【4797・98号】神学校等人権教育懇談会

 第27回神学校等人権教育懇談会が3 月24日午後から25日午前まで、姫路教会と日本基督教団部落解放センターを会場に開催された。教団の部落解放センターと5神学校からの参加者及びスタッフ合わせて14人が参加した。

 開会礼拝説教は会場提供をしてくれた姫路教会の山口義人牧師が担当。東日本大震災での人の死と今なお続く避難生活者に触れ、他者の痛みや悲しみを自分の内面で受け止めることが差別を乗り越えていく原動力になると力強く語った。

 その後、ある政治家の出自調査を某新聞社系週刊誌が行い、そのことで部落差別を助長させたことについてOさん(部落解放同盟)から詳しい説明があった。特に印象に残ったことは、人間の社会流動性が顕著な現代において、「自分の先祖をたどっていくならば、被差別部落との関わりがあっても不思議ではない」というOさんの指摘でした。自分を聖なる存在として特別視する傾向が宗教には生まれやすいが、そういう意識の陥穽を指摘された気がした。キリスト教も含めて宗教には聖性を追求する側面があるが、それが無自覚なままだと差別を生み出したり黙認する危険性がある。

 その具体例として、兵庫県宍粟市で秋祭りの神事に参加させない神社の部落差別現場をフィールドワークした。その秋祭りでは4台のヤタイ(大きな神輿のようなもの)がお祓い、お旅時、ヨセ(ヤタイ同士のぶつかりあい)などを行うが、被差別部落と言われる地域から参加しているヤタイは清めの儀式中は境内に入らないで校庭などで待機する。それでもその地域の人たちの大多数は、秋祭りに参加できることを良しとして受容しているという。内面化してしまった差別意識に関わる難しさを感じた。

 翌日はセンターにおいて講演とフィールドワークの振り返りがあり、センターの諸活動の説明が東谷誠運営委員長からなされた。また、全国の教会・伝道所向けに映画「SAYAMA」の無料貸し出しを9月末まで行っているので、上映会実施のアピールがあった。次回の神学校等人権教育懇談会は15年3月24日に東京浅草で行う。
(高橋克樹報)

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