9月3日に統一協会教組文鮮明が死去、6~14日にわたって「聖和式」(葬儀)が行われている最中での開催であったが、その後の統一協会内の混乱が始まっている(後継者であった息子たちの失脚、集団結婚式を嫌がり家出する二世の日本人信者続出、中心地韓国清平での日本人女性信者焼身自殺、腐敗幹部に抗議しての献金拒否運動…等)中での開催となった。
曹洞宗龍潭寺住職別府良孝師「統一協会に協力する聖職者達」と、日本聖公会の練馬聖ガブリエル教会卓志雄司祭「日本における韓国カルト集団の起源と現状」の講演がなされた。
別府師は、文鮮明「聖和式」委員として宗教界から多くの聖職者たちが名を連ねている実態を協会側の具体的資料を証拠に指摘。
更……
野田文子氏(隠退教師)
13年10月25日逝去、89歳。東京都に生まれる。'55年日本聖書神学校を卒業。'57年新丸子教会に赴任、'97年まで牧会し、隠退した。
遺族は夫・野田市朗さん。
大木英二氏(隠退教師)
13年11月1日逝去、91歳。栃木県に生まれる。'50年受允、足利東教会に赴任、'54年受按、大館教会、弘前教会、日下部教会を経て、'92年まで花輪教会を牧会し、隠退した。
遺族は息・大木愛一さん。
「救いの泉」として働きを担う
東北教区放射能問題支援対策室「いずみ」開所式が11月1日、東北教区センターにて行われた。開会礼拝として小西望東北教区議長により、イザヤ書第12章1節以下が説き明かされ、我々の罪としての原発の問題と関わりながら、「救いの泉」から御恵みを汲む放射能問題支援対策室「いずみ」の働きが示された。
続いて「いずみ」の顧問であり、みやぎ脱原発・風の会代表篠原弘典氏より、「福島原発事故による放射能被害と向きあうために」と題して記念講演会が行われた。
原発事故による放射能被害の現状が語られ、またそのことに対しての政府の見解の問題点も明らかにされた。「1990年、ICRP(国際放射線防護委員会)勧告は、一般人年間被曝限度を1ミリシーベルトとしました。それは1900年代から続けられて来た放射線研究によって示された数値であります。100年間の歴史的研究成果として示……
10月25日、第38総会期第2回宣教師支援委員会が教団小会議室にて行われた。
加藤誠幹事より宣教師の人事について報告が行われ、その中で数名の宣教師の近況と、宣教師が日本で於かれている現状が明らかにされた。宣教師が着任した場合、担当幹事によって新任教師オリエンテーションが行われることとなっているが、その内容の充実や、現状の詳細な聞き取りが必要であることが確認された。
また、2013年宣教師会議についての評価と報告が行われ、その中で若い宣教師と年配の宣教師の間にギャップが生じてきていること、英語圏から来た宣教師と、それ以外の宣教師の間でコミュニケーションに限界があることなどが報告され、今後の開催の課題として考えて行くこととなった。また、今後はその会議の中で宣教師支援委員会についてアピールをし、サポートについて紹介することとなった。
その流れを受けて、現在、日本の各地に……
「この年になってやっと素直にすべてを神様に委ねることの意味がわかるようになった気がします。老いるということも良いことだと思います」と言われる小槻姉。
幼少期から虚弱で、家で座ってばかりいるような子どもだった彼女は、紙を触っているのが好きで、昔から真似事でちぎり絵をしていたそうです。しかし、今から30年ほど前にちぎり絵教室に通い始め、本格的な指導を受けられると、その才能が一気に開花し、多くの作品を生み出していかれました。それに当時の牧師が目を付け、彼女に12種類の花のちぎり絵を作ってもらい、それに聖句を添えたきれいな絵はがきを作成しました。これは、当時の厳しい教会財政を支えるための教会オリジナル商品として販売され、大変好評を博しました。そして、今も誕生カードやお見舞いなどに用いられたりして、教会の貴重な伝道ツールになっています。
小槻姉には2人のご子息がおられますが、ご長男は……
東北教区の放射能問題支援対策室「いずみ」の開所式で、「原発は電気も産むが、同時に未だその処分方法が定まらぬ能動的毒物とも言われる『放射能』を排出する」との講演を聞いた。都会がその電気を使い、福島にそれを押し付けた慙悸の思いあり。
案内されて津波被災地の荒浜から放射能汚染地に立つ教会の問安に浜通りを南下する。復興工事の大型ダンプカーが行き交う荒れた道にあの日の被害の膨大さを見、次第に家・公園・田畑に「除染中」の立札の林立。
除染土は、黒い袋に包まれて本来秋の実り豊かな農地や丘陵に直(じか)に置かれ、その上に雨よけビニール・シートがかかる。
行き着いたそれぞれの教会に大きく立派な保育園と幼稚園があった。見る限り、そこは地域伝道の一大拠点。福音は先ず集まる子どもらと保護者と地域に向かってダイレクトに届けられる筈だ。
だが、放射能事故は正にここに集約され、「子ども……
カナダ バンクーバー ギルモアパーク合同教会
神の創造の豊かさを摩擦の中にも見出す
昨年9月、思いがけず、西海岸バンクーバー空港の町、リッチモンドに位置するギルモアパーク合同教会から招聘されました。カナダ合同教会に属する多くの教会がメンバーの高齢化と財政難に苦しむ中、ギルモアパークは、15年前に教会の土地建物を再開発して、隣にシニア向けケア付き住宅を建てて財政問題を解決、さらに、その収入を基に地域への活発な奉仕活動を展開するユニークな教会です。
日曜日の礼拝出席は80名ほどで、決して大教会とは言えませんが、礼拝・牧会担当のメギー・ワッツ・ハモンド牧師と共に、教会教育・社会奉仕担当牧師としてあえてアジア系移民のわたしを招聘した背景には、リッチモンドに増え続けるアジア系移民をもっと教会に招き、その求めに応えたいという招聘委員の祈りと願いがあったと聞きます。
多文化多民族の……