【4797・98号】人ひととき 吉村 愛子さん 讃美歌に導かれて

 吉村愛子さんが初めて萩教会の礼拝に出席したのは、1960年の6月、偶然ある人に誘われて行ってみた礼拝。そこで歌われていた讃美歌が、女学校時代に聞いた思い出の曲だった。歌が大好きで、思わず大きな声で歌った。この出来事がなかったら礼拝に出席し続けることも、信仰をもつこともなかったと言う。

 半年後のクリスマスに洗礼を受けた。教会の交わりは、この世の交わりとは何かが違うと思った。キリストの愛を感じ取ったのである。

 すぐに教会学校の奉仕者に抜擢され、以来30年間務めた。この務めを通して得た聖書の学びや信仰の糧の豊かさが吉村さんにとって大きな賜物となったと振り返る。

 役員としての働きは22年に及ぶが、役員を退いても、尚、奉仕しているのが毎週の週報の原稿作成である。教会が代務者を必要とした時期から、着任したばかりの若い教師を助けるために始めた奉仕が今も続き、26年間に亘る。教会で分からないことがあると、吉村さんの誠実に整理された資料と確かな記憶が助けとなる。

 吉村さんは主の日の礼拝を心から大事にしている。会衆が讃美歌を歌う時に、どことなくアルトの美しい声が聞こえてくる。吉村さんである。

 実は、その吉村さんの讃美歌の裏表紙には密かに、一枚の写真がはさんである。それは69年前に戦死した大切な人の写真。吉村さんは礼拝には必ずその写真を持参する。その人と共に礼拝を守るためである。

 毎晩、その人のために執りなしの祈りをする。自分が礼拝を休まないことが、この人も礼拝を休まないことになると。神様は必ずこの人も救って下さると信じ、天国での再会を楽しみにしている。

 吉村さんは、心から平和を愛し、教会を愛している。その信仰者としての姿は凛としてキリストの愛の香りを放つ。

1924年韓国馬山生れ。終戦後、両親と山口県萩市に帰る。萩教会員。趣味・星空観察。

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