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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4787号】教誨師会♦研修会・教区代表者会 J・サック氏講演に聴く

2013年12月7日
 日本基督教団教誨師会「研修会・教区代表者会」が7月29、30日、日本基督教団軽井沢南教会において、33名の出席で開催された。この研修会は設立から毎年行われ、今年で4回目となった。  教団教誨師会は、教団伝道委員会の協力を得て、刑務所や少年院をはじめとする法務省所管の矯正施設において宗教教誨にあたっている教団教誨師の働きを支え合い、その宣教の使命を果たすことを目的としている。その働きの重要な一つとして、「研修会と教区代表者会」を毎年、開催している。  今年度は、都会から離れ、避暑も兼ね、自然豊かな軽井沢での開催とした。軽井沢南教会の宮澤豊牧師には、会場教会として心からのもてなしを受け感謝であった。  研修は、ルーテル学院大学教授で府中刑務所において外国人被収容者への教誨も行っているジェームズ・サック氏を講師として、「外国人被収容者への教誨」と「スピリチュアル・ペインとその……

【4787号】宣教研究所委員会 宣研管理資料の整理・保存を協議

 今総会期の宣教研究所委員会は、9月6日に第3回、10月11日に第4回を、いずれも日本キリスト教会館で開催した。  7月および8月に開かれた2度の作業部会を受けて「改訂宣教基礎理論」第一次草案の修正に多くの時間を費やし、その結果、第二次草案を常議員会に提出するに至った。  第一次草案に対する応答は、教団諸委員会や多くの教区から郵送、ファクシミリ、Eメールで既に送られて来ていたものである。当委員会ではそのすべての意見、提案等を読み合わせ、個別に検討することになった。重複している意見は特に慎重に吟味したと考えている。  その際、多数の箇所で表現の簡素化をはからねばならなくなったことは否めない。しかし、それゆえ第二次草案は、第一次草案に比して凝縮された文章になった。修正部分のすべてをここに列挙することはできないが、第二次草案を既に常議員会に提出したことから、何らかのかたちで公表……

【4787号】《東京教区・東日本大震災特別礼拝》 5支区聖歌隊が讃美

 東京教区の東日本大震災を覚える特別礼拝が、10月27日午後、銀座教会で開催された。  礼拝〈司式・鈴木秀信(船橋教会)、奏楽・草間美也子(銀座教会)〉で岸俊彦牧師(経堂北教会)は、「時」と題する説教(ヨハネの黙示録1・1〜3)で、「黙示録の著者ヨハネの『時』とは、キリストの『時は満ち、神の国は近づいた』の『時』であり、過ぎ行く時間でなく、特別な決定的な『時』だ。決定的な『時』の開始は、産みの苦しみの始まりだとキリストは語った。3・11は、まさに決定的な『時』に違いなく、ますます先行きの見えない、困難な時代となった。神の計画と必然は、私たちには計りがたい。だから、いつも目を覚ましていなければならない。ヨハネは、礼拝を考えて黙示録を書いた。神の御前に集うこと、礼拝者の幸いが分かる。教会で真の礼拝の実現する時が、終わりの時の光景だ」と述べた。  礼拝後、長崎哲夫総幹事、飯島信救援対……

【4787号】社会事業奨励日メッセージ

 東日本大震災を覚えて、多くの祈りが捧げられてきました。被災された方々を覚えて、多くの祈りが捧げられてきました。宗教法人立、社会福祉法人立、その他の法人立にかかわらず、また無認可のボランティアの皆様を覚えて、祈りが捧げられてきました。特別の思いをもって、働きを担っておられる皆様を覚えて、祈りが捧げられてまいりました。そして今も、祈りと共に、全国の諸教会から、日本基督教団東日本大震災救援募金が捧げられています。深く深く感謝をいたします。  今年も12月第一主日の「キリスト教社会事業を覚えて祈る日」を迎えます。日本全国に、多くの働き人が散らされています。十分に光の当たっていないところには、さらに光を当てようとしているわたしたちの仲間がいます。継続が大事な福祉を、心を込めてこれからも続けようと努力している仲間がいます。そして東日本大震災の中で、心のこもった福祉を実践しようと心がけている仲間……

【4787号】《東中国教区宣教部社会委員会主催》部落解放劇

東中国教区にて初めての試み  10月28日、東中国教区宣教部社会委員会主催の部落解放劇が岡山教会に於いて行われた。これは東中国教区で初めての試みであった。  今回のテーマ「希望を生みだす」(ローマ5・3〜5)によって行われるのは4度目であった。  劇の内容はある教会で過去におこった部落差別が問われるものである。  5年間無牧の教会があった。そこに転任してきたばかりの、新牧師は部落差別問題などの研修に力を入れていく。ある日役員の南森に「もっと大事なことがあるのではないのですか」と言われ教会のあるべき姿が問われていく。そんな中で牧師は教会の女性谷田から牧師になりたいと相談をもちかけられ、また狭山事件に取り組む青年やまぐちの後押しもしていくことになる。やがて牧師は近隣の居酒屋のおかみから教会で5年前にあった部落差別について聞かされる。  やまぐちの活動が問題視されるも、……

【4787号】委員会コラム 部落解放センター運営委員会 全ての差別がなくなるため 東谷 誠

 私は依頼を受けて教会や神学校にお話に伺うことがよくあります。その中で様々な声があります。ある集会で「私はクリスチャンです。聖書には、みんな神様に愛され、平等だと書かれています。だから差別をしたことがありません。私は、被差別部落の人が差別を受けて大変苦しい思いをしているのを知っています。だから、私の家族がこんな事になったらと思うと被差別部落の方との結婚に反対します。そんな親の気持ち分かって下さいますね」と話されました。結構多くの方の思いです。私はその方に部落差別の起こり(現代であれば差別されない事象)、なぜ今も差別が残っているか、それをなくしていくにはどうしたらいいか、そして聖書はどのように語っているかを話します。差別はどのような理由があってもよくないです、と話します。  部落解放センターは日本基督教団の業務機関として設立されました。教団の大阪分室としてセンターが開所して32年になり……

【4787号】消息

河村 博氏(高円寺教会主任担任教師)  13年9月30日逝去、69歳。神奈川県に生まれる。'73年日本聖書神学校を卒業。同年志布志教会に赴任、溝ノ口教会、蒲田新生教会、調布教会を経て、13年より高円寺教会を牧会した。  遺族は妻・河村英子さん。 榮 英彦氏(隠退教師)  13年11月4日逝去、82歳。樺太・豊原に生まれる。'57年東京神学大学大学院を修了。同年奄美大島で開拓伝道、瀬戸内町伝道所、瀬戸内教会('61年設立)、札幌教会、麻生伝道所、麻生教会('72年設立)を牧会し04年隠退、07年復帰後12年まで札幌教会を牧会、隠退した。  遺族は妻・榮潤子さん

【4787号】「隠退教師を支える運動」全教(支)区推進協議会を終えて 信徒の篤き祈りによって溢れ出る奉仕へ

 隠退教師を支える運動」全教(支)区推進協議会が、去る10月8日より9日の二日間、教団会議室で開催されました。出席者は長崎哲夫総幹事、田安晴年金局理事長、櫻井淳子年金局業務室長の陪席を頂き、計良祐時監事、高橋豊監事共々、31名でありました。  会議に先立って、開会礼拝が捧げられ、長崎総幹事により、コリントの信徒への手紙二8章1〜7節のみ言葉による「パウロの慈善の業と奉仕」と題する説教を戴きました。  「『施すこと』『奉仕をすること』は、豊かな中にある有り余るものにおいてなされるものではない。貧しくとも、自ら進んで豊かになす所のものだ。パウロは福音の伝道者としてその生涯を語り続けると共に、エルサレムの貧しい聖徒のための托鉢を貫いた。献金は、究極的に献身すなわち、『自らを主に献げる』こと、しかも喜んで献げることによって、主にあって豊かにされるからである。パウロはその大事業を、十字架……

【4787号】▼世界宣教委員会▲ 宣教師派遣式行われる

 第38総会期第3回世界宣教委員会が10月18日教団会議室において行われた。  韓国・釜山で開催される第10回WCC総会に、当委員会の秋山徹委員長が出席することが報告された。また、吉岡光人委員が出席したスイス・チューリヒで行われた「宗教改革5百年記念準備会議」の報告があった。  委員会に引き続いて、在外教師としてシンガポール日本語キリスト教会に赴任する松本章宏牧師の派遣式が鍋谷憲一委員司式、秋山委員長の説教により行われた。    松本宣教師の任期は2013年3月1日から2016年3月31日までである。同牧師は既にシンガポールに赴任し同教会での働きを始めているので、今回、一時帰国に合わせて派遣式という運びとなった。  派遣式にはシンガポール日本語教会の現会員や元会員、更には松本牧師の前任地であるインドネシア・ジャカルタ日本語教会の関係者の出席もみられた。日本語教会のメン……

【4787号】人ひととき 小林 香太さん 賜物をお返しする讃美を

 音楽の素養はすべて教会の礼拝で歌われる讃美歌によって培われました」と語る小林香太さん。幼少期から、キリスト者である両親に連れられ教会に通う。幼児洗礼を受け、15歳の時に信仰告白をした。物心ついた頃には、讃美歌のメロディーとオルガンのハーモニーの虜になり、家のエレクトーンで夢中になって讃美歌を弾いていたそうだ。  本格的に声楽曲を歌うようになったのは、高校2年生の頃。オペラをやっていた音楽教師を通して歌うことの楽しさを教わった。  大学進学を考える頃、音大への想いもあったが、たまたま出かけた同志社大学グリークラブの演奏会で、一瞬で心変わりし、進路が確定したという。  「歌う体育会」と呼ばれることもある、1904年からの伝統がある同志社グリーで合唱漬けの日々を送り、後半2年間は指揮者を務めた。  学内礼拝での奉仕はもちろん、国内のみならず海外への演奏旅行等、活発に活動……
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