【4797・98号】教務教師神学教師からの声 教会から生まれたキリスト教学校

川俣  茂
(清教学園中学校宗教主事)

 「キリスト教学校の教務教師となるからは、開拓伝道に携わる心持ちで!」。教会担任教師からキリスト教学校の聖書科教諭に転任する際、ベテラン教務教師から贈られた言葉です。それからはや8年が過ぎ、教務教師としては9年目となりました。

 「聖書科教員って堅苦しい」という先入観がどこかにあるのでしょうか。着任する際、「まずは職員室に常駐してほしい。職員室にいるのが仕事だ」と強く要望されました。長い間「専任」という形で、そして「教務教師」が存在していなかったこともあってのことでしょう。着任2年目にはクラス担任を経験しましたが、他の教科の先生方と同じ土俵で、「同じ労苦を味わってほしい」というのが理事長や校長の思いだったようです。教科指導だけではなく、学級運営・特別活動運営などなど、他の先生方と同じように扱っていただき、とりあえず「同労者の一人」として認めていただけたのかな?と思っています。他の先生方からは(いい意味で)「本当に聖書科、教務教師ですか?」と問われるくらいになりましたから…。その問いに対する答えは生徒の方がよくわかっているでしょう。

 ところで、勤務校の源流となるのは、日本基督教団大阪長野教会(現・河内長野教会)であり、その日曜学校から生まれた「清教塾」です。その中からキリスト教を基とした学校が必要だとの声があがり、塾生(中学生)自身が学校設立のための募金活動に立ち上がりました。1949年12月には「すくどかき(落葉拾い)」が行われ、塾生から初穂となる770円が献げられました。幾多の困難がありましたが、1951年4月6日、清教学園中学校が開校しました。従って学校と教会の関係を考える際、他のキリスト教学校とはちょっと違った、「学校と一教会」という関係、「教会立学校」とでも言った方がいいでしょうか、それがあらゆる場面でベースになっているともいえます。

 学園の卒業生名簿を見ていると、伝道者を多く生み出していることに気づかされます。学園がさまざまな形で、折に触れ「福音」を語り続けてきた結果であると思います。私個人としては、生徒や教職員の中から洗礼を受ける人が一人でも多く起こされてほしいとも思いますが、それ以上に伝道献身者が起こされてほしいと願い続けています。それが教会に対する一つの「協力」であると思うからです。

 私自身は2年前からは学校での職務に加えて、教会の代務者も兼ねることとなりました。それまで主日礼拝に出席しても「一礼拝者」としていることができたのですが、そうもいかなくなりました。教会の主日礼拝説教準備や役員会準備、教会の諸手続きなど、学校での繁雑な業務に加えた形で入ってきました。「強いられた恩寵」とはよく言ったものですが、御言葉と教会に仕える喜びも同時に経験させていただいていることは感謝です。

 最後に。教会の皆さんは、地域にあるキリスト教学校のことをどれだけ知っていてくださるでしょうか(地域にない場合は申し訳ありません)。ぜひ知って支えてください。私たちも教会のことをできる限り支えたいと願っています。「教会とキリスト教学校は車の両輪」、その仲介をするのが教務教師だと思うと同時に、「教会立学校」はその証しを神から求められていると思う今日この頃です。

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